昨日、[ハンドラの函:製薬企業と医師の関係に見直しが入る・・・]や以前に書いた[利益相反マネジメント☆不透明な資金提供はお断りしましょう]、[未来の日本にバイオ主権はあるのか?] といった中で、政治家と同じで研究資金の透明性を高める努力について何度か書いてきました。
さすがに、昨日はちょっと時間がなくて、去年の医学界新聞に掲載されていたこの記事をご紹介しそびれました。
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【座談会】医師と製薬会社の適切な関係って?
医学界新聞 第2854号 2009年11月9日
「医師と製薬会社の適切な関係って?」という座談会があり、興味深く読ませてもらいました。アンケート調査もやっており、確実に医師は医学生時代からスポイルされているように見えます。
皆さんの周りにある,製薬会社名や薬の名前の入ったグッズを数えてみてください。ボールペンにクリアファイル,付箋,レポート用紙……結構な数に なりませんか? また,医局で開かれる勉強会に行ったら,おいしいお弁当が出てきて薬の説明が始まった,なんて経験はないですか?
今回は,そういった製薬会社からのサービスが医師の意識や処方にどんな影響を与えているのか,事例や調査データ,文献をもとに読者の皆 さんと一緒に考えてみたいと思います。サービスを受けて「得した!」 と思う前に,「これってどうなんだろう?」 とちょっと視点を変えてみる,そんなきっかけになれば幸いです。
<以下リンク参照>
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日経メディカルオンライン 2009. 10. 19
特集●臨床研究の質を高める
第6回ピアレビューと生物医学出版に関する国際会議より
北澤京子=日経メディカル
<以下リンク参照>
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2009. 10. 20
特集●臨床研究の質を高める Vol.2
第6回ピアレビューと生物医学出版に関する国際会議より
北澤京子=日経メディカル
<以下リンク参照>
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ボールペンやメモパッド、ティッシュペーパー、カレンダー、USBメモリー、マウス、ラジオ付き目覚まし時計、抗生剤のハンドブック、上限金額のないタクシーチケット、講演会のあとの食事、輸液のガイドブック、東京で開催される学術講演会の出席するためのホテル付き新幹線チケット。
これらが現役の時に何らかの形で自分も受け取ったりしていた、製薬企業からの提供された金品です。もちろん、要求は一切しませんでした。勝手に出てくるのです。
断りにくいですよね。街角でこんなものを配っていたらみんな受け取るでしょ?。
まぁ、大学の勤務医なんて薄給ですから、もらったらちゃんと使っていましたよ。だから病院の医局に行くと、どんな病院でも絶対にあります。
これらをすべて断るのは実は難しいです。彼らは医師とお話したいのです。それをきっかけに新薬のお話をしたり、病院の内情や処方の動向などをチェックして毎日、営業所に帰って日報をあげたりしています。
もちろん、これは認められた範囲なのですが、昔はもっとおおらか(というか接待ゴルフから忘年会への出演までさまざま)でした。
研究機関にとって、研究費がなくなればおしまいです。日本の研究の基礎研究の質は高いのに、研究資金は本当に貧しいです。
COEでもたしか最高30億円。あのiPS細胞の山中教授でさえ、<平成20年度:約22億円、今後5年間:約100億円>( iPS細胞(人工多能性幹細胞)研究等の加速に向けた総合戦略 平成19年12月22日 文部科学省 ) という破格ですが、こんなに出る事はまずありえません。
そんな訳で、NIHの研究予算と、日本の科学研究費補助金(科研費)の比較をしたのですが、それで原本をそのまま紹介することにしました。
いずれにせよ、安いです。そしてアメリカは世界でNo.1を医療や製薬産業で目指すなんだなと思いました。さて、アメリカのNIHの方は・・・
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NEDO海外レポート NO.1047, 2009.7.01
【ライフサイエンス特集】研究開発予算 より引用してみます。
1 国立衛生研究所NIHの2010会計年度予算(米国) (85KB)
国立衛生研究所NIHの2010会計年度予算(米国)
はじめに
米国国立衛生研究所(NIH: National Institutes of Health)は、国立がん研究所(略称 NCI)や国立アレルギー・感染症研究所(同NIAID)などそれぞれ個別のミッションを持った27 の研究所・センターから構成される集合体である。各研究所には独立した研究所として、予算と人員が配分されている。その一方で、全ての研究所はNIH という一つの集合体としても活動している。
2009年5月7日、バラク・オバマ大統領は2010予算教書の詳細を発表した。これは2010年度予算(2009年10月1日~2010年9月30日の予算)要求に係わるものである。
また、これに先立つ2月17日、2009米国経済再生・再投資法(以下、ARRA)が第111米国議会を通過し、バラク・オバマ大統領の署名を得て成立し た。ARRAは、雇用の維持・ 創出、インフラ投資、エネルギー効率化、科学研究の支援、失業者の支援、国と地方財政の安定化を目的としている。この予算は、2009年度、及び2010 年度に使用されるものであるが、それぞれの年度毎には分割されていない。又、2009年度予算、2010年度予算とは別枠で確保されている。
本稿では、NIHの2010年度予算、及びARRA予算について概説する。
1. 予算の推移、用途
図1にNIH年度予算の推移とARRA予算を示す。ARRA予算は、年度予算のほぼ3分の1 に相当する。 予算は、年度予算のほぼ3分の1に相当する。



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やっぱり3兆円で、その半分以上を研究費に使っています。汗。しかもがん研究だけで、日本の科研費を上回る5000億円以上・・・・。さて、一方、我が国に目を移すと・・・
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というブログがありまして。ズバリ、下記の項目があります。

日本学術振興会のウェブページには下記のようなハンドブックが掲載されており、下記の資料には金額の推移が掲載されています。
科研費ハンドブック - より良く使っていただくために -
(研究機関用)
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○目的・性格
科学研究費補助金の概要
「科学研究費補助金」(科研費)は、 人文・社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」(研究者の自由な発想 に基づく研究)を格段に発展させることを目的とする「競争的資金」であり、ピア・レビュー(専門分野の近い複数の研究者による審査)により、豊かな社会発 展の基盤となる独創的・先駆的な研究に対する助成を行うものである。

これ以外にも、補助金がありますが、もっと少ないです。近年、伸びは頭打ち。製薬企業からの寄付金に頼らざるを得ない状況なのは、こういうのもあります。
いずれにせよ、イノベーションだとか研究支援にはお寒い限りです。民間もサポートしたいのですが、「質の高い」臨床研究を支援したいのですが、製薬企業とは契約書を書かないですむ、自由に使える寄付金にしたいというのは、すでに手元にある科研費が実は非常に制約が多い上に、単年度だったりしたためです。
今後、日本の臨床研究、橋渡し研究(TRI)といった部分では、この外部との利益相反のマネジメントせずに資金を得ることは難しいかもしれません。日本全国の問題ですが、あまり注目されていないので、ちょっと二日に渡って書いてしまいましたが、政府も科学技術大国を目指すのなら、しっかり研究する人たちに支援をしっかりと与えて欲しいものです。
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