医師に位置情報を把握できる医療用携帯電話を持たせて、自動的に診療中か否かを判断できるシステム・・・。さて実現するとして、どうなるんでしょうかね?
しかし実現したら患者さんはラッキーなのかはわかりません、当直の施設がどこでも空いていればいいという割と「ザル」っぽいのです。
救急病院にも差があります。ベッドがあいていて、医師がいるという触れ込みで運ばれたら・・・新生児のベッドが空いていなかったりして、母体は診察できるけど、小児科が対応不可能だけだったりしかねませんけどね。
これに期待しすぎるのは危険です。風邪っぴきから交通外傷まで診療していますが、産科救急は産科のスタッフ数以外に違う問題があります。
想像として、当番の産科医が手術中でなければ、自動的に候補病院なんですよ。いろんな現場の調整余力が少なくなっている時代、救急病院333施設がとっくの昔に「形骸化」しているのを見ることになりそうです。
ま、ITに税金を使ってもいいけど、「新銀行東京」のように、鳴り物入りで、結局「無駄遣い」に終わったように、これが根本的な解決の手段となりえません。他にもできることを検討願いたいところです。
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産経MSN

東京都内で脳内出血の妊婦が相次いで搬送拒否された問題で、東京都が都内の全救急医療機関(333施設)に、医師の 稼働状況や受け入れ可否の検索機能を追加した「救急医療情報システム」を導入する方針を固めたことが13日、分かった。来年度にも実施する予定で、14日 に開催される都救急医療対策協議会で明らかにする。
現在は「産科空床」「ハイリスク患者」など受け入れ状況を「〇」「×」で表示できる都のネットワークシステムが、周産期母子医療センターなど24医療機関を結んでいる。
しかし、救急救命センターの状況を検索することはできないうえ、土日も含め、1日2回以上の更新を怠ると、その病院のシステムは使えなくなる。実際、先月 上旬に都内の妊婦(36)が8病院から受け入れを断られ死亡した際には受け入れが「〇」となっていた3病院が搬送を断っていた。医師らが診療に忙殺され、 更新が遅れたことが原因だった。
また、妊婦死亡が発覚した後、「救急救命病院の名前も挙がっていれば処置も変わった」との指摘もあったことから、都では全救急医療機関を検索できるシステムの構築が早急に必要と判断した。
新端末は、東京消防庁司令室と各救急車に搭載されているシステムを追加。都内の救急医療機能を持つ病院の脳外科、産科、内科など各診療科のベッドの空き状 況や、手術対応の可否、診療の可否について「○」か「×」で表示するもの。今後、全救急医療機関に設置されることで、周産期医療情報システムと連携した幅 広い搬送先の検索が可能となる。
一方、厚生労働省などでは、救急にかかわる医師に位置情報を把握できる医療用携帯電話を持たせ、自動的に診療中か否かを判断できるシステムを国立病院など救急医療を扱う都内の5~6病院へ試験的に導入させるとしている。
東京の妊婦死亡問題
体調不良を訴えた東京都内の妊婦(36)が10月4日、都立墨東病院など8病院に診療を拒否され、最終的に搬送された墨東病院で出産後、脳内出血の手術を 受け3日後に死亡した。墨東病院は都指定の「総合周産期母子医療センター」だが、4日の当直は研修医1人だった。同病院は「当初は脳内出血と分からなかっ た」と主張、搬送依頼した医院は「頭痛を訴えていると伝えた」と説明、認識が食い違っている。都内では9月にも30代の妊婦が杏林大病院など6病院から搬 送を断られ意識不明の重体となっている。
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