以前も「医療鎖国の日本で、メディカルツーリズム、バブル!?」で取り上げましたが、国際的に見ると、日本の医療は閉鎖的なシステムで、各大学を中心とした幕藩体制、患者の出入りもきわめて限られる鎖国状態となっており、出島のかわりにインターネットで知ることが多いですが、やっぱり海外からお客様を迎えることについては真剣に取り組みがはじまってきたようです。
悪いことではありません。ただ、どうも勘違いしているように感じております。
海外からわざわざ日本に来るのは「先進医療」を受けるためであって、片田舎の病院にはあんまり出番はないように思っています。
↓これ(進む医療の国際化 ~医療ツーリズムの動向~: 株式会社日本政策投資銀行 今月のトピックスNo.147-2(2010年5月26日)を見るとそれぞれの国がどれくらいがんばっているかよくわかります。

まぁ、だいたい隣の韓国でも日本語のパンフレットやホームページ(韓国国際医療協会)が準備されている訳で、少なくとも日本にはそういう受け入れ態勢をとれている病院が果たして何カ所あるか?

↑韓国のメディカルツーリズム対応病院のリストはなかなか見応えがありました
ある意味、韓国に遅れること3年で、日本もメディカルツーリズムの勃興期に入った訳で、採算性も含めて模索がしばらく続くでしょうが、少なくとも「日本」にわざわざ来る人 は別に検査装置がすごいのがそろっているから・・・来日するのではなく、国際的にすぐれた治療成績を残している施設や海外でも高名な先生の指名で来るで しょう。
今後の受け入れ病院の成功を決めるのはアクセスが大切。関西空港の目の前や成田空港の隣に建てるというのは成功するでしょうが、国際線の定期便もないよ うな地方の病院が自治体と一緒にやる「おらが病院にも来るだろ〜」とかバスに乗り遅れないようにと横並びのためだけの「付け焼き刃」的なメディカルツーリ ズムはいずれ袋小路に入ると見ていますので、本気にしない方がいいと思って生暖かく見守らせて頂きます。
なお、お隣の韓国は、メディカルツーリズムがんばっていますが、美容形成を除くとまだ年間6万人、これまでの総数20万人。受け入れるような病院(リスト)は大学病院クラスで「外国人専用」の部門を持っていたり、ウリドゥル病院のように金浦空港の隣に病院を造るなど、かなり本気です。
また、在院日数が平均7日を切ってたり、看護体制が5:1といった具合だそうで、そういう本気の病院と太刀打ちできるのは限られた施設であるのはゆーまでもありませんw。
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「医療ツーリズム」考えるシンポ開催 栃木
産経MSN 2010.8.29
新たな成長産業として政府が力を入れる「医療ツーリズム」をテーマにしたシンポジウム「国境を越える患者と病院」(国際医療福祉大学大学院主催)が28 日、東京都港区の同大学院東京青山キャンパスで開催された。医療ツーリズムで先行する韓国の取り組みや日本の病院の中国進出における課題などが話し合われ た。
韓国保健産業振興院国際医療事業団の張慶元(ジャン・キョンウォン)団長は「医療ツーリズムは国内患者の医療機会を奪うと反対の声があるが、外国から患者が来れば外貨も稼げる。そこで生まれた財源が健康保険維持などに使われている」と話した。
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【徳島】10月に医療ツアー第3弾 上海から30人、県が誘致
徳島新聞 2010/8/27
糖尿病検診と徳島観光を組み合わせた医療観光の推進策を話し合う県のプロジェクトチームの会合が26日、県庁で開かれた。10月9~11日に航空チャー ター便に合わせて上海から3度目となる医療観光ツアーを誘致し、民間病院としては初めて川島病院(徳島市)で検診を受け入れる計画が報告された。
チャーター便は、県内に営業所を置く旅行会社が企画した上海万博ツアーに合わせ運航。中国東方航空の150人乗りの航空機で、上海から医療観光ツアーを含 む中国人客を、徳島からは万博観光客を運ぶ。医療観光のツアー客は募集中で、検診受診者と家族ら30人程度を想定している。
観光ルートは未定だが、検診は10日に川島病院で3~5人、11日に徳島大学病院で10人程度を受け入れる。付き添う中国語の医療通訳は徳島大学病院から派遣する。
会合では、課題ごとに研究する目的で6月に設置された3分科会の成果も報告された。平日の検診は、徳島大学病院で金曜に4人まで、1人7万円で受け入れることが決まった。
観光施設の中国語表記は、受付やトイレにはる日・中・英・韓4カ国語で書かれた案内シールを16種類、3200枚作り9月に観光施設へ配付。中国人利用者が多いカード決済サービス「銀聯(ぎんれん)」が使える県内46施設をリスト化して周知する。
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価格: ¥ 2,393
出版社: Healthy Travel Media (2008/12)
言語 英語, 英語, 英語
ISBN-10: 0979107989
ISBN-13: 978-0979107986
発売日: 2008/12
韓国国際医療協会のウェブページより
韓国で治療を受ける必要がある理由なんて何ですか。
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