最近、医療機関や介護施設の「不正」の摘発事例が増えています。もちろん、以前より経営が難しくなったのもありますが、これまでと違うことがあります。
1.細かい金で摘発される(でも本当の金額はすごい)
2.芋づる式(奈良県の山本病院と行路病院ネットワークがいい例ですね)
3.保険医剥奪(これは怖い)あるいは指定取り消し
元々介護報酬などはサービスメニューが8つと少ないので摘発が簡単とも言えますが、開業医の細かい不正行為についても増えているのは下記の「支払基金 10年度査定件数30%増、改定とコンピュータチェックで」ように「減算査定」を積極的に行ったり、過剰を理由に打ち切る事例があるからです。
今後、「架空請求で||Φ|(|´|Д|`|)|Φ|| (タイーホ):ニンニク注射→この辺りが要注目
」や「不祥事の再発防止☆透明性が求められる・・・」で書いたように金銭目当ての医療については、現在は必ずお会計の時にレセプトと同じ内容を渡すことになっているので、不正は減る・・・しかし食えない病院はどうするか?。
先日教えてもらったのですが、世の中、金あまりの中で、明らかに変な方向に行っていて、「民間病院の経営破たんブーム到来?」や「民間病院の整理統廃合のゆくえ」のようにやや古いタイプの院長先生(それは昔は良かったのですが)が経営されている所で、負け組病院にカテゴライズされて、そこへもって震災でお金が回らなくなった病院。
その所有する資産(不動産など)を目的にお金を吸い上げるためにいろいろとする業者がいるようで、徐々にそういった病院は本業の医療ではまかなえず、違う形のビジネスを行い(逸脱ですね)、そして摘発や資金繰りの悪化などをきっかけに不良病院が撤退が続くように思います。
↓参照

今の時代、「夕張」や「銚子」、「舞鶴」のような目に見える「聖地」こそ少なくなりましたが、その中で目に見えない病院の撤退競争がはじまっているとも言えます。
過去20年ほどで日本は病院が約15%ほど消えています、いずれもっと減るはずで、それはこの時代にあわせられなくなった所です。
不正は表に出ただけで、いつの間にかオーナーや取引銀行が変化していたり、医師や看護師の流出など見えている範囲だけではわかりませんが、裏側にはもはや、個々の病院や診療所の経営努力なしに永続は困難な時代になったのか、あるいは国民や患者さんのニーズや時流にあわせた経営戦略が必要になったのだと思います。
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Risfax【2011年6月21日】
支払基金 10年度査定件数30%増、改定とコンピュータチェックで
社会保険診療報酬支払基金は20日、10年度の審査状況を発表。それによると、医科歯科計で年間6億1226万件の請求件数に対して、原審査で支払基金が査定したのは663.1万件、査定件数率は1.083%だった。前年度に比べ請求件数が2%増であったのに対して、査定件数は30%増の大幅な増加だった。この結果について支払基金は、「10年度の診療報酬改定に伴う『明細書発行体制等加算』などの施設基準に係る算定誤りと、コンピュータチェックを契機とする査定が増えたことによるところが大きい」と分析している。
点数では、請求点数は1兆1349億5618万点で、うち支払基金が査定したのは24億6516万点、査定点数率は0.217%だった。前年度と比べ請求点数が5%弱の増加であったのに対して、査定点数率は13%増となっていた。
支払基金におけるコンピュータチェックは10年以降に本格化してきているが、すべての電子レセプトについて「医薬品の適応や用量」に疑義がないかをデータベースと照合するコンピュータチェックを10年2月に導入、10月からは「診療行為と傷病名の適応」について、同様のチェックを開始している。これらにより、コンピュータチェックを契機とする原審査査定点数への「寄与」は、09年度が33.5%で、10年度は40.2%と、1年で7ポイントちかい伸びだった。支払基金は、この寄与率を15年度に7割程度まで引き上げる数値目標を掲げている。
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