今日も続く、ブラック病院シリーズ・・・昨日の「非道なブラック病院を訴えよう☆「ハイリスク分娩管理加算」病院が産科医を搾取」でとりあげた、ブラック病院ですが、何も民間病院だけではございません。
最近、診療報酬の返還命令を受けている公立病院が立て続けに発覚しています。理由は二つあります。
一つは医療事務にあたる専門家があまり(公立)病院にはいない、あるいは居ても短期間のうちに転任するため、ノウハウの蓄積もないこと。
あと一つは恣意的に診療単価の引き上げのために不正請求をしている可能性があります。
昨日のハイリスク分娩管理加算だけではなく、実は大きい病院は「総合入院体制管理加算」というのを国の定めた通りに体制を整えれば毎日余分に診療費を取れます。(1日120点ということは1200円。14日入院したらそれだけで1.68万円増収です)
そのためには昨日もお話したように
「勤務医の負担軽減のための計画」は職員等に周知させることになっているのですが、肝心の産婦人科医や勤務医には周知されないまま加算を取ったりしてる可能性があります。(下記の資料では「「入院時医学管理加算」になっていますが、今年の春の改定からは「総合入院体制加算」となっています)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/04/dl/s0422-4d.pdf
(4) 病院勤務医の負担の軽減に対する体制がとられていること。
ア 病院勤務医の負担の軽減に資する具体的計画(例:医師・看護師等の業務分担、医師に対する医療事務作業補助体制、短時間正規雇用の医師の活用、地域の他の保険医療機関との連携体制、外来縮小の取組み等)を策定し、職員等に周知していること
ちなみに、総合入院体制管理加算を取得している施設はすでに相当数あり、その一覧表が先日、じほう社のJapanMedicine2010/9/15号に一覧表が出ていました。

もちろん、上記の病院は届け出している訳ですから、地域の厚生局の認可が降りている訳で、間違っても「周知徹底」していないままに診療単価を上げるためだけに取得していないと思います。
ただし、万が一、不正が発覚しますと下記のようになります。そう、ですから、もしもご自身の病院が「総合入院体制加算」を取っていたりした場合、医師の勤務体制を緩和するように代休制や当直明けの勤務免除などを率先して行っているのならOKです。
そうでなければ、昨日の刈谷豊田総合病院と同罪です。間違いなく、その場合は、「返納」するのが筋だと思いますがねぇ。
どうです?良くこちらに足を運んでくださる厚生労働省の皆様?
また、財政が苦しい、健康保険組合の方もどう思われます?
今後、1年くらい後に、健保連全体で、「ハイリスク分娩管理加算」と「総合入院体制加算」を取っている病院全てを立ち入り調査すると相当な金額を回収できると思います☆
ぜひこのあたりもご検討ください。また、ご勤務なさっている先生方も、ぜひご自身の職場が不正請求に手を染めていないかチェックしてみませんか?もちろん周知徹底されていれば、ダメですけどw。
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【青森】国が十和田中央病院に返還命令
東奥日報 2010/9/23
十和田市中央病院が2009年4〜12月、リハビリテーション実施の際に必要な実施計画書を作成していなかったとして、国から約6千万円の診療報酬返還を命じられたことが22日、明らかになった。市が同日、市議会全員協議会で報告した。同病院は診療報酬を担当する専門職員を配置するなど、再発防止策を図る。
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新潟市民病院:診療報酬、7796人に過大請求 4億2054万円返還へ /新潟
毎日新聞 2010/9/22
新潟市民病院は21日、08年3月~09年2月の診療報酬のうち、保険者と患者7796人に計4億2054万円の過大請求があったとして、返還金の補正予算案を市議会9月定例会に提出した。
同病院は09年3月、厚生労働省や県が合同で実施した「特定共同指導」で、不適切な診療報酬の請求など約70項目の行政指導を受けていた。患者 10人につき看護師1人の配置基準で請求すべき診療報酬を、7人につき1人の基準で請求したなどとする誤りが指摘され、過大請求分を自己点検していた。
同病院は「保険制度の理解不足が原因。診療部門と事務部門の連携を強化するなど、再発防止を徹底する」としている。
10月末から11月上旬をめどに、返還金のある患者には振込口座の記入を求める通知書を郵送する予定。22日から専門のコールセンター(025・281・6751)を開設し、問い合わせに応じる。平日午前8時半~午後5時半。【黒田阿紗子】
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☆お知らせ☆
「中原支援の会」 最後の総会・シンポジウムの御案内
最高裁で本年7月異例の和解をもって終結した中原過労死訴訟。7年に渡った裁判と支援運動を振り返り、その意義を考えます。
「小児科医師中原利郎先生の過労死認定を支援する会」最後の総会・シンポジウムの御案内です。ぜひご出席ください。(転送歓迎)
◆日時:10月16日土曜日
午後4時~6時半:総会・シンポジウム
午後7時~9時:懇親会
◆シンポジウム内容
「医師と患者のいのち守るために:中原裁判の意義と日本の医療(仮題)」
★シンポジスト(順不同、敬称略)
・植山 直人:全国医師ユニオン代表
・阿真 京子:『知ろう!小児医療 守ろう!子ども達』の会代表
・川人 博:訴訟担当弁護士
・中原 のり子:訴訟原告、薬剤師
・千葉 智子:訴訟原告、小児科医師
・川井 猛=司会兼務:ジャーナリスト
◆会場:ホテル銀座ラフィナート(http://www.raffinato.jp/)
7階「月光]=総会・シンポ/「日光」=懇親会
中央区銀座1-26-1 電話03-3564-0888
都営浅草線宝町駅A1番出口から徒歩1分。
有楽町線銀座一丁目駅7番出口、新富町駅2番出口から徒歩3分。
銀座線京橋駅2番出口から徒歩5分。
JR有楽町駅から徒歩10分。
◆参加費
総会・シンポジウム:無料
懇親会:5,000円
◆申し込み:9月30日(木)締め切り
参加希望者は、下記サイトからお願いします。
https://sites.google.com/site/nakahara20101016/1016sympo
なお、電話、ファックスでの申し込みも受けつけます。
電話:090-6133-0090
ファックス:03-3552-2888
なお、参加希望者が定員を超過してしまった場合に、
締め切り前に参加申し込みを終了する場合があることをご了承下さい。
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