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 最近は「病院」の破たんにもいろいろあります。日本の病院の施設数は、過去のピーク(平成2年)10096施設よりかなり減りまして8794施設(H20年10月)まで削減が粛々と進んでいます。

 これを医療崩壊ととらえるか、不要な社会的入院の退治&医療の効率化のために不要な病院の減少ととらえるかは立場によって異なります。

 最近の病院・診療所の倒産については、東京商工リサーチによると、平成21年は59件(前年比23件増)、負債総額277.48億円で、過去10 年で平均が40件くらいなのでこのところ増えているようです。(これは表に出てくるだけで、経営移譲とかこっそり廃業は含まれていない数字です)

 また各都道府県の定められている、基準病床でいうと、15万床ほど余剰とされていて、うち北海道14832床、大阪府19253床、福岡13726床の過剰が目を引きます、一方、岐阜県1611床、千葉県1136床不足というところです。

 ちなみに一般病院における病床利用率は全国公私病院連盟・(社)日本病院会「平成21年病院経営分析調査報告」などをもとにした数字だと、平成 17年に平均80.03%だったのが下がり、平成21年には72.41%まで低下しています。自治体病院はもっと悲惨で、78.06%(H17)から 68.46%(H21年)。

 

 自治体病院が一人負けだったとも見る事ができますが、下記のように私立病院でも、収益性が落ちて自ら堕ちていく病院もあるようです。

  ちなみに上記の数字は、日本政策投資銀行から無料で配布中の「病院業界事情ハンドブック」2010年版からの数字です。なかなか詳しくていいです。

 

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宮崎・日南市の医療法人再生会が破産
キャリアブレイン 2010/6/4

 宮崎県日南市の医療法人再生会(山縣英士理事長)が、5月21日付で宮崎地裁日南支部から破産手続きの開始決定を受けていたことが分かった。帝国データバンクによると、負債総額は約7億7300万円。
 帝国データなどによると、再生会は1955年5月の設立。日南市内で鈴木病院(現おび中央病院)と介護老人保健施設「おびの里」を経営していたが、 2008年に看護師数の水増しによる診療報酬の不正請求が発覚。同年8月1日付で宮崎社会保険事務局から保険医療機関の指定を取り消されるなどした。病院 と老健を医療法人慶明会に譲渡して経営再建を図ったが、負債処理に難航し、今回の事態となった。

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 なるほど・・・まぁ、病院は明け渡したけど、駄目でしたか。

九条の会・医療者の会のリストにあるようだけど・・・下記のようなことはイケてませんねぇ>理事長
http://www.9jo-iryousyanokai.net/sandou/kyusyu-okinawa.html

↓ていうか、不正請求に手を染める前に銀行に相談したら良かったのに。
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看護師など架空届け出 580万円を不正請求 日南の鈴木病院 指定医取り消し

 宮崎社会保険事務局は17日、実際にはいない看護師などを勤務しているように装って入院基本料など約580万円を不正請求したとして、日南市飫肥6丁目 の医療法人再生会鈴木病院(山縣(やまがた)美奈子院長)の保険医療機関指定の取り消し処分を決定した、と発表した。処分は8月1日から5年間。
 同局によると、鈴木病院は2006年10月、元職員や架空の人物の名前を使い、看護師4人、准看護師1人の計5人分を勤務しているように名簿を作成し、 同局に届け出。「職員数を満たしていないのではないか」との通報を受けた同局が今年2月に監査し、虚偽報告が判明した。07年5、6月の患者30人分の診 療報酬明細書などから約580万3000円の不正請求が確認された。
 鈴木病院は、院長の実父の山縣英士(ひでお)理事長らによる親族経営。事務局長で理事長の妻(73)が「正規の届け出では点数が低くなり病院を運営できない。すべて私の判断で記載した」と虚偽届け出を全面的に認めたという。
 同局は過去5年間分を調査中で、不正請求額は数千万円から億単位に膨らむ見込み。病院側が全額返還する意向を示したため、同局は刑事告発はしない方針。

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 まぁ、不正請求の金額はともかく、十分なスタッフを集めないまま点数が低 い医療を行っているとジリ貧です。平均的に1床1ヶ月あたりの費用は年々あがっています。平均で1648万円。700床以上の病院だと2126万円(1日 7万円超)。いくら安くても20-99床規模でも1140万円(3.8万円)かかります。固定費である人件費が高いので、やっぱり無理なんでしょうね。


↓ハゲタカさんは、ちゃっかり動いているようです。
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あの京品ホテルにも登場ーー外資「ローンスター」が今度は複数の都内病院診療報酬差押え 

アクセス・ジャーナル 2010.05.14

  ハゲタカファンドの外資大手「ローンスター」(正式名称は「ローン・スター・ファンド」。本拠は米国ダラス)といえば、わが国には1997年に進出。知名度を上げたのは、経営破たんした東京相和銀行のスポンサーになり、01年「東京スター銀行」を新設して以降のことだろう(08年には株式売却)。その他に、サラ金卸の「後楽園ファイナンス」、サラ金「アエル」のスポンサーにもなっているが、本紙でも取り上げた、東京はJR品川駅前の「京品ホテル」ーー経営不振からその債権が別の外資「リーマンブラザーズ」に売られ、さらにリーマンから、ローンスターの日本法人「ローン・スター・ジャパン・アクイジッションズ」(東京都千代田区)に譲渡され、解雇された従業員(131名)との間で熾烈な闘争があったのは、大手マスコミでも大きく取り上げられたからご記憶の方は多いだろう。そのローンスターが、今度は複数の都内病院の債権を譲り受けただけでなく、その債権回収のため、“病院乗っ取り”グループのように診療報酬まで差し押さえたため、医者や看護婦など病院従業員への給料、注射や薬剤代、入院患者の給食などの支払いもできなくなり、へたをすれば入院患者の生命にもかかわりかねない、まさにハゲタカといっていい強引な手法を行っていることが判明した。
2010年5月14日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ


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 ちなみに・・・金融関係の知り合いの方によれば、

 

「あ の人たちは違法にならない限りは何でもやりますからねぇ。もちろんコンプライアンスはしっかりしてると思いますから法律勝負になって分が悪そうなことはし ないのでしょうけど、そうでなければ逆にどんなことでもやりかねないし、記事では 「入院患者の生命うんぬん」という論調ですがファンドにとっては病院もパチンコ屋も回収する債権という意味では同じなんでしょう」

 

 まぁ、手を出したらおしまいという・・・ことですね汗。

 


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病院が儲かるなら、すでに大企業が参入する筈ですが、大企業は医師、看護師不足で、給料の削減も出来ず、リストラすれば病棟閉鎖、看護基準を下げられて減収に成る様に法律で縛られ、外科医に週何回のノルマも加せれない、市場原理主義が絶対不可能な医療では儲からないのが当然の世界です。介護の世界でコムスン程度の企業が参入して、直ぐに日本一に成るような底の浅い産業で、コムスンの社長が言ってましたが、こんなに儲からなくて、持ち出しの多い産業とは思って居なかったといった言葉は、医療、介護の現状を表して居ます。就職難の時代でも、老人相手の医療介護の世界は、若者に見向きもされず、求人が2倍以上にも成って居る様な状況です。
written by j / 2010.06.07 09:41

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