医療制度研究会の本田宏先生が新刊を出してくださいました。一般の方の疑問をわかりやすく説明されています。ぜひ一読ください。
医療に関する問題は、国民全体に影響するにも関わらず、ほとんどの方が、病気にならない限り、きちんと関心を寄せないことです。
大手メディアが大騒ぎするのは、ごく一部の「たらい回し」とか「医療費過去最高」といった表層的な報道が目立つばかりで、現実問題としてどんどん悪化している医療を解決するために継続しての報道はまれです。
また国民全体に影響する問題であるのに、従来の与党の政治家や厚生労働省幹部がアクションをとっても、お金をばらまいても、改善するように継続して行くようには見えず、その場しのぎが繰り返してきたようにしか見えません。
産婦人科、小児科、救急など必要な医療をどうしたら立て直せるか、今後の民主党政権に期待したいところです。
ちなみに本田宏先生は、今後の医師不足を解消するために医師増員の署名活動として「地域医療の再生を求める医師・医学生署名」を行っています。本田先生のブログ「勤務医よ、闘え!」には
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9月4日現在の集計で、2万1058筆の署名の内訳は、医師が1万8149筆、医学生が2909筆でした。医師による筆数の上位は、1位が兵庫県 (1457筆)、2位北海道(990筆)、3位長野県(946筆)、4位富山県(805筆)、5位大阪府(732筆)で(グラフはこちら)、医学生では、1位山梨県(256筆)、2位北海道(224筆)、3位東京都(220筆)、4位宮崎県(210筆)、5位鹿児島県(187筆)でした(グラフはこちら)。
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ということで、徐々に医師も医師不足に気づいています。従来できていた医療を維持するのに必要な勤務医の補充が間に合わないため、地域の公立病院の病棟がどんどん閉鎖されたり、以前は提供できていた治療ができなくなっています。
これは医療の進歩に従って専門的な医療をするには、それぞれに専門的な知識や技術が必要とされ、さらに医療訴訟でも問われるインフォームドコンセントといった手続きが必須とされることで、現場に負担が増しているからです。
現実の過酷な勤務医の状況(毎月の残業時間が過労死基準を超えているのが標準的な勤務医の姿です)を見るにつけ、今後の医療崩壊を食い止めるためには、現場の過重労働を止める必要を感じます。ただ、「じゃ、止めれば?」という単純な問題ではないのは、「日本の優れた医療水準」が勤務医たちの過労死寸前のぎりぎりの状況で支えられている現状を知った上で、徐々にしか改善できないだろうなということです。
海外から見ると「医師や看護師が過労死する日本」という非常識すぎる現実があります。
新政権だけではなく、日本国民全員がもっと医療や福祉を考える必要があると思います。最近は「手術」となると、科によっては、手術待ちが延びだしているのも医療崩壊の一部の姿でもあります。
↓こちら今週の末にあるイベントです
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「貧困をなくし、社会保障を守る『基本法』を考えるシンポジウム」のポスター
2009年9月27日(日)午後1時半~4時半
場 所:あいおい損保新宿ホール(東京・新宿)
入場料:無料
テーマ
ひとりひとりの生命と尊厳を守れる社会をめざして
・シンポジウム:ズバリ!ダメ出し---現場からの告発
テーマ=なぜ政治、法律の変革をめざすのか
雇用・労働・・・河添誠氏(首都圏青年ユニオン書記長)
医療・・・本田宏氏
介護・・・竹森チヤ子氏(東京民医連加盟社会福祉法人「
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本田先生の本はまだ“誰が日本の医療を殺すのか”しか読んでいないのですが、一般人にも読みやすかったです。
一般の人に理解してもらいたいという熱意がものすごく伝わってきました。
紹介された本も読んでみようと思います(^-^*)
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