臓器移植法案、ついに法律改正に向けてやっと・・・・ですが、10年以上放置されていても、無事A案が通過です。
日本の場合、和田心臓移植以後、さまざまなことがあって、遠まわりしました。これで他の先進国と同じような法体系になっても、まだ国民の「コンセンサス」がまだこれからでもす。
移植医療の現場では臓器不足は確かにありますが、実は「人手不足」も問題になっていきます。
これは移植医療が時間との戦いで、突然、マンパワーを投入する必要もあるからです。「移植」についてまだまだ、必要なものがあります。
「移植」について国民へもっと身近に感じてもらうために、新しい生きる希望をもらった患者さんや家族の感謝を、国民全体で共有され、理解されるのを時間をかけて求めていくしかありませんね。
それにしても全体で棄権する「政党」や、反対の方が多かった野党第一党・・・いろいろ考えてしまいます。そういう意味で、「自民党」を見直してしまいました。
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賛成の約8割は自民=民主、公明は反対が多数-臓器移植法
時事通信 2009/06/18
各党が党議拘束を外す中、臓器移植法改正A案が衆院本会議で可決されたのは、自民党議員の圧倒的多数が賛成したためだ。賛成263票のうちの8割近く(202票)を自民党議員が占めた。これに対し、民主、公明両党は反対票が上回った。
自民党で反対したのは77人で、棄権・欠席は24人。医師でA案提案者の中山太郎元外相らは、臓器移植を推進する学会や患者団体の強い要請を受け、国会 内で勉強会を開催し、個別に支持を働き掛けた。こうした熱心な活動に「衆院選を控え、議員心理が動いた」(中堅)との声が漏れた。
一方、民主党は賛成41人、反対65人。A案に反対した鳩山由紀夫代表は「脳死を人の死と本当に言い切れるのかとの思いがあった」と判断の理由を説明し た。ただ、幹部で反対したのは鳩山氏だけで、小沢一郎、菅直人の両代表代行や岡田克也幹事長、山岡賢次国対委員長は賛成した。
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臓器移植法改正案 強力だったA案派の働きかけ
産経新聞 2009/06/18
臓器移植法改正案のA案が18日の衆院本会議で、予想をくつがえして100票近い大差で可決された。A案支持の各党衆院議員や、子供を含む国内での移植を待ち望む患者団体、移植学会の強力な働きかけが功を奏した。
一方、与党や民主党の国会対策委員会関係者らが推し、最有力とされていたD案は作戦が裏目に。「他の案が過半数を得られず、最後になだれを打ってD案が可決される」。そんな光景を描き、積極的な働きかけを控えていたD案支持者は、投票結果に驚きの表情を浮かべていた。
A案提案者の河野太郎衆院議員(自民)は18日、採決直前の衆院本会議場で「A案支持者と、投票先を決めかねている方へのお願い」と題した文書 を配り始めた。文書はA4判1枚で「A案はWHO(世界保健機関)が推奨する法案です」「かならず、A案に投票してください。仮にA案が否決された場合、 その後の投票は棄権せず、反対票を必ず投じてください」と強く迫っていた。
「臓器移植患者団体連絡会」は、今月9日、全国紙にA案支持を呼びかける全面広告を掲載。同会や日本移植学会などの関係者が全国から上京し、東 京・永田町の衆院議員会館の各議員事務所を何度も回った。患者団体など組織的支援のあるA案のロビー活動は最後まで緩むことがなかった。
河野氏や山内康一衆院議員(自民)は、連日深夜まで議員会館に詰め票読みを行い、迷う議員をしらみつぶしに説得したという。
17日には、ある議員の事務所に50枚もの賛否を呼びかけるファクスが届いた。だが組織力の差なのか「A案賛成が3倍も多かった」と」という。
一方、与党や民主党の国会対策委員会は、臓器提供を欧米並みに近づけるA案が過半数は得られないと踏んだ。自民党国対がA案提案者のリーダー、 中山太郎元外相(自民)らにD案に合流するよう再三要請したのはこのためだ。だが、中山氏らは「D案では臓器移植は増えない」と逆に反発し巻き返した。
長男の河野太郎氏から生体肝移植を受けた経験を持つ河野洋平衆院議長が改正に前向きだったこともA案派は“活用”した。「引退する議長に花を持たせよう」と情に訴えて歩いた。
採決が近づくと、新聞やテレビ報道で移植を待つ子供の患者が報道された。衆院選を控える自民党若手は「報道を見てA案に決めた」と語った。
ただ、採決では異様な光景もあった。笑い声ややじ…。賛成、反対両方の木札を壇上まで持っていき、投票行動をちゃかすような議員がいた。敗れたC案支持 の議員は「生死が絡む事案なら震えるほど緊張感が走るはず。深く考えない議員がロビー活動に影響されA案を支持したのでは」と悔しそうに語る。
A案派の中山氏は本会議後、記者団の前に姿を現した。「これで多くの患者が助けられる。死を待たざるを得ない方も救われる可能性が出てきた」。目を潤ませていた。(水内茂幸)
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昨日は、この法案可決だけがニュースではないので、ひとつだけご紹介します。ある有名な医師がいる病院が敗訴しました。具体的にはコメントは避けますが、どんなに優れた医師でも、100%はありえません。
患者さんと医師の関係は、契約みたいなものです。一緒に病気と闘い、すべてが成功することは難しいです、しかし、一緒に結果を共有できる関係であればいいのですが、この先生と病院は、不幸なことに患者さんから民事訴訟を起こされてしまいました。
メディアが「多くの患者さんを救う名医」として有名であっても、このような不幸な形になることがあるという意味で、教訓があると思います。当時はこの病院で「心臓外科部長 」としてメスを握っていた先生は幸いにも数年前までは「そういったことはない」とおっしゃっていました。
お亡くなりになった患者さんのご冥福をお祈りします。
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心臓手術のミス認定、7500万円賠償命令 横浜地裁
産経MSN2009.6.18
大和成和病院(神奈川県大和市)で平成16年、心臓手術後に死亡した会社社長=当時(57)=の遺族2人が、死亡は手術中のミスが原因として、病院側に 計約1億3300万円の賠償を求めた訴訟の判決で、横浜地裁は18日、医師側の過失を認め、経営する医療法人と医師2人に計約7500万円の支払いを命じ た。
小林正裁判長(異動のため鶴岡稔彦裁判長代読)は判決理由で「手術中、保護液を注入するタイミングが遅れたため心筋の保護が不十分となり、心筋梗塞(こうそく)を引き起こした」と指摘、医師の注意義務違反が死亡につながったと判断した。
判決によると、男性は平成16年4月20日、同病院で心臓の弁を治す手術を受け、4日後に多臓器不全で死亡した。
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2001年10月8日(藤沢市民会館)
今日は雨の中遠いところからもご出席いただきましてありがとうございました。こういう場所で皆さんにお会いできることは、手術をした医師としてとても嬉しく言葉では言い表せない思いがいたします。
今日は私の話の他に、フォトジャーナリストの伊藤隼也さんをお招きして医療事故という今までとは異なった切り口でお話をしていただきます。
(中略)
ズバリ申しますと、医療訴訟と申しますか医療過誤の問題です。幸い私自身にはそうした経験はありませんが、よその病院で行なわれた手術に関して訴訟にな らないだろうかと弁護士さんや患者さんが私のところに意見を聞きに来るようになりました。特にこの1年、増えてきたように思います。
(以下略)
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☆勤務医のあるべき労働環境
—なぜ労働基準法・労働組合を活用しないのか?—
聖隷浜松病院 腫瘍放射線科主任医長
崔 秉哲先生
6月20日(土)16:00〜18:00
東京保険医協会セミナールーム
参加費無料、定員80名
参加者氏名、人数を明記の上、協会FAX(03-5339-3449)までお申込ください。
09 年3月、都内で総合周産期母子医療センターを持つ日赤医療センターと愛育病院が、相次いで労働基準監督署による是正勧告を受けました。「名ばかり管理 職」問題と、医師"当直"と称する夜間勤務体制は、労働基準法に違反しているとして、改善が求められています。いま、勤務医の過重勤務を『労基法を遵守し た普通の労働』に近づけることは、医療再生にあたっての大前提と考えなければなりません。
講演では、滋賀県で労働基準監督署を活用し、労働組合 を活性化した崔 秉哲(さい へいてつ)先生から、労働基準法の基本解説とともに、勤務医の労働環 境改善への手順についてお話いただき、医療再生のために保険医を含め、国民各階層に求められている課題を探っていただきます。
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