奈良の診療報酬の詐欺事件。完全にクロです。4億円の借金に外車が並び、さらに「なんちゃって」カテ。さらに循環器がご専門でない呼吸器外科医による度重なる診療、架空の手術による診療報酬請求・・・。
病気で困っている生活保護の方に医療を行うことは「社会通念上」正しい行いでしょうが、今回はわざわざ大阪から・・・でしたから。ちょっと異質でした。
こうい事件のあとは再発防止の枠組みを考えるのでしょうが、簡単にいえば、抜き打ち調査とかレセプト審査を厳しくする方向に行きがちです。
しかし、本来は地元の医師会や病院長らによって相互的な指導、監視体制が一番いいのではないでしょうか。それぞれ一長一短ありますが、正しい医療を行っている病院はいつ来られても困らないはず。
日本だけではなく、アメリカでも「問題医師」というのは話題になっています。
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問題医師につける薬はない
サンケイビジネスアイ 2009/7/1
Cap Medical Malpractice, Not Malpractice Awards: Ann Woolner
↑原文:ブルームバーグ
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航空会社の危険なエアラインリストのように、病院も個人情報を守ってさしあげながら、「情報開示」が必要な時代なんでしょうね。
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読売新聞 2009/07/01
【ブリュッセル=尾関航也】欧州連合(EU)のアントニオ・タジャーニ欧州委員(運輸担当)は6月30日、世界190か国・地域で構成する国際民間航空機 関(ICAO)に対し、安全性の低い航空会社名を公表する世界共通の「航空会社ブラックリスト」作成を求める意向を表明した。
乗客乗員153人を乗せた国営イエメン航空機が同日、アフリカ東岸沖に墜落し、フランスを中心にEU加盟国から多数の死者が出た事故を受けた措置。近くICAOと調整に入る。
EUは独自のブラックリストを定期的に公表しており、掲載された航空会社はEU域内での運航を禁止される。
タジャーニ委員は記者会見で「欧州ではリストがうまく機能している」と述べ、リスト作成が航空会社の安全意識の向上につながっているとの見解を示した。
EUの最新リストには、アフリカの中小航空会社に加え、インドネシアのガルーダ航空などが掲載されている。
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読売新聞 2009/07/01
奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」の診療報酬不正受給事件、「これは、『なんちゃって』にしといて」――山本病院関係者によると、心 臓カテーテル手術で、スタッフがこの指示を出すと、看護師はカルテに、架空のステントを留置した部位などを示す記号を「黒色」で記入したという。
職員の間でこの架空手術は「なんちゃってステント」と呼ばれていた。元職員は「月末になると、『なんちゃって』が増えるんです」と話す。
山本容疑者は1983年に大阪大医学部を卒業。大阪府内の民間病院院長の男性医師と共同で土地と建物を約6億円で購入し、99年7月に山本病院を開院した。
不自然に多い手術や検査を職員らが指摘することもあったが、「(手術をせずに)死んだらどうするんや」と取り合わなかったという。
「行き着く先は山本」。他の病院の患者や看護師がそううわさするほど、生活保護受給者を受け入れた。入院患者の半数前後は受給者だった。
民間信用調査機関によると、2006年12月時点で、開業時に借り入れた融資の返済が約4億円残っていた。しかし、山本容疑者の暮らしぶりは派手で、自宅駐車場には国産のスポーツカーやドイツ車など高級車5、6台と外国製の大型バイクが計10台ほど並んでいた。
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TBS 2009/07/01
奈良県の病院がホームレスの人たちを集め、心臓カテーテルの手術をしたように見せかけて、診療報酬をだまし取ったとして、警察は、病院の理事長ら2人を逮捕しました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、奈良県大和郡山市の医療法人「雄山会」の理事長で、山本病院の前院長・山本文夫容疑者(51)と事務長の大杉龍太郎容疑者(57)です。
奈良県警によりますと、山本容疑者らは2005年と2006年、生活保護を受けている入院患者の男性2人に、心臓のカテーテル手術をしたかのように装っ て、あわせて170万円あまりの診療報酬をだまし取った疑いです。このほか、実際に手術を行ったケースでも、本当に必要だったのかと疑問視する声が上がっ ていました。
「入院したらすぐ検査。1回で100万円。(Q.100万円?)1回でいいのに3回もなぜ、せなあかんねん」(元患者)
山本容疑者は心臓病の専門医を名乗っていますが、同級生だった医師は、こう話します。
「本来、彼(山本理事長)は、(専門は)肺だと思う。心臓血管外科の専門医も取っていない(Q.そういう方が手術するのは?)普通ないでしょうね」(同級生だった医師)
『良き人格を備えた医師にー』。大学卒業時、こう抱負をつづっていた山本容疑者。取り調べに対し、容疑を認めているということです。
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産経MSN 2009.7.2 07:37
名門医学部で腕を磨いたはずの医師がなぜ-。医療法人雄山会「山本病院」(奈良県大和郡山市)の診療報酬詐取事件で逮捕された同法人理事長、山本文夫容 疑者(51)は、臓器移植法に基づく脳死心臓移植を初めて手がけた大阪大医学部付属病院旧第一外科の医局にも所属していた。しかし、以前に開設していた眼 科クリニックではトラブルも多く、現在の病院になってからも、勤務する医師が地元の地域貢献事業に無断欠勤するなど、不信感を抱く医療関係者が多かった。
山本容疑者が卒業した大阪大医学部の関係者によると、山本容疑者は、臓器移植法に基づく脳死心臓移植を初めて手がけた同医学部付属病院旧第一外科の医局 に所属。ただ、所属先は呼吸器グループで、心臓血管外科グループでは研修しただけ。一時は心臓外科の専門医を目指しながら、あきらめたようだという。
奈良県医師会幹部によると、山本病院が平成11年に開院するにあたって、県医療審議会で審査した際、平成8年ごろから数年間、専門外の眼科クリニックを大阪市内で開設していたことや、過去の勤務先が転々としていたことなどから、審議会委員らは不審に思ったという。
実際、照会先の大阪府眼科医会から「クリニックには患者からの苦情が多く寄せられ、(山本容疑者が)どこにいるか分からなくなった」との情報が寄せられ たことから、最終的に同審議会は「開院は認めがたい」と答申。しかし、県は結局、「書類が整っている」と開院を認めた経緯があるという。
山本病院の開院後もトラブルは絶えることがなかった。山本病院が所属する大和郡山市医師会は、会員が輪番で受け持つ地域貢献事業として、市内小学校での 健診を行っているが、同病院の医師が無断で休むなどのトラブルを続発させたため6月11日、同病院をすべての輪番から外していた。
同医師会幹部は「地域貢献が求められる病院としての姿勢が問われる」と憤る。
大阪大医学部の関係者によると、山本容疑者は学生時代から、ことあるごとに「金、金」と口にしていたといい、旧第1外科出身者の間では、「金への執着心 が強い」というイメージが定着していたという。「儲かるからと一時、眼科まで開設していたという話は聞いていたが、外科医としてあり得ない」と関係者は話 す。
同県香芝市の山本容疑者の自宅には、高級車や大型バイクが10台前後並ぶ。近所で働く男性(41)は「以前、大型バイクの下敷きになって動けなくなっているところを助けたら、断ったにもかかわらず『命の恩人だから』と、お礼として2万円を渡された」と話していた。
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演題 「患者の権利について」
演者
講 師:池永 満氏(福岡県弁護士会会長)
司 会:中澤 堅次氏(栃木県済生会宇都宮病院院)
期 日:平成21年7月4日(土)午後4時~6時(受付午後3時30分~)
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もちろんこんな腐った医者がいることが一番の問題ですが、その腐り具合を書類だけで見抜くのはむずかしいことでしょう(レセプトの突出具合から疑いを持つことはできるでしょうが)。一番簡単なのはやはり抜き打ち調査でしょうね。レセプトの束を持って、カルテと入院患者とレントゲン写真と検査結果などとを「現物合わせ」をしたらほとんどがわかりそうに思います。
「指導」と称して、真面目にやっている医者をねちねちいじめて喜んでいるより、こんな輩をたたく方がよほど医療費削減に有用だと思うんですけどね。
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