週末、ふと書店で「中央公論」を購入してしまいました。
第1特集 超・医療格差が奪う未来
近未来シミュレーション
国民皆保険が壊れた日
久坂部 羊
〈徹底討論〉市場か、政府か、今こそ選択の時
「民主党には『公約不履行の勧め』をしたい」(竹中)
対談 竹中平蔵 山口二郎
〈世界最高の医療サービスを維持するために〉
医療保険一元化へ政治的決断を
村上正泰
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えぇ、文筆業と医師を兼業されている久坂部氏の手による、シミュレーションがなかなか・・・破天荒すぎて空想小説らしくていいです。まぁ、産経新聞においてはその妄想がすばらしく発揮されていて、「獅子身中の虫?:医師兼業作家:久坂部羊氏について 」とか「産経新聞は相変わらず低いレベルでしか物事を考えない 」「[やっかみ無用]プロは技術を安売りしない・・・ 」「過労死:先に逃げたものが現場を攻撃する 」「医師不足:アメリカでは30%の増員が勧告される 」といったネタを医療系ブロガーに提供してやまない方です。
もちろん、空想小説ですから、眉つばしながら楽しむべきでしょうね。
さて、もっとまじめに国民のために考えた「社会保障国民会議」という会議体があります。
この設置について
1.趣旨
将来にわたって国民に信頼される社会保障制度に裏打ちされた、すべての人が安心して暮らし、本当の意味での豊かさを実感できる社会をつくっていくために 取り組んでいくことが必要であるという観点から、有識者の参加を得つつ、社会保障のあるべき姿と、その中で、政府にどのような役割を期待し、どのような負 担を分かち合うかを、国民が具体的に思い描くことができるような議論を行うため、社会保障国民会議を開催する。
2.構成
(1)構成:有識者15名により構成。内閣総理大臣が開催。必要に応じ、関係大臣等出席
(座長:吉川洋東京大学大学院経済学研究科教授)
(2)分科会
以下のテーマについて分科会を設置
①所得確保・保障〔雇用・年金〕
②サービス保障〔医療・介護・福祉〕
③持続可能な社会の構築〔尐子化・仕事と生活の調和〕」
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ということで、かなり熱心に未来の日本の医療や福祉について考えたようです。中身を少し拝見してみましょうか?
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<↑かなり本気でシミュレーションしたのが見て取れます>


<これまでの動き以上に今後はさらに在院日数削減へと進む>

<↑病院在院日数削減には、1病床あたり職員数を増やさねばなりません>


<↑増える急性期は今後の高齢人口の増加を見込んでいます>

<機能分化をさらにすすめ、病院や施設の特徴に見合った人材資源の投入で機能を強化するようです>
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これらは、7月に開催された「医療マネジメントセミナー」のうち、『DPCの動向と新たな機能評価係数』と題された厚生労働省保険局医療課 宇都宮啓氏のスライドから拝借したものです。
日本の場合、国民のためにいろいろと政府の方が考えてくれています。問題はこれらを軌道にのせるためには、国民にわかりやすく伝えて理解をもらったり、政策について意見がよせられる仕組みがもう一つのように思います。
とりあえず、今後の仕組みは国民の支持なしに国論は進みません。兼業小説家の予想はあくまでフィクションですが、政府のシミュレーションはその実現可能性を高めるため、予算の調達、ならびに政治家から国民への的確な説明で、実現へさらに近づけていく努力を続けてほしいと思います。
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コメント
コメント一覧
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/syakaihosyoukokuminkaigi/kaisai/syotoku/dai01/01siryou1_2.pdf
みると、社会保障費を払う側の方々が殆どかと(^^;
できるだけ費用を抑えるいいわけをする会議ですな。
新政権では人選からやり直すべきでしょうね。
せっかく、当該会議が、”削減ありき”でなくて”理想とする体制(せめて欧州で標準的な水準)をこの国で築くための増額ありき”を最初から指向して論じてくれたというのに。
概要を紹介したプレゼンテーション資料に至る過程である議事録の価値は大きいですよ。”改革=削減”という公式が本来大いなる誤解であって、”改革とは本来削減・増額双方に使う言葉”であるところ、この国の医療に於いて必要なのは”改革=増額”であると力説されてますのに。
やっぱりアホですよ!こいつら!
内容もカスですが、委員個人のコラムを見たらどうですか?
駒崎弘樹委員『社長、官僚がどうしようもないって言う前に、御社をどうにかしましょう』
なんて読むだけで「官僚にすり寄るウジ虫」ってわかりませんか?
どう言い訳しようとも社会保障を与える側の人たちからの提言であることが自明です。そこにいる派遣の青年や不本意ながらホームレスになった人が一人でもメンバーに入っているのなら小生の意見は取り消しますけど。委員全員を改選すべきです。
というか、そもそも壊滅状態にある供給体制(応需体制)をどうするか?が出発点だから、供給側に焦点が当たるのは当然かと。
医療の分野については供給体制について、余りにも顧みなかった(精神論ですませてきた)事の帰結として、現場の現状を招来しているわけで。現状の供給体制に併せて現実の需要を削るという選択が、社会的に容認されない以上、供給体制を需要に併せて拡大させるしか、方策は無いのですし。
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