景気が悪くなっています。おそらく、これから派手な生活は慎みましょう。「清貧」とか「身の丈」に合わせるような古めのキーワードがどこかのまた出てくるように思います。
アメリカもそういう時代になっていきます。オバマ新大統領も、ブッシュ政権の後片付けに追われ、1兆ドル以上の財政赤字(オバマ次期政権また難題 財政赤字1兆ドルの恐れ:産経ビジネスアイ2009/1/8)をかかえながらアメリカの景気を回復させなければなりません。
実はこれには景気対策の費用は入っていません。相当な悪化を見込んでいるでしょうが、今後の医療需要の増加を前に、医療費などどうするん?でしょうか。
堀田佳男の「2008アメリカ大統領選ウォッチ」 第12回
ロイター 2008/12/15
さて、個人的には、スウェーデンの病院でお仕事をされている先生のブログ「カーリング漬け」にいい記事がありましたので紹介します。
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「カーリング漬け」より
不景気の時が学びの時だ!!
スウェーデン語学学校での話。経済危機の話題となる。
「経済危機で不景気の時が学びの時だ。失業すると、もちろんショックだけどな、こういう時に勉強をして、次のキャリアをつむのがスウェーデン流だ」
と講師が移民達を励ましていた。移民の語学学校SFIにはどちらかと言うと明日の職を夢見て、通っている学生が多い。学生と言っても様々な国の大学を出た社会人で、若者から老人まで多種多様な背景の人々が通っている。
スウェーデンで失業した場合、手厚い失業保険と生活保護がでる。暮らすのにはしばらくは困らない。しかし、それが切れるまでにはもちろん、再就職 をしなくてはならない。その再就職のために、失業中に様々な職業学校や大学へ通い、キャリアをつむことが無料に近い額でできるのだ。
(以下略)
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自分もそうありたいです。景気が悪い時こそ、残業は減るし(あ、医師はあんまり残業は減らないけど・・・汗)、その時間、本を読んだり、学校に通ったり、さまざまな活動に参画したりして経験値を積む必要があります。
ネットカフェ難民は確かに気の毒。でも、いつまでもこもってはいられません。まして日比谷に集まって・・・お正月を過ごしてもいつまでも援助&支援を期待していては「自己投資」をすることに切り替えた人に、次の就職のチャンスに必ず負けます。
自己開発、自己啓発というのは難しいですが、人というのはいくつになっても可能性があると思います(大きな病気を得て人生を変える人が多いのを僕らは知っています)。それを考えたら、失業など長い人生の間の短い小休止にしかすぎません。
今回の景気後退に合わせてリストラすることは企業としては肥満体となった企業の体を減量することで、バブル景気崩壊の時のようにずるずると赤字体質のまま 事業を続けることは不可能です。そして株主にとってはリストラは好ましいことです。収益性の良い事業に投資を集中することで、ライバル企業と競争する力を つけられます。
リストラで企業生き残れば、また成長のチャンスは訪れます。しかし、リストラせずにごまかしていくと、国鉄のように借金漬けになるだけで、結局は生き残れません。
トヨタなどは今回の派遣&期間工を切り、ブラジルや中国などの工場の増設を見送りました。しかし、再び成長期に備えると、完全に戦線をたたんで縮小することは次回の好況の時に成長のチャンスを失うかもしれません。
ちょうど造船業がすっかり韓国に水をあけられたかのように・・・。
『周産期医療の崩壊をくい止める会』のワンクリック募金もよろしくです
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造船業、日本抜いたのは不況時に投資したおかげ
中央日報 Joins.com 2009.01.06
国内の造船産業は景気低迷が進んだ時期に「逆発想」に基づく投資を通じ、世界トップを達成した代表的な事例と言える。
60年代に日本は西欧を抜き、造船業界の第1位になった。熔接を通したブロック工法を使ってコスト優位性の労働力を掲げ、トップを獲得した。しかし長引く 造船業界の低迷を受け、第一次石油ショック(79~81年)のときに建造能力の3分の1を減らした。87年には円高が急激に進み、再び3分の1を削減し た。
半面「後発走者」の韓国は、当面は厳しいものの今後の好況を確信し、90年代半ばから積極的な投資に踏み込んだ。三星(サムスン)重工業が94年当時とし ては大金だった3000億ウォン(約200億円)を注入し、慶尚南道巨済(キョンサンナムド・コジェ)に3番目のドック(船渠)を完工した。
翌年には現代(ヒョンデ)重工業が蔚山(ウルサン)に8番目のドックと9番目のドックをそれぞれ作った。これを基盤に韓国はついに世界トップの座に躍り出 た。日本が02年10月後半に韓国に追いつくため、造船会社7社を5社に再編した。しかしすでに一歩遅れた状態だった。
産業研究院の洪性仁(ホン・ソンイン)研究委員は「日本は建造技術と生産性の面で優れていたが、‘景気沈滞期の判断ミス’で不覚を取った」とした後「不況時の大胆な投資は、韓国の造船メーカーを世界トップに押し上げた原動力となった」と話した。
問題は今後だ。全世界を再び襲った不況は、最上の競争力を備えた国内の造船業界にも影響を及ぼしているからだ。受注の取消が相次いでいる。また中小造船所 は生死の別れ目に来ている。もしかすると恐ろしい物量攻勢で迫ってくる中国に世界トップの座を渡すことになるかもしれないと懸念する声もある。幸い現代 (ヒョンデ)重工業、三星重工業、大宇(デウ)造船海洋のビッグ3は、造船業界の不況を高付加価値船舶の開発で乗り越えるという戦略を立てている。受注は 減っても、利益を多く出す船舶に集中するということだ。
現代重工業の場合、LNG船(LNGタンカー)と超大型原油保存生産設備の製造技術を開発し、受注に努める予定だ。三星重工業は石油のボーリングができる 船舶など新概念の船舶を相次いで開発した。大宇造船海洋もボーリング船舶と半潜水式ボーリング船、超大型の原油保存生産設備など海洋設備分野の技術力を確 保し、新しい受注に備えている。
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