MTpro 2009/02/04
WHOの決議案で各国の“自給自足”求める
第42回日本臨床腎移植学会(1月28~30日,東京)が開催され,最終日の30日に日本臨床腎移植学会と日本移植学会が合同で記者会見を開いた。
今年(2009年)1月26日,世界保健機関(WHO)の定例会で,世界の臓器移植における臓器は各国が自給自足すべき,という決議案がまとまった。
今年5月に開催されるWHO総会(WHA)では,新たな移植ガイドラインとともに上記の決議案も採択される可能性が高い。
(以下略)
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岐路に立つ渡航移植
2/3のNHK BS「きょうの世界」で報道されていました。概要ですが、よかったら一読を。
心臓などの臓器移植を海外に渡航して受ける、日本人の渡航移植が岐路に立たされている。
WHOが先週、新しい指針を承認。臓器移植に使う臓器は自ら国内で確保するように・・・とされていた。
この背景には臓器売買があり、仲介業者が跋扈し、インドやフィリピンなどで臓器を売る人が増えたため。
人体の一部や臓器を金銭のために販売するのを禁止したいとWHOの臓器移植担当理事
■臓器移植を海外に依存してきた、日本。危機感が高まっている。
ドイツで母親とドナーが現れるのを待機している患者談:
「今、この道が閉ざされると、日本の患者たちは助かる方法がなくなる。」
臓器移植法から12年。日本の移植医療が問われている。この間に日本国内で行われたの脳死からの臓器提供は80例、年間10例に満たない。
現在、移植希望登録者数、12500人にも上る。
特に脳死患者からの提供にたよっている心臓移植に限ると、心臓移植:国内60人、海外93人と海外の方が多いのが現状(日本移植学会調査)。
今なお、国内で十分な数の移植が行われず、渡航移植に頼る日本に対して海外から厳しい視線にさらされている。
■ドイツからの取材。
ドイツ、バート・エーンハウゼン心臓病センター。ドイツ国内で一番最多。
これまで日本人15人移植を受けている。
しかし、今、日本人の渡航移植を受ける環境は厳しい環境に。福岡から来た日本人男性(31歳)は移植でしか助からないとされている。
彼は心臓病センターから5分くらいのところで移住し、母親とともに移植を待ち続けている。
彼の治療費や渡航費用は夏の間3か月かけて友人らが7000万円集めてくれたものだ。おととし9月ようやく渡航。それから1年半、臓器を待ち続けいる。
渡航移植は募金に頼らざるを得ない。すごく家族や友人に負担をかけてしまう。・・・と待機中の患者さん談。
■移植を受けられない背景は、ドイツ国内でも問題
実は過去7年間の移植手術は増えていない。この施設では年間150例可能だが、実態は半数にすぎず。現在250人が待機している。
61歳の拡張型心筋症のドイツ人女性。適合する心臓を3年以上待ち続けている。
「絶望しつづける瞬間がある。誰かが心臓をもらったと聞くと・・・」談
ライナー・ケルファー院長。これまで日本人を積極的に引き受けてきた。
しかし今後、日本人患者をうけることは今後難しくなる。
「日本は外国で移植せずに、国内で受けられるようにすべきです」
臓器不足はドイツ全体の問題。移植提供者1300人あまり、待機患者12000人にのぼる。
ドイツの臓器提供を統括する団体ドイツ臓器移植財団。ギュンター理事
「日本人はまず自分たちの国の問題を解決するためにまず行動すべきです。」
母親と待機している日本人患者。ドイツにわたって治療費と生活費で底をつき始めている。
いつ自分の番が始まるか、
本当に移植を受けられなくなるのか?
渡航後は体調が弱っているため週に1度の通院と買い物以外は外出せずに自宅で母親と不安の日々を送っている。
<スタジオ>
日本大学 南和友心臓血管外科教授。ドイツの施設で20年勤続勤務してきた。
今回のWHOの指針をどう思うか?
>今回の指針は日本人の患者さんにとってショックである。
WHOの指針は拘束力はない。渡航移植をめぐる状況はどうなるか?
>現実には欧州はルールを決められると、守っていく方向になるであろう
>欧州は10年前から門戸を閉ざしていて、ドイツのみ。ドイツもこの指針を受けて変更するだろう。
日本国内で臓器を得られないために海外に行く日本人はどう対応するか
>逆に、日本にとっていい方向になるのではないか?
>現実をみたら大半の人は日本国内で亡くなっている。日本で移植をしなければならないんだと
>「臓器移植を」考えるチャンスで、こういう外圧、外からのプレッシャーで移植医療を進歩させるきっかけになるべき
日本では、臓器移植法改正案が国会に提出されている。(自民・公明の共同提案)
年齢制限の撤廃、家族の同意のみで臓器提供が可能になる予定。
しかし、遺族側の懸念(提供後の精神的ケアが不足)がある。安易に緩めることはますます遺族の心情のケアが遅れていくため、慎重に議論していく必要がある。
国民の理解がないため、臓器提供数が増えない。これから国内での臓器移植をさらに進めていくために国民にどういった理解を求めていくべきか?
>NPO法人ハートTOハート(http://minami-kazutomo.net/heart/minami.html)を去年設立して、各地で市 民向けの講演会を開くなど努力をしている。移植については医学的に話してもダメで、移植医療の大切さを一般市民、特に若い人にもっと知ってもらうよう働き かけをしている。
臓器移植について自分の身の回りの問題かという考えがないため、その状況にならないため、増えない。
>脳死や移植に無関心な人が多すぎる。判定もされていないのが現実
>ドイツでは法律で脳死を診断しなければならない。と定められている。
日本国内でも人々が問題を理解できるようにしていく必要がある。
>日本人の死生観が欧米とは違うのは事実だが、死とはどういうものなのか考えなければならない。
>欧米でもドナーの数は減っている。まったく日本は比較にならない。
継続した運動が必要。日本はこれからスタートにたつ。
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先月からNHKではかなり熱心にとりあげられていました。
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1/28 (Wed) 19:30 ~ 20:00 (30分)
NHK総合・東京
1月28日(水)放送
岐路に立つ"渡航移植"
海外に渡って臓器移植を受ける"渡航移植"が、いま外国から厳しい視線にさらされている。今週、世界的な臓器不足と国境を越えた不正な臓器売買の実態を憂 慮したWHOは、理事会で「臓器移植は国内で行うべき」という指針の改定案を承諾。臓器移植法の施行から10年あまり。国内での移植件数が伸び悩む中で、 ドイツやアメリカへの"渡航移植"に一縷の望みをつないできた日本の移植医療関係者や患者に波紋が広がっている。なぜいま海外で渡航移植の制限に向かう動 きが広がっているのか。国内で臓器提供が進まない背景にどんな問題があるのか。臓器移植を取り巻く世界の現状と日本の課題を探る。
(NO.2689)
スタジオ出演 : 平沢 公敏(NHK科学文化部記者)
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日本人の臓器移植は「日本で」 突きつけられた現実
JCAST 2009/1/30
http://www.j-cast.com/tv/2009/01/30034527.html
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日本では移植医療は和田心臓移植があまりにも反響を呼んだため、その後「脳死」をめぐって、非常に移植医療が実現するまでに時間がかかりました。
自分も大学時代に生体肝移植があり、その後の移植医療をめぐっては海外とは異なった形で導入されたんだと思います。
ただ、移植医療に必要な技術はすでにアメリカなどとそん色ないと思いますが、渡航移植の報道はされていますが、「海外に行って移植を受ければいいんだ」と思っている部分もあります。
しかし、実態は海外に渡航できているのはごくわずかでほとんどの患者さんがドナーが現れずに無念の死を遂げていたり、また海外での受け入れといっても、他国の患者さんを押しのけて移植を受けているということです。
現在、臓器移植法の改正案が国会に上程されていますが、しっかりと議論されているとは言いかねます。
今後、日本の移植医療を充実させるためには、もう一度、みんなで考える必要があります。
◎第171国会にて審議中の改正案A,BおよびC
http://www.sepia.dti.ne.jp/trio/home.html
骨髄移植フィルターに関する署名のお願い
>http://spreadsheets.google.com
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