日本医師会が、現会長の体制になってから、日本医師会は医療界はもとより、世論へのアピール力が低下しています。[きゃばくら]無粋なご利用はお断りしますで書いたような「政治資金」を不明朗な場所でお使いになられる政治家を国政に送りこんだりするからだと指摘されても仕方ないでしょう。おまけに今回の選挙の後でも、「仰天ニュース:日本医師会長の責任の所在はどこに?」ように、どこに吹く風といった風で反省の色なしです。
日本医師会は「開業医中心」の組織です、現在は「急性期医療や入院治療」など国民医療費の半分以上が勤務医によって行われる現状でも、「医師の代表」日本医師会長を選ぶ選挙でも勤務医と開業医の間に票の力をわざと設けているように、会員全員に対して公平・公正な組織ではなく、「開業医」のために動く組織として、また自民党など与党にフレンドリーで、しかも政治資金の出し手としては、有力な存在でした。
今回の政権交代によって、過去の歴史とはお別れが近くなってきたようです。自分は外部の人間ですから、どうでもいいのですが、国民や医師会会員が納得でき るような説明責任を果たさない代表と、いまどき国民の期待にこたえられない日本医師会の首脳がどれくらい危機感を持っているかは謎です。
日本医師会の躍進は故・武見太郎日本医師会長の活躍によるところが大いにあります。国民にとってはヒール(悪役)となってしまい、国民からは「医師はもう けすぎ」と憎まれ、厚生労働省、大学教授ら、そして日本医師会のごく一部だけで医療を決めてきた時代が25年以上なくなってからも続きました。結果とし て、この利権構造を残して21世紀になって、結局ダメになりつつあるというのが真の姿ではないでしょうか?
故・武見先生と同時代の方で、国保旭中央病院の院長先生だった諸橋先生の活動の一つが、中医協に病院側の代表を送り込むことで、日本医師会のために四病協と呼ばれ、いくつもに分断された日本全国の病院団体をまとめあげた諸橋先生の活動などが読めます。
(著)鈴木久仁直
(著)鈴木久仁直
日本医師会は自らのポジションを維持したいのなら、ワーキングマザーでもある女性医師や、看護師を診療側の一員に加えることをを進んで提案すべきでしょうし、反省して中医協の構造を変えるべく、もっと様々な人を推薦してほしいものです。
今回の人事では、例の[お粗末様>日本医師会理事の発言]で話題をさらった、理事の方も任期切れ。さて、誰が新しい方に選ばれるでしょうか?
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【足立政務官】中医協人事‐診療側を大幅入れ替えか
“政治主導”の試金石に
薬事日報 2009/09/29
足立信也厚生労働大臣政務官は28日、10月1日で任期切れとなる中央社会保険医療協議会人事について、自ら素案を作成する考えを明らかにした。診療、 支払の両側それぞれ7人枠のうち、診療側は6人、支払側は2人が任期満了を迎える。次回30日の診療報酬基本問題小委員会の後は、事実上、新たな委員を決 定するまで中医協開催は難しく、人選が長引けば、診療報酬改定や薬価制度改革の議論にも影響を及ぼす可能性もある。
中医協委員の任命権は、厚生労働大臣にあるため、中医協の見直しをマニフェストに掲げる民主党政権にとって、政治主導の政策決定を試す試金石となる。
足立氏は、同日の政務3役会議終了後、記者団に対し、中医協人事の対応に言及し、「まず、私の方で委員の方の評価、変更になった後の影響を調査する」と 発言。最長3期6年のルールに該当する健康保険組合の対馬忠明氏を除き、他の委員については,再任の可能性を含めて、候補の選定段階から政治主導で作業を 進める意向を示した。
ただ、かつて批判された団体推薦の仕組みはないものの、中医協の設置根拠となる社会保険医療協議会法では、委員任命の際、診療側については「地域医療の担い手を適切に代表し得ると認められる者」、支払側については「医療に要する費用を支払う者の立場を適切に代表し得ると認められる者」の意見を、それぞれ配慮することが定められている。そのため、政務3役が、どこまで裁量を持って、従来と異なる判断ができるか不透明な部分もある。
さらに足立氏は、日本医師会所属委員の人選について、「これから素案を考える段階で、それを意識した考えをまとめる場合と、そうではない場合も含めて考える」と、含みを持たせた。
任期満了を迎える委員は次の各氏。
▽診療側=竹嶋康弘(日本医師会副会長)、藤原淳(同常任理事)、中川俊男(同)、西澤寛俊(全日本病院協会会長)、邉見公雄(全国公私病院連盟副会長)、山本信夫(日本薬剤師会副会長)
▽支払側=対馬忠明(健康保険組合連合会専務理事)、高橋健二(全日本海員組合中央執行委員)
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