先日、[NHK「逸脱する“病院ビジネス”」を文字起こし☆]でご紹介したNHKの番組が本になったようです。

 健康保険が厳しい中、「金の成る木」ってありきたりの描き方しているけど、借金だらけになったらそうするしかないよなぁ・・・です汗。

 

 この病院の事件化に際しては、大野病院の判決もあって、警察側が捜査に乗り出すのが躊躇されたとかあって、やはり警察もそういう意味では医療を刑事裁判に扱うには慎重になったようです。

 

 というか、この山本病院は患者さんを不要な手術を行って死なせるなど完全にクロですので、排除されるべき思われますし、行路病院を単なる「病院ビジネス」という書き方をするのはちょっとまた・・・です。

 

NHK追跡!AtoZ "逸脱する病院ビジネス"

出版社: 宝島社 (2010/9/15) 1300円

 今 年5月に放映されて大反響を呼んだNHKドキュメンタリー番組の単行本化。生活保護の受給者を集める暴力団、彼らを受け入れ、過剰な治療や検査で診療報酬 を得る病院。こうした裏のビジネスは、高齢者医療の現場にも広がっていた……。 52%の病院が赤字といわれるなか、経営に苦しむ医療機関はあの手この手で利益を上げようとしている。未放映だった、病院乗っ取りの実態などにも触れなが ら、日本の医療が直面している診療報酬制度の限界を描く。1年に及ぶ取材の成果をまとめた戦慄の調査報道。医療関係者、患者必読の書!


 

 たしかに福祉を食い物にするのは悪いことです。ただ、病院というのは非営利だけではできません。

 

 ちゃんとした医療を行うには医師や看護師を確保しないと難しくなっています。公立/民間病院が経営的に行き詰まっているのは、この「人材不足」もあります。

 その中で、へき地にある公立病院が「医師不足」や「看護師不足」で悲鳴をあげて努力しませんし、民間病院は努力して、採算性の高い事業にのめり込むしかないのが現状でしょう。

 

 もちろん、医師も病床という既得権益を手放さないのもありますが、今後、入院医療の機能分化が進む中、生き残るために自分の立ち位置を早く見つけて欲しいものです。

 というか、いずれDPCによる監視強化よってガラス張りになれば入院での医療行為について逸脱もできにくくなります。採算に合わない医療行為をするにはそれなりに事業規模が必要です。

 

 今後、生き残れる病院とそうでない病院の差は広がって行きそうです。淘汰される前に、施設への転換、在宅医療、緩和ケアなどニーズのある所へ徐々に動いて行って欲しいものです。


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大病院と中堅病院、収益力の二極化くっきり 帝国データ調査
産経MSN 2010.9.25


 年間総収入が30億円以上ある全国の民間病院事業者で、平成20年度までの3年間の最終損益が判明した法人のうち、3期連続で黒字を確保した法人が5割 あまりある一方、3期連続で赤字に陥った法人も1割弱あったことが、信用調査会社「帝国データバンク」のまとめで分かった。赤字法人はすべて中堅事業者 で、診療報酬の引き下げや特定の大病院の“ブランド化”が進んだ中、民間病院の経営で二極化が顕著となっている実態が表れた。
 同社は、兵庫や岡山の大規模病院が昨年、相次いで民事再生手続きを申請したことなどを受け、医療法人や社会福祉法人、財団法人など全国803事業者の決算状況を調査した。
 その結果、20年度(21年3月期)が前期より増収となったのは66%の530法人で、規模が大きい法人ほど増収の割合が高かった。
 また、過去3年間の最終損益が判明した547法人のうち、3期連続で黒字を確保したのは55%の301法人。逆に3期連続で赤字だったのは8・2%の45法人で、すべて年間総収入が300億円未満の中規模事業者だった。
 帝国データバンクは「長く続いた診療報酬引き下げのほか、患者の大病院志向が高まり、中規模以下の安定経営が難しくなっている」と分析している。
 一方、全国に144ある国立病院は20年度、約7割が黒字を確保。しかし、地方自治体が運営する公立病院は、逆に約7割が赤字となった。

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民間病院収益二極化、診療報酬下げが直撃 “医療弱者”へ悪影響も
産経BIZ 2010.9.25

 民間の大規模病院と中小病院で、経営状態が二極化している実態が明らかになった。背景には、政府が長らく続けてきた診療報酬の引き下げによる「淘汰の誘 導」や、高評価を得る優良病院への患者の集中があるとみられる。ただ、明治以来日本の医療の中心を担ってきた民間病院の減少が進めば、患者の選択肢の狭ま りや、地方の高齢者など“医療弱者”への悪影響も懸念される。
 厚生労働省の統計によると、平成2年に1万を超えていた全国の病院数は、22年3月末時点で約8700施設に減少した。
 その大きな要因となったのが、診療報酬の改定だ。22年度は全体で0・19%の引き上げとなったものの、自民党政権が続いた21年度まで、10年連続で計7%も引き下げられた。
 大阪市の中堅病院院長は「今後(診療報酬引き下げを)意図的にやれば、病院経営の淘汰はさらに進む。国は民間病院を整理し、公立病院を残すことしか考えていない」と憤る。
 この院長は「僻地医療を公立病院だけで支えられるのか」と警鐘も鳴らす。実際、民間病院が破綻した地域では、公立病院も医師不足から診療科が減り、結果的に住民が地域内で必要な診療を受けられなかったり、選択肢が狭まったりするケースも表れている。
 一方、都市部の大病院も安泰とはいえない。東京都心で約500床を抱えるある総合病院は、最高水準の医療体制が高く評価され、著名人も数多く利用するが、本業である医業損益は赤字で、不動産の運営益で全体の黒字を確保しているのが実情だという。
 医療関係者は「模範的な医療を提供しても、赤字経営は避けられないという事実に、国も国民も気づいていない」と指摘している。
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☆お知らせ☆

「中原支援の会」 最後の総会・シンポジウムの御案内

 最高裁で本年7月異例の和解をもって終結した中原過労死訴訟。7年に渡った裁判と支援運動を振り返り、その意義を考えます。
 「小児科医師中原利郎先生の過労死認定を支援する会」最後の総会・シンポジウムの御案内です。ぜひご出席ください。(転送歓迎)



◆日時:10月16日土曜日
 午後4時~6時半:総会・シンポジウム
 午後7時~9時:懇親会

◆シンポジウム内容
 「医師と患者のいのち守るために:中原裁判の意義と日本の医療(仮題)」

★シンポジスト(順不同、敬称略)
・植山 直人:全国医師ユニオン代表
・阿真 京子:『知ろう!小児医療 守ろう!子ども達』の会代表
・川人 博:訴訟担当弁護士
・中原 のり子:訴訟原告、薬剤師
・千葉 智子:訴訟原告、小児科医師
・川井 猛=司会兼務:ジャーナリスト

◆会場:ホテル銀座ラフィナート(http://www.raffinato.jp/)

 7階「月光]=総会・シンポ/「日光」=懇親会
 中央区銀座1-26-1 電話03-3564-0888
 都営浅草線宝町駅A1番出口から徒歩1分。
 有楽町線銀座一丁目駅7番出口、新富町駅2番出口から徒歩3分。
 銀座線京橋駅2番出口から徒歩5分。
 JR有楽町駅から徒歩10分。

◆参加費
 総会・シンポジウム:無料
 懇親会:5,000円

◆申し込み:9月30日(木)締め切り

 参加希望者は、下記サイトからお願いします。
https://sites.google.com/site/nakahara20101016/1016sympo

なお、電話、ファックスでの申し込みも受けつけます。
 電話:090-6133-0090
 ファックス:03-3552-2888

なお、参加希望者が定員を超過してしまった場合に、
締め切り前に参加申し込みを終了する場合があることをご了承下さい。

 

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