妄想:病院再生機構

 というテーマで書いたのは2008年でした。それから2年・・・。当時はこんな風に書いていました。

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病院再生機構
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社病院再生機構(びょういんさいせいきこう、HRCJ;Hospital Revitalization Corporation of Japan)は、日本の病院再生機構法に基づき、200*年4月に設立された特殊会社。社会保険機構(旧称:社会保険庁)が株式の過半数を保有するものとされている。
 当初5年限定の組織とされていたが、同機構の病院支援が予定よりも早く進み、対象事業者への支援がすべて終了したことから、201X年3月に1年早く解散し清算会社に移行、同年に清算結了した。
 存続期間中におよそ312億円を納税、解散後の残余財産の分配により更に約432億円を国庫に納付したため、国民負担は発生しなかった。職員のうち公務員の占める割合は1割程で、他は民間出身者が占めていた。
<以下略>

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 上記はお気楽に書いたのですが、現実には存在していませんが、実際には再生機構や銀行、あるいはファンドなどが代行していくことになっています。もちろん「養生院の事業は公共性が高く、破綻(はたん)すると入院患者といった施設の利用者や、地域社会に与える影響が大きいと判断・・・」というのは、病院が急に診療できなくなるのは影響があるというのはわからないでもないですが、
 一般病床八十九、療養病床百九のほか、七十八人収容の介護老人保健施設、在宅介護支援センターを運営していて、一般病床の平均在院日数について現在の40日程度というと・・・社会的入院(つまり入院して治療というよりは介護施設っぽいのでは?)で稼いでたのが、だんだんと収益性が落ちて、周辺事業の老健施設に進出したり、改修のための資金調達で返済が滞った可能性があります。
 確かにこの手の中規模の病院の経営は、どこも特色を出しにくく、しかも経営効率を上げるのが困難なため、厳しい状況です。
 今後、入院期間が短縮化で、急性期の病床過剰は整理が進みます、病院から介護施設になっていったりするのを手伝う意味で病院再生は必要です。もちろん、急性期医療を行っている病院ですと影響が別に出てくるのですが、そういう病院はすでにDPC病院になっていたりして、経営改善に取り組んでいます。
 一方、DPC病院にもならず、昭和の時代の香りがする経営だけを続けていると、厳しいように思います。2000年代に入り、医療制度が変化しています。
 今後も、医療と介護は連携強化が求められますが、一方、社会的入院といわれる部分は整理統廃合の対象です。
 今回のようなスキームで果たして100%の病院が蘇生するかはわかりませんが、今後、病院は患者さんの求める付加価値の高い医療を提供できるかが大切だと思います。

民間病院の整理統廃合のゆくえ

 で
「今後、産科医療や救急医療、在宅医療、緩和ケアなど政策的に対策が求められる部分は手厚く対応されることはあっても、資金調達能力が限られる民間病院にとって、厳しい状態が続くように思います。」
 と書きましたが、民間病院とて残る必要性があれば残ります。逆に、地域にて競合が激化していればどこかは消える時代に入っているということだと思います。

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【神奈川】初の病院再建支援を決定=鎌倉の医療法人、3年後黒字目指す-再生機構

時事通信 2010/7/7

 企業再生支援機構は7日、神奈川県鎌倉市で病院と介護老人保健施設を運営する医療法人「養生院」の再建支援を決めたと発表した。横浜銀行など取引金融機関に金融支援を求めて財務体質を改善し、地域医療の担い手を再生させる。再生機構が病院の再建を手掛けるのは初めて。
 養生院は、2006年度から4期連続で営業赤字が続く中、過去の病棟改築費用が重荷となって有利子負債が膨らみ、債務超過に陥った。
 再生機構は、金融機関に8億円の養生院向け債権の放棄などを要請するとともに、横浜銀行と合わせて最大2億円超を融資する。副理事長ら役員も派遣し、入院日数の短縮などで収益改善を進め、3年後の黒字転換を目指す。

 

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【神奈川】企業再生支援機構:「養生院」の支援決定 医療法人は初
毎日新聞 2010/7/7

 企業再生支援機構は7日、病院と介護施設を運営する医療法人「養生院」(神奈川県鎌倉市)の経営再建支援を決定したと発表した。機構が支援決定したのは日本航空などに続き4例目で、医療法人は初めて。
 機構は、養生院の事業は公共性が高く、破綻(はたん)すると入院患者といった施設の利用者や、地域社会に与える影響が大きいと判断した。
 機構によると、養生院は1891年に開設した診療所が前身で、100年以上の歴史を持つ。だが、病棟の建設工事で有利子負債が膨らんだ上、収入も伸び悩み、実質的な債務超過に陥ったという。
 機構は支援策として、取引金融機関の横浜銀行などに対し、養生院の負債25億円のうち8億円の債権放棄を要請。また、金融機関から債権の買い取りを実施した上で、運転資金などとして最大1億円を融資し、役員も派遣する。横浜銀行も最大1.2億円の融資などの支援を行う。

 

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【神奈川】地元、冷静に見守る 鎌倉・清川病院再生問題『地域に応える体制を』

東京新聞 2010年7月8日

 経営不振から企業再生支援機構の支援で再建の道を歩むことになった鎌倉市小町の医療法人養生院が運営する清川病院。高齢者の医療、介護に重点を置いた地域病院として知られる。今回の決定で影響が懸念された、医療サービスは継続されることになり、地元は冷静に再生を見守っている。
 同病院は、一八九一(明治二十四)年の開設で、市内にある十三病院では最も古い。初代院長は最初の市長も務めた。現在、一般病床八十九、療養病床百九のほか、七十八人収容の介護老人保健施設、在宅介護支援センターを運営している。
 同機構は、地域医療に貢献する病院で、事業継続に十分な医療スタッフを確保していると評価。金融機関の債権放棄や人材派遣などの支援で、医療法人の再生モデルにする青写真を描いている。
 院長が交代して再建を進める同病院は「再生計画作成には当院も参画しており、職員も一丸となって再建に当たる決意。高齢者の医療、介護もこれまで通り行う。入院、通院の患者さんにも心配する声はない」と話す。
 市も支援決定で地域医療への影響はないと分析。入院患者の家族から継続入院を心配する声も寄せられたが、現在は沈静化しているという。
 松尾崇市長は「鎌倉で百十九年の歴史を持ち、市の医療、保健、福祉分野で貢献している法人の経営改善が図られ、地域ニーズに応えてもらえる体制整備の進展を見守りたい」とコメントした。 (斎藤裕仁)

 

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【神奈川】清川病院が医療法人再生の第一号に、計11億円の金融支援も

神奈川新聞 2010年7月8日

 企業再生支援機構が7日決定した清川病院(鎌倉市)への支援は、機構が手掛ける医療法人の再生案件の第1号となる。再生計画では金融機関が8億円の債権放棄に応じるほか、債務の劣後ローン化(DDS)も3億円を実施し、25億円ある有利子負債の圧縮を進める。
 さらに当面の資金として最大2億2千万円を機構が横浜銀行と協調融資。今後、債権者の希望に応じて債権の買い取りも実施する。経営難に悩む地域の医療拠点は少なくないため、今回提供する継続型の支援(ハンズオン)を通じて再生ノウハウを蓄える狙いがある。
 経営改善策では、一般病床の平均在院日数について現在の40日程度から30日程度に短縮化を図る。半面で、急性期を過ぎた患者や容体が急変した在宅患者などの受け入れを強める。
 地域に根付き医師や看護師も十分に抱えていることから、経営資源は保たれていると判断。「地域の病院は人材が資源」(機構)として、大規模なリストラはしない方針だ。
 機構と横浜銀は役員として計3人を派遣し、立て直しを支える。3年後に医業収入22億円、営業利益1億円程度を目指す。東京・大手町で開いた会見で、渡辺准・機構マネージング・ディレクターは「患者や取引先の動揺を抑えながら、『これから変わる』という雰囲気をつくる」と話した。
 清川病院は1993年の増築に充てた債務の返済負担が重荷となり、財務が悪化。2007年3月期から営業赤字に陥り、現在では実質15億円の債務超過となっている。

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