今年の春の改定は、この不景気においてプラス改定でした。これも「医療崩壊」というキーワードやこれまで放置プレイ状態におかれてきた外科医などの待遇改善を目指したもので、当然反作用として、開業医にとってはあまり嬉しくない状況だったようです。
もっとも、自分は開業医というのはそういうリスクも込みだと思うのです。日本全国でコンビニ4万軒、クリニック10万軒ある中で、採算がとれなければコンビニどころか老舗百貨店でも閉店に追い込まれるご時世です。
そういう中で、今後注目されるのは「慢性期医療」でしょうね。厳しいこれまでのマイナス改定を乗り越えてきた医療療養病床と介護療養病床、そしてDPCに参加していない「nonDPC一般病床」の行方をこれから占う意味でも、下記の図は面白いかと思います。
厚労省が行 なった『療養病床再編成に係る調査』です。何が話題となっていたかと言えば、その調査対象です。調査目的は「療養病床等の入院患者と施設入所者の状態像 を、共通尺度を用いて横断的に把握すること」にあります。そのため『医療療養病床』『障害者病棟・特殊疾患病棟』、また『介護療養型医療施設』『介護老人 保健施設』『介護老人福祉施設』と医療・介護横断的なものとなっています。しかし何とこれら対象のなかに『一般病棟15対1入院基本料』『一般病棟13対 1入院基本料』(全国2000施設対象)が含まれていたのです。(以下略)
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この結果を一列にならべたのが上記の表です。別にこれをどうしろではなく、こういう数値で見ると、わかりやすですね。
ということは厚生労働省は、凍結されている「介護療養型病床」の廃止はともかく、DPCに含まれないベッドについては在り方をふくめて検討しているということでしょうね。
まぁ、そういった話題を討論する審議会があります。それについて書かれている本が初めて世に出るようです。いずれにせよ、この審議会が日本の未来の医療提供状況を決めています。
行列のできる審議会~中医協の真実
出版社: ロハスメディア (2010/10/20)
著:新井裕充
言語 日本語
ISBN-10: 4990346173
ISBN-13: 978-4990346171
発売日: 2010/10/20
内容紹介
高齢化のピークを15年後に控え、医療が壊れる瀬戸際まできているのに、最も効果的な対策を打ち出せるはずの審議会『中医協』では、患者・国民や末端の 医療従事者の目が届かないのをよいことに、業界団体内の権益の綱引きが行われ、それを糊塗するための茶番が日夜繰り広げられている。
医療業界内で「誰よりも詳細に中医協を報じる男」として知られた著者が、2010年度改定の経過を追いかけながら、業界のリーダーたる「偉い人」たちの発言と行動を丁寧に書き留めた。
公表されている”改ざん”後の議事録を読んでも絶対に分からない事実、腹立たしくも滑稽な"偉い人たち"の姿がここにある。
多くの人がこの現実を直視しないと2012年度改定でも、きっと同じことが起きる。
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そういえば、下記のような特集を取り扱った週刊誌が出て来ました。現在、現役退職時期さしかかっている団塊の世代にとっては興味や関心度の高い話題でしょうね。
問題は、介護保険は健康保険同様、かなりの部分を国が 指示しているように見えます。いずれにせよ、行政のやり方を変えて行く必要性を感じています。
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頑張らない 介護 & 安心の 老人ホーム
週刊ダイヤモンド 2010/10/23号

Part 1 介護の現実
Part 2在宅編
Part 3施設編
Part 4 老人ホーム格付け
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