いよいよ窮地においやられた日本ホメオパシー医学協会では絶賛署名活動中だそうです。題して
日本にホメオパシーを根付かせよう「HOMOEOPATHY YES」署名のお願い
だそうです。あんぐり。教育現場に砂糖玉を持ち込む教員が出現したり、はてまたお産の現場で「効果がゼロ」な治療を選択させた助産師を排除しないで、YESなんてありえません。
もうちょっと頭を使いたまえ。
ここに医学を科学として専門家が信用していい研究のエビデンスのピラミッドがある。

医学者でなくても、科学者であればたいがいは知っていてもらいたい。これからすると、烏合の衆であるホメオパシー信者のいうのは、専門家委員会の意見以下である。
医療であっても、権威者の臨床経験はどんなにつんでも、上位にあたる無作為化比較試験などがなければ無駄である。
まして、複数のRCTのメタアナリシスで否定されているのにも関わらず、それが正しいというのは科学の立場から見れば「荒唐無稽」(デタラメ)である。
そういう意味で、ホメオパシーは、科学の一部である医療の一部に取り入れてはしてはならないことになる。まして、患者さんへの情報開示の時代に「有効成分がありません」と告げながら、あめ玉を処方する行為は「医療を遠ざける非道な行為」と映る。
ホメオパシーは「医療」として信用してはならないモノ=イワシの頭レベル。
ホメオパシーのレメディーはセット買いがお得?: 弁護士山口貴士大いに語る
を読めばわかるとおもいますが、通常1kg、300円以下のお砂糖を1000倍以上の値段1kgあたり、38万6700円で売りつけて、無知な患者さんに対して「薄めた毒だから効くぞ」といって渡すのは詐欺師に限りなく近い行為。
「副作用のない安全なホメオパシーが海外と同じように日本にしっかりと根付くこと、そして日本の国民が自由にホメオパシーの恩恵を受けられるようになること」を狙っているようですが、要は副作用を一切持たない砂糖玉に、効果を言い募るのがすでにおかしい。
日本で薬事法で認められない非科学的な怪しいエセ医療類似行為、それを堂々と医療現場に持ち込む医療従事者こそ、「資格剥奪」をする必要があると思います。科学的な検証なくして、ホメオパシー信者は「医療を語るなかれ。」
あ、もちろん、マッサージで「がん自然治癒」とか、サプリメントや微量元素で「がん予防」とか言いだす人間も、基本的に自分は医療人ではなく「詐欺行為」だと考えています。
世界中の製薬企業がそんな魔法のような薬があったらとっとと研究開発します。そうしないのは「科学的に立証」できないからです。錬金術しかないよ うな時代ならともかく、病気の遺伝子の解析が出来る時代に、「分子の記憶」だとか訳のわからない屁理屈をこねて病気が治るのなら、とっくの昔に、ホメオパ シー大国のイギリスの寿命は日本を抜かしているでしょうが、残念ながら日本の方が長寿です。
山口県の事例やがん患者さんの医療を受けるタイミングを遅らせてしまったように、信じる人間を不幸にさせる「ホメオパシー」。貴方はこれを医療と考えますか?
病院運営団体のNHSトラストはホメオパシーを拒絶する
BBC 2008/01/ 30
<以下リンク参照>
http://www.medicalnews.jp/index.php?itemid=696
イギリスの2008年の状況です。ヨーロッパで公的保険の現場からすでに排除されつつあるものを日本に取り入れる必要はないのです。以上。
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コメント
コメント一覧
効果があるなら、薬事法上の承認を得るために行われる臨床試験である治験を行い、正規の医薬品として認可されれば良いのだと思います。
こういうポスターの方が、効果的に非難できるのでしょうけど。
http://anlyznews.blogspot.com/2010/09/blog-post_07.html
ところでドイツでは2004年に公的医療の対象外になり、英国では2010年に下院の委員会が科学的根拠が無く公的医療の対象外とすべきだと勧告していますが、まだ適用内のようです。
水の記憶いいですね。彼らの議論には科学的検証がゼロです。まぁ、悪意はないとしても、やはり疑う必要性があります。
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