景気後退のあおりを食らって、ホテルやオフィスの供給過多が問題になってきています。バブル景気以来の景気拡大期に駆け込み需要で作りすぎたので す。国際都市東京と言えど、一泊5万円以上のホテルが出来ても、顧客は外資系ビジネスマンの法人利用でしたから、景気冷え込みの直撃を受けたようです。
もちろん、外資系も内資系に関係ないのです。こういう時はいかに顧客を取り込むか?オフィスビルもホテルの客室の稼働率の低下は、将来の成長の可能性に 寄りかかって、資金調達できる限り期待感を膨らませて、ごーぢゃすに作り過ぎた結果とも言えますが、景気がしぼむ時は一斉で、電鉄系のように立地が一等地 でアクセスが良くても、肝心のソフトウェアサービスが悪かったり、顧客へのブランドイメージが低いままの価格競争力の弱いホテルは生き残れません。
また超一流ブランド名だけでお客さんが集まってきたホテルも開業ブームがひと段落すると、ハードウェアが最高級なだけで、サービスが他と差別化で きていないと、客層が離れ、一気に地位が暴落します。今後どのホテルが仕掛けるか不明ですが、海外なんか良くホテルの場所は同じでも名前がコロコロ変わる なんて普通です。自分がNYで泊まったことがあって、世界大恐慌最中の1931年に、セントラルパークを見下ろす高級ホテルとして開業したエセックスハウスはこの20年くらいの間にJAL-->StarWood(シェラトン・ウェスティン系列)--->Jumeira(アラブ首長国連邦のホテルチェーン)といった具合。
そういえば、1昨日のNHKスペシャルの「沸騰都市」の最終回「東京モンスター」は今一つでしたなぁ・・・世界中が景気の時に始めた番組企画。
不景気になってからも作ったんだろうなぁプロジェクトIGにアニメ作らせたからそのまま流しちゃって・・・結局、3月に総集編ではなく「その後」を追加で放映するらしい。
もちろん不景気のあとに好景気が待っているとはいいとして、生活者のことを考えずに地下や高層建築へと増大したライフラインの成長の限界やコストを度外視して進む訳ない・・・。
東京の未来予想で、ファンタジーでも悪くはないのですが、東京の未来都市の姿は違います。
今後数年以内に、退職を迎えるベビーブーマーの団塊の世代、彼らが15年後、20年後、東京に居住し、経済的な負担を襲いかかります。成長するた めには諸外国からお金を持った外人ばかりが集まるのではなく、世界中から高齢者の介護のため出稼ぎ労働者も引き受けなければならないのかもしれません、あ るいは地価高騰のために都心に住めなくなった住民が、近隣の周辺自治体に追いやられ彼らの介護や医療のインフラが急速に枯渇するのかもしれません。
急速に高齢化する都市の人口の姿まで考慮せずに今の東京の都市計画を乗っけて妄想する・・・。今後、人口の流入が続いて幸せな東京ばかりが真の姿じゃあ りません、日本の中で猛烈に高齢化を引き受けるのもまた3大都市圏の姿であると思います。きっとわかってて描かなかったのだと思いたいですけど。
NHKスペシャル『沸騰都市 シンガポール 世界の頭脳を呼び寄せろ』はよかったんですが。
最近、地方の病院の院長先生に話を聞くと、すでに医療費の3割負担や物価高騰のあおりを受けてか、通院を控えたり、通院を1か所にまとめたり、救急車の受け入れ台数の減少など、受診動向の変化が見られるそうです。
自治体の病院は戦後建てられた建物の更新が重なった昭和50年代に改築したため、そろそろ耐震補強工事やアメニティの面でも補修工事や追加の出 費が必要です。また、地域医療計画で病床制限の駆け込み需要で、この時期に病院がスタッフも増やしたために、現在50代に差し掛かった病院職員が、一斉に 退職するようになり、今後の退職金の積立てが不足して起債が必要になるはずです。
自治体病院も、急性期の病床の在院日数の急速な削減により急性期病床は過剰となっていきます。今後、救急に特化した病院はさらに濃密な医療を行うために医療従事者(看護師や医師)などの専門職を吸引し続けます。
日本人の死因の1位が「がん」となり、従来の救急医療で助ければ・・・の医療から「がん」を抱えながら生きていく患者さんが増えることを意味しま す。単純な「がん」といっても疾病の内容単純ではなく、「オーダーメイド治療」などは生存期間の延長をもたらし、待っているのはさらなる医療費の増大と新 たな顧客のニーズの勃興です。
同じようにホテル業界も今後、生き延びるために従来のような「ウェディング」や「パーティ」だけのハレの場ではなく、違う形になるところも出るでしょうが、団塊の世代は戦争後の生まれ、戦前生まれの方たちよりも自分たちが求めるものを求めてブームを作ってきました。
病院は、ハードウェアの豪華さや看板の名前が求められるというより、結局は医療の質(結果)が全て、顧客である患者さんのニーズを見ながら変化していくように思います。
『周産期医療の崩壊をくい止める会』のワンクリック募金もよろしくです
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日テレ 2009/02/16 来月上旬にオープン予定の「シャングリ・ラ ホテル東京」は香港に拠点を持つ高級ホテルで、東京駅前の複合施設「丸の内トラストタワー」に入居する。客室はすべて31階以上に位置し、都心が一望できるほか、フィットネスやスパなどの施設も備えられている。 都内では、数年前から外資系高級ホテルの開業が相次いでいるが、去年秋以降の急激な景気の悪化や円高の影響で、アメリカやヨーロッパのビジネス客を中心に需要が減少している。今後は客の獲得に向けた競争がさらに厳しくなりそうだ。
厳しい経済状況の中、東京・千代田区の東京駅近くに外資系高級ホテル「シャングリ・ラ ホテル東京」が間もなくオープンする。その豪華な内部が16日、報道陣に公開された。
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ホテル業界の御三家も苦戦……稼働率は最低レベル
[ZAKZAK]2009/02/15
不況などの影響で、ホテル業界に"逆風"が強まっている。都心の一流ホテルでは主な収入源を宴会に依存していきたが、リーマンショック以降に激減。また鳴り物入りで参入した外資系ホテルも苦戦が続いているようだ。
ホテル不況が深刻だ。都心の一流ホテルでは主な収入源を宴会収入に依存してきたが、昨年後半からの不況以降、主要顧客だった官庁、企業、団体など のパーティー需要が激減。鳴り物入りで参入した外資系ホテルも、お得意様の外国人ビジネスマンや外資系の日本法人の利用が軒並み減少。客室、宴会場ともに 過去最低レベルの稼働率なのだという。
ホテル御三家の1つ、帝国ホテル(東京・日比谷)の1月の客室稼働率は59.6%で、1986年以来の低水準を記録。同じく御三家のホテルオークラ東京(虎ノ門)は45%、ホテルニューオータニ(紀尾井町)も37%と、軒並み最低水準となった。
激減の原因は外国人観光客の減少と国内企業の出張費削減。高級ホテルだけでなく、ビジネスホテルも苦戦中だ。
「もともと1月は稼働率が下がる時期。御三家クラスは分母となる客室数自体が多いですが、それにしてもこの少なさは異常。インターネットや携帯電話予約限 定で半額以下の格安プランを設定したり、旅行代理店と提携した女性限定プランなどで需要喚起を狙っても、旅行や出張の需要自体が激減しては手の打ちようが ありません」(大手ホテル営業担当)
宴会部門も大苦戦だ。ホテルの収入は宿泊、レストラン、宴会が三本柱。中でも宴会は収益率が高く、長年大きな収入源となってきた。かつてはホテルの全売り 上げの半分近くを占めた時期もあるが、現在は3割程度に低迷。帝国ホテルでさえ、バブル後のある年の年間売上比率は宿泊20%、レストラン 17%、宴会31%程度だという。
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