いつも国内旅行の時は距離にもよりますが、鉄道派の自分は新幹線(1日何本もある)か飛行機(マイルがたまる)かで悩むのですが、海外旅行の時は飛行機しかありません。
問題は成田空港が第二滑走路ができても、都内からは遠いままだし、夜間は騒音の問題もあって飛べない。結局羽田の方が便利ということになります。
日本の航空行政は、過去の役人さんたちのツケや政治家の横やりのために、いくつもの紆余曲折を経て現在の「作りすぎた空港」のために日本航空が破綻しかけているように、政治的な課題になっています。
今後、団塊の世代が観光客となって年金を片手に遊びまくって爆発的に観光客数が伸びでもしない限り、航空需要は伸びません。海外の観光客を1000万人に増やす時に問題になったのは利便性でした。
航空ダイヤやアクセスの悪さもありますが・・・韓国の仁川国際空港ならダイレクトに行ける都市が成田よりも多い点など非常に不利です。成田空港の就航都市が現在93都市に対して、(韓国における空の玄関口のひとつである仁川国際空港。2001年3月の開港当初は35の航空会社が乗り入れ、世界95都市を結んでいたが、開港5年を経た 現在は乗り入れする航空会社が60社に増え、就航する都市も133と大幅に増えてきている。また、国際航空運送協会(IATA)と国際空港協議会 (ACI)が行っている最近の世界空港サービス評価で1位にランクされた。商業施設新聞2006年)
空港が騒音問題で迷惑施設というのは、地元の雇用などのメリットを完全に否定するばかりで、実は駐車場や様々な関連施設を考えると大きい産業なのです。
空港による雇用やアクセスなどの利便性向上を否定し、過去の行き違いを否定するあまり、成田空港はハブ空港にもなれず、また都民にとっても羽田が便利となれば、非常に危うい地位です。
もちろん羽田から国際線が飛べることはいいことですし、日本航空が赤字ローカル線を理由に撤退して空いた発着枠を高く売りつけることができればいいのですが、それでも韓国のように小さい国が生き残りをかけて空港を整備するのと対照的です。
関西も関西国際空港と神戸空港を作りましたが結局、伊丹空港とパイを奪い合うだけで、何ら新しい手を打ち出せていないように見えます。赤字ローカル航空路線が代表とするように国内の航空市場が低迷する中で、日本国内のお客だけを相手にしていればいい状態は終わっています。海外の空港の利便性を参考に、様々な連携が欠かせません。
まぁ、特別会計で、いくつもハコモノを作ったツケを国民や航空会社におしつけていればいい時代は終わったわけで、海外の航空会社からぜひ乗り入れたい!と 申し出が殺到するような空港づくりを目指す時に、従来の「枠組み」がいかに顧客である航空会社や乗客のことを考えていなかったかが問われます。
どっちにせよ、日本の場合、これからは各地で頑張るしかないと思います。医療もよく似ていますが、補助金を寄こせと言い続けるのはすごく簡単ですが、それ でも立ち直らないのはオペレーションがまずいに決まっています。うまくいかないのなら、公立病院の運営を止めて、上手な人たちの手に経営をゆだねてしまう のも手かもしれません。役人はきっと大反対するでしょうが・・・そういうソリューションも考えるべきですね(PFIとか新しい物ではないのがミソです)。航空会社にとって国の余計なちょっかい(指導や規制)が減った方がやりやすいように、民間は民間のやり方があります。
今後、医療についても同じようなことが起きるような気がしてなりません。なぜなら不景気の時は、必ず規制緩和をするのが一番なのです。もちろんセーフティ ネットも必要でしょうが、経営が悪い病院や企業を残すための補助金ではあってはならないと思います。「患者さんの求める治療」をしっかりと提供できる医療 機関が生き残るべきだと思っています。
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羽田空港を国際拠点化 成田とのすみ分けも撤廃
産経新聞 2009/10/12
前原誠司国土交通相は12日、羽田空港を24時間運用の国際拠点(ハブ)空港として優先整備し、羽田が国内便、成田が国際便とすみ分けてきた首都圏空港の「内際分離」原則も撤廃する考えを表明した。大阪府泉佐野市のホテルで橋下徹大阪府知事との会談後、記者団に述べた。
来年10月に4本目の滑走路ができ就航便数が大幅に増える羽田空港を韓国の仁川空港に匹敵する拠点にし、日本の国際競争力を確保するのが 狙い。橋下知事が求めた関西空港の拠点空港としての整備は明言しなかった。前原氏の発言は成田、関西、中部の3空港を国際拠点としてきた航空行政の大転換 だけに今後、論議を呼びそうだ。
前原氏は「日本にはいまハブ空港が存在しない。成田が国際、羽田が国内と分かれ、日本のハブ空港は韓国の仁川になっている」と述べ、日本の地方空港から 仁川空港を経由して欧米などに行く現状を見直す必要があると指摘。改善策として「内際分離の原則を取っ払って、羽田の24時間国際空港化を徐々に目指して いきたい」とした。
また関西空港について前原氏は「日本にハブをしっかり造ってから、関西、伊丹、神戸の関西3空港をどうするか検討していきたい」と述べるにとどまった。
一方、関西空港を国内の二大ハブ空港の一つとしてとらえるべきだというのが持論の橋下知事は「関西がスポーク(拠点でない空港)という方針が示されるの なら、府の金を出す必要はない」と記者団に述べ、年間約8億円の関西空港関連施策に対する支出を来年度以降、凍結する考えを示した。
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