医師不足の著しい地方からはじまった地域枠。ダメですねぇ。お金で釣るからみんな失敗ですよ。
医学生にだってわかる話です、せいぜい1000万円程度(中堅医師にとっては1年分の年収程度)のはした金で、数年間もの僻地医療を申し付けるではダメでしょう。
外人部隊のように大金がもらえるのならともかく、研修期間を田舎でってことになったら確実に職人の心は埋まらないでしょう。
自分は選ばれている、だから当然、金を受け取って出世してやるんだ!という風にしない限り無理。
地域枠こそ、地方大学から東京や大阪の大病院に1年以上国内留学に行けるエリートコースにして、成績が良ければ僻地勤務は短縮してアメリカ留学可能とかそ ういう風にもっていくベキで、小学校の給食を残したばっかりに「罰当番」で放課後に居残りでどさ回りをさせられたら・・・普通どうですか?
要は、「僻地医療」が大切だと思うのなら、医学生のうちに、ウィンタースポーツが好きな北海道の夕張に1ヶ月、マリンスポーツが好きな学生には沖縄の離島に1ヶ月、あるいは海外が好きならオーストラリアの僻地医療(空飛ぶ医師 フライング・ドクターl)の研修といった具合で、学生実習でさえも、お好みでやれる風にプログラム組み替えてください。なら自分は行くな・・・w
要は、先ににんじん(奨学金)だけじゃなくて、国内外の地域医療の現場に触れる体験するチャンスを増やすためのプログラムとしておく必要がある。お金はどちらかというともっと少なくてもいい。
でも、学生時代にむしろ先進的な地域医療を実践している地域に生かせてもらえたり、海外留学コースだってありだろう。
実際に鴨川にある亀田病院のようにお世辞にも都会とは言えないところに医師はどんどん集まる。そういう風にしていくことが必要で、逆に「足りない」からお いでおいでではなくて、「やる気のある奴しか来るな!」になっていくためには、そういう人が出てくるようにしないとダメでしょうなぁ。
金で釣られる人は期限が切れたらどっかに行きますから。はい・・・普通でしょ。逆に地域医療をワクワクドキドキしながら体験した人を作って行くためにもう少し工夫が欲しいところですね。
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医学部の地域枠、16大学定員割れ…読売調査
読売新聞 2010/8/17
地域の医師不足解消を目的に、ここ数年急増した医学部の地域枠が、16大学で2010年度、定員割れだったことが読売新聞の調べでわかった。
地域枠全体の定員から見ると9割以上確保できたが、地域によって明暗が分かれた。
地域枠は主に、地元出身者を対象に推薦などで選抜し、奨学金と引き換えに一定期間の地域勤務を義務づける場合が多い。文部科学省によると、07年度には 79大学中21大学(定員計173人)だったのが、地域の医師確保策として、10年度には(入学後に希望者を募る方式も含む)65大学(同1076人)に 急増。医学部の全入学定員(約8800人)の1割以上を占める。
調べでは10年度、16大学で募集定員に満たず、不足分は計80人だった。不足 分は一般枠の合格者を増やすなどして対応していた。長崎大では5人の地域枠に3人しか志願がなく、合格者はゼロ。宮崎大では10人の枠に24人が志願した が、センター試験の成績が合格ラインに達せず、合格者は2人だった。定員通りの合格者を出したが、入学を辞退され結果としてゼロという大学があったほか、 定員には達したものの、合格後に奨学金を辞退した例のあった大学が複数あった。
入学定員(約110人)の半分近くを地域枠に充てている旭川医大は、募集50人に合格者は22人だった。吉田晃敏学長は「地域枠は、地元の学生を大切にしているメッセージとして意義がある。今後も続けたい」と、11年度から合格基準を引き下げて確保に努める考えだ。
医学教育に詳しい平出敦・近畿大医学部教授は「入学前に地域勤務を約束させるより、入学後に地域の現場を体験させて、希望者を育てることが大切ではないか」と指摘している。
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【広島】受験生増へ行脚 広島大医学部「ふるさと枠」 高校訪問、制度を説明
朝日新聞 2010年8月20日
広島大学医学部がこの夏、推薦入試の「ふるさと枠」の受験生を増やしたいと、県内の進学校を行脚している。奨学金が支給される代わり、卒業後は一定期間、医師不足の地域や診療科で働く「ふるさと枠」。学校や生徒側が持つ誤解や偏見を解きたいという狙いもある。
7月下旬、東広島市の県立広島高校で、「ふるさと枠」の説明会が開かれた。
「ふるさと枠ができて2年目。いろんな誤解があるようです」。生徒や保護者ら18人を前に、医学部地域医療システム学講座の竹内啓祐教授が切り出した。
「普通の医学部入試で入った場合と、ふるさと枠で入った場合は、勉強内容が違う」「卒業後は田舎で地域医療ばかりやって、海外留学もできず、専門医にもなれない」。そんなうわさがあることを紹介し、「学生の間はまったく一緒。卒業後も実質4年間は中山間地に行ってもらいますが、田舎でずっとやらなければいけないわけではありません」と強調した。
学校を直接訪問し、生徒らに説明する機会は、ふるさと枠の入試が始まってから初めてだ。背景には、毎年定員が増えているのにもかかわらず、受験者数がそれほど伸びていない現状がある。
ふるさと枠の学生には、医学部に在籍する6年間、毎年240万円、総額1440万円の奨学金が支給される。代わりに卒業後12年以内に、臨床研修2年を含 む通算9年間を県内の医療機関で過ごし、うち4年間は医師の少ない中山間地の公的医療機関や、知事が指定する医師不足の診療科で働くのが条件だ。
1年目の2009年度入試では、定員5人に対し31人が志願。今年度は定員が10人になったのに、志願者は23人にとどまった。来年度入試の定員はさらに 5人増えて15人になる。だが、前年は生徒の推薦があった進学校の中には、今年度入試の推薦者がゼロだったところもあった。竹内教授らが今回直接PRに 回っているのは、そんな高校だ。
大学の説明を直接聞いた生徒の反応は悪くないという。説明会に参加した広島高3年の兼好(かねよし)健太さん (17)は整形外科医志望。「ふるさと枠を卒業して働いている人がまだいないので具体的なイメージはわかないが、趣旨としてはよい制度。こういう機会をぜ ひ利用したい」と話した。(錦光山雅子)
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