奈良の病院の続報ですが、どうやら医師や病院だけの問題ではなさそうです。この際、徹底的に「病巣」の解明をやってください。あえて言えば、こう いう問題外の医師と業者の癒着を防止する方策や、生活保護を県外まで出向いて集めて来るようないびつなビジネスモデルを提案した「コンサル」の存在も含 め、普通ではない感じがしています。

 そして、本当に「悪行」に手を染めさせたのは、借金においまくられた故なのか?それとも最初からなのか・・・。

 

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診療報酬、直接コンサルに 病院不正、借金返済が目的か

朝日新聞 2009年7月6日

 奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」による診療報酬不正受給事件で、生活保護受給者の診療報酬が、大阪市北区の医療コンサルタント会社の口座 に直接振り込まれていたことが、捜査関係者らへの取材でわかった。山本病院は同社に2億円以上を借金。県警は、法人理事長で医師の山本文夫容疑者 (51)=詐欺容疑で逮捕=が借金返済を目的に、受給者に手術などをしたように装っていた疑いがあるとみている。

 捜査関係者らによると、診療報酬のうち、国民健康保険の加入者分は県国民健康保険団体連合会から山本病院の口座に入金されていた。

 しかし、医療費が全額公費負担の生活保護受給者分は、県社会保険診療報酬支払基金に対し、振込先をコンサル会社の口座として依頼。この中には、今回の逮捕容疑となった架空手術による診療報酬約170万円も含まれていた。

 コンサル会社は、資金を借り入れていた山本容疑者に入金分から報酬を支払っていたという。05年夏、山本病院が経営権をめぐって前共同経営者と対 立し、約1億円の返還請求訴訟を起こされて土地・建物の仮差し押さえを受けて以降、同社は資金を貸し付けていた。また山本容疑者は逮捕前、同社が経営に携 わっている北海道室蘭市の病院で院長も兼務し、週の半分は北海道で勤務していた。

 また、山本病院の事務長、大杉龍太郎容疑者(57)=詐欺容疑で逮捕=もこのコンサル会社とつながりがあるとされ、山本病院で診療報酬明細書(レセプト)請求事務の総括責任者だった。

 コンサル会社の幹部は朝日新聞の取材に対し、「病院の運営資金として2、3億円くらいを山本病院に貸していたので、その分、診療報酬で返しても らっていた。不正請求をしているとは思ってもみなかった」と説明している。山本容疑者は逮捕前、「6億円くらい借金があり、経営は大変」と取材に答えてい た。


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【奈良】医療機器販売社長、詐欺容疑で逮捕 奈良・山本病院事件
朝日新聞 2009年7月9日

 奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」による診療報酬不正受給事件で、県警は9日、同病院にカテーテルを納入していた大阪市淀川区の医療機器販 売会社「エイエッチエス」社長、三宅尊(たかし)容疑者(59)=大阪府吹田市山田市場=を詐欺容疑で逮捕し、発表した。県警は、三宅容疑者が大筋で容疑 を認めている、と説明している。

 県警によると、三宅容疑者は法人理事長で医師の山本文夫容疑者(51)=詐欺容疑で逮捕=らと共謀し、05~07年、60代の生活保護受給の男性入院患 者2人に対し、心臓の血管を広げる金属製の筒「ステント」を挿入するカテーテル手術をしたように装って、奈良県社会保険診療報酬支払基金に架空の診療報酬 明細書(レセプト)を提出。07年2月までに2回に分け、同基金から診療報酬計約170万円をだまし取った疑いが持たれている。

 捜査、病院関係者によると、三宅容疑者は山本病院の不正請求を知りながらカテーテルを販売。手術・検査時には「医療スタッフ」として、山本容疑者を手 伝っていたという。また、山本病院がカテーテルを大量に購入する謝礼として、山本容疑者に定期的に数百万円を支払っていたとされる。

 山本病院の元職員は朝日新聞の取材に、「どこの病院もたくさんカテーテルを購入する代わりに1割引きぐらいにしてもらうのが普通だが、山本病院では業者の言い値で買っていた。その分バックマージンのような形で山本理事長に報酬が入っていた」と証言している。

 県警は、山本容疑者がカテーテルを使った手術・検査に熱心だった背景の一つに、三宅容疑者との癒着があった疑いもあるとみて捜査している。

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カテーテル納入業者も不正請求容疑 診療報酬詐欺事件
朝日新聞 2009年7月9日

 奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」による診療報酬不正受給事件で、大阪市淀川区のカテーテル納入業者(59)が、詐欺容疑で県警に逮捕され た法人理事長で医師の山本文夫容疑者(51)らと共謀して不正請求を繰り返していた疑いのあることが、捜査関係者らへの取材でわかった。県警は9日、この 業者を詐欺容疑で逮捕した。
 捜査関係者によると、業者は医療器具販売会社の男性代表者で、山本病院には主にカテーテル(医療用細管)を納入している。業者は山本容疑者らと共謀し、 05~06年、60代の生活保護受給の男性入院患者2人に対し、心臓の血管を広げる金属製の筒「ステント」を挿入するカテーテル手術をしたように装って、 奈良県社会保険診療報酬支払基金に架空の診療報酬明細書(レセプト)を提出。07年1月までに2回に分け、同基金から診療報酬計約170万円をだまし取っ た疑いが持たれている。
 捜査、病院関係者によると、業者は山本病院の不正請求を知りながらカテーテルを販売。手術・検査時には「医療スタッフ」として、山本容疑者を手伝ってい たという。また、山本病院がカテーテルを大量に購入する謝礼として、山本容疑者に定期的に数百万円を支払っていたとされる。
 カテーテルは、検査用は1本数千円からあるが、ステントなどを挿入する手術用は1本10万~20万円という。衛生面から通常は使い捨てにする。
 病院関係者によると、山本容疑者は、ホームレスら生活保護受給者の入院が決まった段階で、診察しないうちにカテーテル手術・検査の日程を決めることがあったほか、1カ月に1回ずつ計3回のカテーテル検査を実施された患者もいたという。
 山本病院の元職員は朝日新聞の取材に、「どこの病院もたくさんカテーテルを購入する代わりに1割引きぐらいにしてもらうのが普通だが、山本病院では業者の言い値で買っていた。その分バックマージンのような形で山本理事長に報酬が入っていた」と証言している。
 狭心症や心筋梗塞(こうそく)の患者らへの心臓カテーテル手術を、山本病院(80床)は05年以降、年約250件のペースで実施。奈良県内では250床 以上の中核病院と同水準という多さだった。県警は、山本容疑者がカテーテルを使った手術・検査に熱心だった背景の一つに、業者との癒着があった疑いもある とみて捜査している。

 

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