日本航空が国民の税金によってほぼ救済する話が出ていて、なんだかなと思っていますが、一方、我らが「聖地」の舞鶴市では、病院を残す話が出ています。今までも「舞鶴再生劇☆すべてのハコモノは役人だけのために?」や「聖地伝説☆舞鶴市、赤字地獄から脱出は不可能?」で取り上げてきましたが。
しかし、人口89,301人(推計人口、2009年10月1日)というのに、いくつも急性期病院が残っている。これは昔、引き上げ港であった名残でもあるでしょうが、その頃が人口15万人であった昭和20-30年代、66万人余りの引揚者が舞鶴を利用した時代とは違います。
4つも公的病院を残すのは無理だと気づいたのは正解ですが、ファイナルアンサーとして、もう「共済病院に統合」だけで、いいのではないですか?あとは開業医の先生たちと外来を提携強化できっと困らないと思いますけどね。
公的病院で、職員(公務員)はクビに出来ない?ちゃんとそういうためにも分限処分という仕方を先に、銚子が見せてくれました。他にも「社会保険浜松病院では全員希望退職、銚子市民病院では全員分限免職、松原市民病院では約半数が整理退職、半数が職種転換による配置転換。」といった状況で、もちろん気の毒ですが、医療関係職種は資格があれば、それなりに再就職が可能です。無理なのは事務系ですがそれは市側の問題でしょうね。
いずれにせよ、病院を残すのは、誰のためか?もう一度考えてもらいたいですね。
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【京都】追跡京都2009:舞鶴市の公的病院再編 規模スリム化、事業費も減額 /京都
毎日新聞 2009/11/08
◇政権交代で情勢一変、相次ぎ計画変更
◇再編の3病院、利害調整もこれから
医師不足などで崩壊の危機にある地域医療立て直しのため、舞鶴市で計画されている公的病院再編が、鳩山政権の予算見直しの影響も受け、相次いで計画変更を余儀なくされている。急展開が続いた今秋の動きを追った。【珍田礼一郎】
■共済病院脱退
元々の再編計画は、市立舞鶴市民病院▽国立病院機構の舞鶴医療センター▽日本赤十字社の舞鶴赤十字病院▽国家公務員共済組合連合会の舞鶴共済病院--の設置母体の異なる4病院を一つの組織にまとめるというもの。
ところが9月28日の協議で、常勤医40人を抱える市内最大規模の共済病院が「脱退」を表明した。同病院は脳神経外科などの常勤医が不足する一方で、心 血管外科や産婦人科などは充実。医師の集団退職などの影響を引きずり市から年間約20億円を超える赤字補てんを受ける市民病院に対して、経営は黒字だ。
多々見良三・共済病院院長は「今の姿で新病院と連携することが地域の利益になる」と強調。大学医局の混在であつれきが生じかねないことなどを理由に、「市には東京の本部の理解が得られないことを何度も言ってきた」と話した。
■交付金見直し
さらなる「激震」は、鳩山政権の補正予算見直しだった。麻生政権が経済対策で、地域医療再編に100億円を補助する臨時特例交付金を設置。市は「設置母体の異なる再編は全国モデルになる」と交付を確実視し、再編の追い風になると期待した。
しかし、政権交代で情勢は一変。補正予算は一部執行停止になり、先月、交付金は25億円に減額されることが決まった。
市は病院規模のスリム化を図り、当初想定した総事業費120億円余りから医療機器、建設費などで30億円以上を削り90億円とした。
しかし、25億円の支給が決まったとしても、残る60億円を超える事業費をどう捻出(ねんしゅつ)するのか、妙案はない。現状では病院側からの出資は望めず、市債発行や国や府への助成金要望が選択肢に上がる。
先月末の市議会でも資金面で質問が相次ぎ、市は「医療施設や設備に国庫から、2分の1から3分の1を補助する制度がある」などと答弁したが、市の大幅な負担増は避けられそうにない。
■東西問題
再編する3病院の利害調整もこれからだ。
「東地区に新病院ができると、共済病院とともに大病院が東に集中する」。赤十字病院の弘中武院長が先月の協議で懸念の声を上げた。
舞鶴は東西に市街地が分かれているが、市の構想は、東に2次救急医療以上の機能を持つ400床の急性期基幹病院、西に100~150床の慢性期サテライト病院を設けるとしている。
西地区にある赤十字病院は、医療機関の東西バランスや福知山、綾部両市との連携の取りやすさから、西に基幹病院を置くべきだと主張する。一方、市側は共 済病院との連携や、東地区5万人、西地区4万人の人口比を説明。東地区にある医療センターの平野伸二院長も「これが最もいい形と議論の上決まった」と市に 賛同する。
× ×
医療関係労組などでつくる「舞鶴地方・京都北部地域医療実態調査実行委」(団長・牧野忠康日本福祉大大学院教授)は今月4、5の両日、府北部の医療機関 や老人クラブなど約40カ所で医療ニーズの聞き取り調査を実施した。実行委は「再編計画や趣旨が市民に十分浸透していないことが分かった」とし、変更が続 く再編計画について「より広域的で細やかな説明の場が必要」と指摘する。
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コメント
コメント一覧
もう使っていない病床を維持する時期は終わったと思います。今後、必要性の高い救急医療の質的な向上のために人材も資金も集中させたいです。
病院にとって、空きベッドをなくすには、社会的入院を排除しては行けなかったんですがね・・・医療費削減のためにこういう風になって、次は包括的に病床転用を集団的にやるしかないですね。
看護師数やコメディカルはもっと増えていくと見ています。人件費の中で医師や看護師のを問題視しないのは収益源なので(7:1看護は10:1よりお金が入ってきます)。むしろ高度医療を行うにはマンパワーの集中的な投資をして、1日入院単価が8万円超えるような病院しか急性期はできなくなると思っています。
舞鶴赤十字病院は、舞鶴共済病院が離脱した後、3病院でも再編を推進するという日本赤十字本社ならびに京都府支部長でもある京都府知事の意向を受けて、引き続き再編問題に取り組んできました。
しかし、共済離脱後に市役所で開催された推進協議会では共済病院が離脱したにもかかわらず東に総合病院を作るというプランに変更がなく、公共インフラが東地区に集中するのはお互いの経営を逼迫することや、医療偏在で市民の理解が得られないのではないかという舞鶴日赤院長の質問に対し、副市長、舞鶴医師会長、その他のメンバーが悉く反発しました。私はこの会議が公開だったので見学しに行きました。
日赤弘中院長談ですが、計画離脱の理由については、以下の通りです。
・市の再編案は集約する基幹病院と共済病院という2つの急性期病院が東地区に偏在すること
・西地区の住民が不便になることについて西地区住民が賛同してないこと
・再編後の運営組織が不透明であること
・再編後の職員雇用が確保されていないこと
今年度、舞鶴赤十字病院は黒字を確保する見込みです。病床利用率は下期98%を達成し、通期でも94%前後見込みであるなど、驚異的な患者獲得と徹底的なコストカットによって何とか黒字を実現しようとしています。共済病院に至っても同様です。
この2病院がこの不況下にあって収益を叩き出せるのは、在籍医師の多大な功績によるところが大きいですが、何よりも大きいのは「職員給与水準がとても低い」ことにあります。
仕事がなくても給料が市民の血税から支払われる彼ら。そして国を守る国家公務員よりもまだ高い給与水準で過剰な人数誇る舞鶴市公務員、リーダーシップのない市長と腹黒い副市長、金をもらってるんではないかと疑うくらい偏った判断をする舞鶴医師会、そして基幹病院のポストを狙う市民病院長と医療センター病院長。
自己の利益と名誉のためにハコモノ建設に躍起になるおかしな連中がいることは確かです。
国は100億の予算を充てていましたが、予算削減で見送りました。しかし、京都府が独自に25億円を支援する意向を発表するなど、利権に絡む政治の動きはまだまだ絶えません。山田京都府知事は、自分の知事選において四病院再編がまとまれば自分の手柄にもなるという考えもあったのでしょう、執拗に再編協議に加わるように斡旋していた向きもあります。
しかし、舞鶴日赤は離脱を表明しました。
これで2病院だけの再編になりました。
市民病院は赤字脱却を大義名分をもって狙っています。
医療センターは耐震基準に満たない多くの病棟の建て替えが必要な状態で、再編協議の主導を取りたくて仕方ない状況です。利害の一致する彼らはタッグになって黒字病院を配下につけようとしているのが今回の再編の構図です。そして市民の声を全く聞かない副市長の傲慢ぶりと市長の無能ぶりは見ていて痛すぎます。書いても書いてもきりがありません。
長文で失礼しました。
医師数も増やさないで、看護師数も増やさずに医療の質や効率を上げるのは難儀ですね。10:1の病院では満足に採算がとれず、7:1までしてさらにコメディカルを相当数投入しないと医師の雑用は減りません。先生の現場では、看護師さんが足りているのですか?
airmassu先生>
コメントありがとうございます。最初から舞鶴は「聖地」でしたからね。再来年の市長選挙があり、いずれ残るべき病院が残り、消える病院は最初からなかったようになります。松村元副院長がおやめになった時に命運は決まってしまっていたのです。人口が減っていく今、わざわざ病院を4つも残す必要性を感じているのは「一部」の方だけで、毎年、地方自治体財政を蝕むような病院は残すべきではありません。舞鶴には今でもきちんと機能している病院が二つある訳で、独立してやっていける病院たちが再編のスキームから離脱するのは当然ですね。
また公立病院ではなく、公的病院は税金を納めなくていいことなどメリットがない訳ではありません。この辺は自分の書き方が不十分で申し訳ありません。
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