今日は久しぶりに鉄道ネタです。興味がない人はスルーしてSSD先生のssd' diaryとかさすらいの点滴ドクター?バミューダ先生の毒舌ドクターBermudaの三角形な気持ちでも行ってみてください。

 

 3連休明け、一日お休みをもらって、青春18切符を初日に購入して、金沢まで言って来ました。(乗車時間   9時間半)

 

 本当は、金沢21世紀美術館を目当てに行ったのですが、休館日だったので、兼六園(暑い・・・汗)を散策したり、片町とか香林坊のあたりをうろうろして帰って来たのですが、なかなか楽しかったです。あと北陸新幹線があっちこっちで建設途中でしたが、あれが出来上がるとローカル線で行くなんて贅沢なマネは出来なくなるので、お早めに。


 さて、行きが朝5時出発(東京→上野→高崎→水上→宮内→直江津→金沢)の午後3時半到着だったので、観光でのんびりしていたら、翌朝出発になってしま う・・・ということで、帰りは特急+新幹線とかいろいろ思案したのですが、そもそも青春18切符を使わないという掟破りなので考えてしまいました。

 

 いろいろと検索(キーワードは格安+高速バスとか)してみると、最近は拘束バスならぬ高速バスのツアーバスは安い。

 

 どれくらい安いかというと4列シートでリクライニングで片道3500円。寝れました。とことん夏キャンペーンでしたが、安過ぎ。

 

↓使ったところ

http://travel.willer.co.jp/

 

 当然、2時間毎の休憩タイムもあるのですが、各サービスエリアにはツアーバスがそれこそ何台も並ぶわけで、寝ぼけてトイレから戻ると間違えて乗りそうに・・・汗。

 

 ちなみに、高速バスの王道というか、本家の高速バスなると、JRのドリーム号は7840円。ツアーバスはその半額以下。
http://www.kakuyasubus.jp/kanto_hokuriku/dream_kanazawa/

 こりゃ、国鉄じゃなくてJR本体もかなわないです。

 

 先週の週刊東洋経済の「バス大異変!」に掲載されていた「高速バス」変革の舞台裏」 に詳しくレポートされていますが、地域のバス会社を支えて来た高速バスの収益性がゆらぎ、このために路線の統廃合がおきつつあります。自分の地元でも大手 私鉄のバス会社が子会社へ路線を移管したり、長年運行されていた路線やダイヤが縮小されてしまいました。これも時代の流れでしょう。

 


 

 さらに鉄道となると、「運行コスト」が高いため、市場競争原理に負けて、「寝台特急」の「北陸」や夜間急行「能登」が消えたのは当然の結論。だって 片道:15510円(学割使用、B寝台)・・・汗。


http://kanazawa.cool.ne.jp/tokyotour/tour/hokuriku.html

 

 ウィキペディアによれば・・・「周遊券の廃止や競合交通機関である航空機や夜行高速バスへの旅客の転移が進むなどの影響により後期は低迷が続き、JR西日本広報部によると乗車率は平均2割以下であり、2008年度の1日平均乗車数(上下列車合計)は183人と落ち込んでいたことが理由となり、定期列車の運行は2010年3月13日に終了、2010年3月19日からは臨時列車として運行開始された。また、2010年3月13日に寝台特急「北陸」は廃止された。」


 今年の夏はまだ臨時で運行されていくようで、ちょうど自分が金沢から戻る日も運行していたのですが・・・「鉄道マニア」ではありますが、あえて今、乗ら なければという感じにはならない薄情なマニアです。何か強力に引きつけるものがないと動かない自分も仕方ないのですが、JRも冒険できないのでしょう な・・・汗。

 

 昔は各地走っていた夜行列車も九州方面はすべて絶滅し、西日本に向かって走るのは唯一「サンライズ出雲&瀬戸」だけですし、北に走るのも北斗星やトワイライトエクスプレス・・・くらいかな(たぶん)。

 

 要は「時代」とともに顧客の求めるニーズに応えられないものは消える。それが遅かれ速かれ、消えます。無理に引き延ばすと、言うのは国鉄や官営のものなら当然でしょうが、輸送手段が変わる時代なので、無理。

 

 病院も業態が変化しつつあり、格安の老人専用宿泊施設から高度な治療を提供する業態へと転換しています。結局、収容施設としてみるなら今の4-6人部屋とかが当たり前の狭い病院の大半はアメニティが悪過ぎますし、治すにしては医師や看護師といった人的資源が投入不足。

 

 同じことが鉄道会社にも言えるようです。根本的に地域の人口が減少している中で、真っ正直に地域住民だけでやろうとすれば、固定費が低く人件費も抑えられるバスに転換した方がいいですし、本当に鉄道にこだわるのならば「活路」を見いださなければ、残れない。

 

 業態転換は痛みを伴うのは事実ですが、人口動態が変化しているので、若者の消費でにぎわった苗場や志賀高原のようなスキーリゾートが、高齢者向けのシルバータウンになったとしても誰も文句は言いません。

 

 潤滑油であるお金がなければ動かない。鉄道も病院もそういう意味では「装置産業」でそこで顧客のニーズを忘れた物は捨て去られます。過去の存在がいくら立派で見事であってもです。

 

 実際に日本海側を旅してもわかりますが、小樽、秋田、新潟といった中核都市あるいは海運で賑わった商都がすべて苦しんでいるのは、回船問屋の時代の海運が鉄道に置き換わったあと、新しい産業が興ってないからです。

 

 例外は人口3.5万人の「境港市」。朝の連ドラの「ゲゲゲの女房」ならぬ「妖怪ブーム」で町おこしをやって20年。漁業は伸び悩むなか、観光客が毎年150万人以上が入れ込む(ゲゲゲでガンバロー! 水木しげるロードで“鬼太郎”ら気勢 毎日新聞2010/7/22 によると、一去年の観光客数が172万人。今年は200万人超えを狙っているらしい)ため、にぎわいがあります。それ以前といったら単なる漁港でしたから大成功です。

 

 境港も、自治体がハコモノを作ったからではなく、民間で智慧を出しながらがんばった結果が残ったように思います。

 

 そういう意味では、鉄道だけでなく、病院も自治体も努力不足な気がするのですけど、鉄道ネタが脱線しすぎましたね。

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