タイトル訂正しました・・・間違えてました。汗

 

 前に、医療系ブログのアルファーブロガーの「バミューダ先生」の講演会でもちらっと話されていましたが、カンガルーケア自体は悪いことではないが、医学が進んだ中で、逆に不自然な適応のようだと話されていました。 

 考えたら、個人の開業産科医の先生が気軽にやって、万が一、新生児に何かあっても対応が間に合わなければ、裁判になります。万が一そんなことがあれば、それまで築いてきた信頼どころかが、経営が一気に傾く危険性をはらんでいます。自分が経営者だったら、真っ先に危険な訴訟が多い産婦人科医をやめさせます?(嘘です)。

 

 日本では、きっと「自然分娩」がいいとかで、水中分娩だとか野生の動物のように海で生みたい妊婦さんや、それこそ戦前のように自宅で産みたいだとか(妊婦の死亡率は今よりもはるかに高かった時代に戻りたいのはセンチメンタリズムというよりは単なる無知)、いろいろなニーズにこたえすぎでしょうね。


 まして、カンガルーケアが「南米のコロンビアで保育器不足の対策として始まり、日本でも90年代後半から普及した。」なんてことを知ってたら、きっと保育器に入れない代わりに新生児を危険にさらす行為を、間違えて売り込んだり、妊婦さんに対して「お産」を差別化してアピールする悪しき商業主義とか、危険行為として取り締まるのも一考かも・・・と考えたり。


 まぁ、いい意味で「安全」のために、近代的な分娩システムが構築された日本で、それから外れることは、セーフティネットを自分から一部外れる行為になりかねないことは認識したほうがいいでしょうね。


 もちろん、そういう妊婦さんのニーズを受け入れる医師や病院はリスクテーカーですが、失敗さえなければ顧客満足度が高いですが、負担は現場に押し寄せる♪。

 

 えぇ、妊婦さんに薪割りさせたりして自然が一番だ!というテレビでよく取り上げられる先生もいましたね。

 他の産院よりも転送率が高いとか、知り合いの産科医師の方からもちらりと聞いた範囲で、あまり申しませんが、「やばくなったらよそに任せる」ことでキラーパス産院が中にはあって、そのために受け入れを病院側が断るようなことがあって万が一のことがあれば、結局は自業自得なのですが。


 ということで、今回は抽象的なお話ですが、要は「顧客満足度」を追えば、誰かが犠牲になるということですね。オーバークオリティとも言うけど。


 

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「カンガルーケア」中に赤ちゃん呼吸停止 長崎の産婦人科医院

産経MSN 2010.3.3 


 長崎市の産婦人科医院で昨年12月、出産直後の「カンガルーケア」(KC)中に赤ちゃんが呼吸停止し、現在、脳機能障害になっていることが2日、わかった。両親は訴訟を起こすことも視野に医院側と和解協議を進めている。

 KCは母親が出産直後に一定時間、胸元で赤ちゃんを抱くことで、その様子がカンガルーの親子に似ていることから名付けられた。母子関係の向上や母乳育児の促進に有効とされる半面、実施中に赤ちゃんが低体温状態に陥って死亡したケースもあり、KCを推進する医師からも事前の説明とケア中の安全面の配慮を求める意見が出ている。

 昨年12月9日夜、この産院で、同市の男性会社員(44)の妻(45)が長男を出産。両親らによると、男性院長と女性助産師はベッドに寝ていた妻に長男を抱かせたが、KCの効果や危険性の説明はなく、同意を求めることもなかった。

 直後から長男のつめが紫色になり、手足も動かなくなったが、妻と長男が2人だけになることもあったという。20分後に妻の叫び声で院長らが駆けつけたところ、長男の呼吸は止まっていた。長男は市内の病院に救急搬送され、NICU(新生児集中治療室)で人工呼吸器をつけたままの状態となっている。

 院長は取材に対し「KCの危険性も認識していたが、結果的には大変申し訳ない」と釈明。男性会社員は「病院の対応の不備など複数の問題が重なって起きた。原因を究明してほしい」としている。

 KCは1978年に南米のコロンビアで保育器不足の対策として始まり、日本でも90年代後半から普及した。

 

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