救急病院の勤務医が疲弊しているのは半分以上は入院も救急車の利用も不要な患者さんが殺到するためです。
そういう意味では、日本人全体が「無料タクシー」がわりに利用する習慣をやめるために、時間外だろうとなかろうと、すべての救急車を有料にすべきと思います。国民の健康を守る最後の砦ですが、無闇に使う国民がいます。
夕張もそうでした。結局、住民が無料だからと利用しつづけていました。村上先生が濫用を辞めるように働きかけてぐんと減りました。
もちろん、入院になるなど救急医療が必要であれば無料でもいいでしょう、しかし本来の入院治療が必要なのは少なく、「タクシー代わり」でした。イギリスのように「意識を失った人しか使えない」ように制限してもいいですが、それでは困るから有料でいいでしょう。
しかし、朝日新聞の記者も、酷いですね。
「病院の前で救急車を呼んだ。安易な救急車利用をどう考えるのか」とタイトルするべきなのに「救急車、患者搬送せず引き返す」だもんなぁ。
そして静岡県で「現時点での有料化は「時期尚早」」だなんて甘い。日本の救急医療は、国民によって崩壊する・・・そしてこれが高齢者が増えるに従って、もっと酷くなる。それを政府は国民に「適正な利用を」といった適当な広報しかしません。
このまま救急医療が崩壊するのは、国民の自業自得といってもいいでしょう。
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【静岡】救急車利用 有料化、時期尚早
朝日新聞 2010年10月23日
不要不急の救急車要請が後を絶たない問題で、救急車の有料化を検討していた県市長会の作業部会が22日、湖西市内で開かれた定例会で報告書を提出した。適正な利用者が要請をためらう可能性などを挙げ、現時点での有料化は「時期尚早」と結論づけた。
作業部会は5月から検討を開始。富士宮市民50人を対象にしたアンケートでは6割以上が有料化に賛成していた。
消防組織法は、市町村が救急搬送料を徴収することを規制している。このため、作業部会は徴収方法として、医療機関への対価として「救急搬送患者受入料」を新設することや、救急搬送を特別の医療サービスとみなして保険適用対象外とすることなどを提案した。
一方で、有料化のマイナス面として、低所得者が救急要請をためらって死亡する恐れが生まれることや、徴収金額を医療機関の判断に委ねると不平等が生じる点を指摘。また、消防司令センターに医師を常駐させるなど、救急現場の負担軽減策が不十分であることにも言及した。
作業部会はこれらの理由をもとに、「まずは啓発活動に力を入れるべきで、有料化は時期尚早」とした。さらに「搬送者による料金徴収は法の制約がなかったとしても、現時点では適切とは言い切れない」と結論づけた。
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【島根】救急車、患者搬送せず引き返す
朝日新聞 2010年10月24日
◆自分で消防署へ、その後搬送◆
江津市の会社役員の男性(53)が、119番通報して救急車を要請したところ出動を拒まれ、タクシーで江津消防署に行き事情を説明すると、浜田市の医療機関に救急車で運ばれたことが23日、わかった。江津邑智消防組合消防本部は対応が不適切だったとしている。
男性によると22日朝、尿管結石の治療を受けるために江津市の病院で外来診察の順番を待っていたところ、激痛に見舞われた。看護師に訴えたが鎮痛剤をす ぐには処方されなかったため病院外から119番通報した。救急車は男性の近くまで来たが引き返し、その後も2度通報したが拒まれた。出向いた江津消防署で 事情を説明すると、救急車で運ばれたという。
同消防本部総務課は「男性から最初の要請を受けた後、病院から『うちで対応する』と電話があったので出動した救急隊に戻るよう命じた。病院近くからの通報だったこともあるが、男性に接触するべきだった」としている。
男性は「目の前まで救急車が来たが引き返した。命をどう考えているのか」と話している。(菱山出)
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