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まぁ、このニュースを見て、今頃何をやってんだか・・・という感覚。
もちろん、やらないよりはいいのですが。「魔女狩り報道」の時、日本全国で「医者は何をやっているんだ!」とか「患者を見殺しにするなどけしからぬ」といった論調だった、産経さん、毎日さん、その他大勢テレビ局のバラエティショーに出ている芸能人など。
彼らが、嵐のように「産科バッシング」をする時に、きちんと説明するべきなのに、いまさら。
いやはや、時代が「産科は大変」と気づいた頃に・・・これっすかぁ?
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2008/11/26 21:30 キャリアブレイン
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2年前にちゃんとやっといてくれたらよかったけど・・・全然でしたね。
ちなみに、産経新聞さんの空想が入った「社説」はこんな具合でした。
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昨日の「高額支度金」の話題は・・・結局、金がなきゃできないマネですが。知恵を使った場合はこんな感じになります。
ま、いろいろあります。不用意にマスコミさんに発表しちゃダメです。間違いです。はるかに大金を稼いで、子供に夢をいっぱい与えるプロ野球選手の 年俸だって、ヒルズ族(死語ですねー汗)のIT会社の社長の年俸だって、明らかにされないのに、何で「医者」だけマスコミさんって取り上げちゃうんでしょ うかね~。
「政府の無策」と「病院の経営能力不足」で、産科医が足りなくなって、たいへんお困りの地域に現れた「救世主」を、金に汚い人という風評でお迎えにしたいのかしらw。
さて、今日の紹介記事は・・・それと逆。すっきりです。こーでなくちゃね。しかも前働いておみえだったのは・・・和歌山。偶然でしょうね。あの「モラルが悪い」とのたまった二階さんの出身選挙区。
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朝日新聞 2008年11月13日22時7分
脳出血を起こした妊婦が東京都内の病院で受け入れを断られ、死亡した問題について、二階経済産業相が「医師のモラル」と発言し、医師らの団体などが反発している。二階氏は13日の参院厚生労働委員会で、経産省幹部にコメントを代読させる形で謝罪し、発言を撤回した。
二階氏は舛添厚生労働相との10日の会談で、「何よりもやっぱり医者のモラルの問題だ。(医療界に)入った以上は忙しいだの人が足りないだのは言い訳に過ぎない。しっかりしてもらわないといけない」と話した。
この発言に、勤務医らでつくる全国医師連盟は12日、「勉強不足で事実の誤認がある」と反発。日本医師会も「不用意な発言で心外。考えを改めていただきたい」との声明を出した。13日には市民団体からの抗議が寄せられた。
二階氏は同委員会に「医療に携わる皆様に誤解を与えたことをおわび申し上げ、発言を撤回します」とのコメントを出した。
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政治家の勉強不足は不得意な分野で出やすいのですが、考えを表明するならば、ちゃんと適切なやり方があると思います。日記とか匿名ブログとか・・・選挙公約とか。
ま、要所要所で「リップサービス」でついつい「いっちゃった・・・」的な失敗をする人はいましたね。森元首相とか。
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県内では30年ぶりに医師数が減少するなど、医師確保が緊急の課題となっている。医師不足の解消につなげようと、県などがインターネットを通じて県出身の医師や医学生と、病院を橋渡ししようと開設した「ふるさとドクターネット」は、昨年12月のスタートから、これまでに2人の医師誘致につながった。(澤本浩二)
ドクターネットは、県内で勤務する意向のある医師や医学生がホームページで登録。登録票には、勤務を始めたい時期や、地域などもチェックできる。登録者には、メールなどで希望に合った病院からの求人情報などを提供するほか、県担当者が直接、勧誘も行う。
尾道市の公立みつぎ総合病院では、2人の産科医が1人に減ったため4月に分娩(ぶんべん)介助を休止したが、ドクターネットがつないだ縁で高山保守医師(64)が着任。9月の再開にこぎつけた。
世羅町出身で、和歌山県内の公立病院などに勤めていた高山医師は7月、知人の紹介でドクターネットに登録。県医療政策課は即座に動いた。
担当者が連絡をとり、1週間後にJR新大阪駅の喫茶店で面談にこぎつけた。連日、電話をかけて好感触をつかみ、県東部での勤務を望む高山医師に合わせて、尾三と福山・府中の圏域で、産科医を求める2病院に打診。8月5日、みつぎ総合病院を訪ねた高山医師は、尾道市幹部らの熱心なアピールに、心を決めた。高山医師は「地域のニーズと私の希望がちょうどマッチした。最高のタイミングだった」と振りかえる。
ドクターネットの登録者数は、11月21日現在で71人。内訳は現役医師が43人、研修医7人、医学生21人で、地域別では関東の25人をトップに、中四国と九州・沖縄の各12人、近畿の9人などと続く。
ただ、広島以外の他県でも医師確保に力を入れており、自治体間の"医師争奪戦"は激化する一方だ。島根県では2002年から「赤ひげバンク」制度をスタートし、これまでに38人の医師を確保。広島県内に勤務していた島根県出身の医師が、同県の病院に転職したこともあったという。
県内では、2年ごとに行う医師数調査で、06年、前回から81人減の6740人と、30年ぶりの減少となった。危機感を強めた県は、将来、県内の中山間地域で活動する考えの医学生向け奨学金制度について診療科を産科、小児科、麻酔科に絞っていた要件を08年度から撤廃。対象も4年生から1年生以上に拡大した。
07年度は4人の募集枠に1人の応募にとどまったのに対し、08年度は9人に増えた。広島大医学部が県内での医療従事を前提にした入学枠「ふるさと枠」(5人)を09年度に新設するのに合わせて、県も対象を同大の学生に絞った奨学金制度を設ける。
県医療政策課の担当者は「『地方対地方』で医師確保にしのぎを削る、厳しい時代」としつつ、「全体として医師不足を解消しなければ、医師の不毛な奪い合いに終わるだけ。長い目で、医師を育てる努力が欠かせない」と指摘している。
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さて、長野県と広島県・・・・どっちが正しいのでしょうかね?え、正しくない?産科は集約でしょ。
そうですね。まだ、医師を招へいできたからいいでしょう。地元の熱意を感じいったのです。ただ、次もうまくいくとは限らないので、早く別の手も考 えないといけませんね。(そういえば広島県は東京まで出かけて医師をリクルートしようとしていたのでしたね熱心さでは間違いなく危機感があるのだと思いま す)
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中国新聞 2008/11/11
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久しぶりに出ました。宝くじじゃないけど・・・3000万の貸与。形を変えて突出する産科医への高額オファー。
こういう土地に着任する医師は、絶対に撤退しない覚悟がなければなりません。3年で立ち去ろうものなら「禿鷹呼ばわり」・・・。
田舎って金の使い方のセンスが悪いんですよね。田舎であろうと都会であろうと、現ナマを積んで、見せつけるような勧誘はよろしくありません。
やるべきは、人脈、医局(まだ縁が完全に切れていなければ・・・)、遠戚をさぐって、「地域の困窮ぶり」と「暖かい人情」などを搦め手にして捕獲(いや招聘だっ汗)。
まちがっても、大きなわなを仕掛けたから必ずかかるとばかりに書いちゃったらおしまい。わなを仕掛けましたなんて書いてあるようなもの。
今回は3年だけの「期間」だけでもいいからおいでおいで・・・・なんてお金のにおいをかがせてはなりませぬ。
そこには、オレオレサギみたいな人材派遣会社(秋田の男鹿市とかでしたよねー防衛医官を勝手に転職させてドロンした業者さんがいたり・・・)とか、ヤブ医者、偽医者が続々と名乗り出て来てしまいます。そういう魔物を呼び寄せるつもりならいいんですが・・・。
地域で産科医を採用するのに絶対に表だって使ってはならぬもの…
高額のキャッシュによる吸引力パワー☆。
金は人の行動や性格までも変えます。看板に「現ナマ使いますた・・・」なんて新聞に書かせたら地元住民はそれこそ着任早々、監視体制強化です。
万が一何かしでかしたらそれこそ・・・住民からは「あの医者ヤブだべ・・・」といわれ、地域で針のむしろ、間違いなく退路を断たれます。
なんか学習効果ないのが・・・いただけませんねぇ。
↓これ、ほんの2年前のことなんですけどね。
尾鷲市で産婦人科医消滅の危機
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信濃毎日新聞 2008/11/26
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毎日新聞さんは、相変わらず、「受け入れ拒否」です。「お産=安全なもの」みたいな過剰な安全を過信する状況は(産科医療の輝かしい成果ですが)、「受け入れ拒否」だとか「たらいまわし」といって騒いで、根本的にはどうにもならない状況だったりします。
福島県や奈良県の事件後、産科医は同じ轍を踏まないようにかなり気をつけていると思いますが、墨東病院のように、都内でもセーフティネットワークが崩壊しかけていることに今頃・・・騒いでいます。
2年前のように「医者が怠けている」だの、根性論に立脚したマスコミの魔女狩り報道は止みましたが、「受け入れ拒否→死亡」と短絡的思考では、改善の取り組みを応援してくれているとは思えません。
産科医とベッドの供給が限られているので、産科医療についてお金を大盤振る舞いしても、大幅な改善のメドが立たない状況がしばらく続きます。
さて、産科医療だけでなく、公立病院の経営はかなり厳しい状況です。行政サイドも野放図の赤字放置もできず、夕張みたいな自治体が続出しないために、そろそろ総務省や財務省は「強制的」に動いています。
日本全国で「公立病院」のガイドラインは、医療再編には必要なところを示していると考えるしかないですが、地方自治体にはこれに対応できるでしょうか?
ま、さすがに豪華病院はだめよって・・・もう手遅れかも。ある公立病院の民間移譲のケースは・・・600床で400億円の公立病院は、結局、公設民営になりますた。今さらながら、そんなのはもうダメよってことでしょうけど。
今まで、公立病院は赤字が税金による補てんがあるし、税金納めなくてもよかったり・・・いろいろと利点があるにも関わらず、お役人さんに任せっぱなしは危険だったりします。
自治体の赤字の源、公立病院の経営難の時代、公設民営化よりは独立法人化、民間への売却がは流行するだろうなぁ・・・と思っている自分がいます。 まぁ、利益率が5%以下の産業なのでなかなか業界再編というのは進みにくいのですが・・・来年以降の景気とにらめっこかなと思うことしきりです。
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産科・小児科への財政支援「拡充を」 総務省検討会
asahi.com 2008年11月25日
総務省の「公立病院に関する財政措置のあり方等検討会」(座長・持田信樹東大大学院教授)は25日、医師不足が深刻な産科、小児科、救急医療や、過疎地 の病院への財政支援の拡充を求める報告書をまとめた。豪華な建物を整備しにくくする措置も求め、限られた財源の重点配分を促す内容になっている。同省は 09年度からの実施をめざす。
報告書は、公立病院への財政支援の総額を拡大するよう努力を促す一方、「厳しい財政状況を考えれば、既存の財政措置の範囲内で、必要性の高い分野に重点 配分することが求められる」と指摘。(1)特別交付税が上乗せされる過疎地などの「不採算地区病院」の要件緩和(2)産科、小児科、救急医療を対象とした 特別交付税拡充(3)公立と同等の機能を持つ病院に自治体が助成する場合も特別交付税を交付――などの措置を盛り込んだ。
豪華すぎる病棟の建設を防ぐため、建築単価が一定額を超えた場合、自治体が発行する病院事業債の対象外とすることによって普通交付税を減らすことも提 言。病床利用率が低い病院への普通交付税減額も検討したが、「11年度以降の反映に向けて慎重に検討」と結論を先送りした。
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不景気となっても、失業とかと無縁なのはHealthcareセクターです。一流企業が来年以降の採用枠を減らしたり内定を取り消すご時世でも、平和だったりするのです。
もっとも、民間病院の方に聞いたところでは受診率の低下という好ましくない影響が出ているそうです。
お金がなくて必要な医療が受けられなくなったり、病状が悪化して、亡くなる患者さんが増えないような仕組みも必要です。人材集約型の産業でる「医療」。
最近の風潮は、医療従事者の限界までの努力を無視し、「お前らに任せておくと赤字」だから・・・的な役人様がお怒りです。
総務省のガイドラインと平成の大合併によって、自治体病院を中心に病院の再編が進んでいます。別に「福祉サービス」の赤字も、ある程度までなら垂れ流しでもいいのでしょうが、今後の医療費の増大を抑えるため、病院から在宅での看取りを進める方向です。
介護施設で人生の最後の時間を過ごしている高齢者が、急変したからと急性期病院まで運んできて、「死」の瞬間まで救急医療というのは、これはまたやりすぎだと思います。
介護施設での成熟した死の迎え方を考えねばなりません。家族が希望しようと、病院に集まって人工呼吸器で引き延ばしたところでかかるのは医療費。
救命が必要なケースでは救急病院での対応が必要ですが、老衰も含めて「死」=悪いことみたいに考えるのがおかしいのです。
病院もまた同じ。始まりがあって、終わりもあります。最後まで残るなんてことはありません。国鉄がJRになって真っ先に消えたのが赤字ローカル線でした。採算が取れない病院もやはり診療所や違った形で役割を果たすべきです。
今後、都内でも病院の機能の細分化が進み、より患者さんに近い在宅往診医師が活動したり、リハビリ施設が充実した回復期の病棟も充実していくでしょう。変わらないとならない時代に入ったのです。
団塊の世代が高齢者になり、今のままのシステムでは維持不可能です。産科医療なども10年以上前からわかってきていたのですが、結局対応が遅れてしまいました。
病院、医療職など限られたリソースを改めて、適正に配分しなおすためには地域ごとにまた考えるべきです。都市部並みに・・・というのは幻で、その地区で需 要が高い医療を中心に組み替えていく「デザイン・ワーク」が必要なんだと思います。そのためには、地方自治体のレベルからはより県単位で考える時期なのか もしれません。
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読売新聞 福島版 2008/11/24
医師不足や国の医療制度改革などの影響で、県内の自治体病院で改革に向けた動きが進んでいる。病院の形態をあきらめて診療所への転換を決めたり、地域の要望を踏まえて病院の形態のままで改善を図る道を選んだりと、各地で模索が始まっている。(名倉透浩)
■引き金
歯科医院を除けば村で唯一の医療機関となる泉崎村立泉崎病院。病床70床の同病院は来年4月、病床のない診療所と介護老人保健施設(定員85人)に転換し、運営は民間の財団法人に委託する。
「医師が確保できなかったのが一番の理由」と秋山一重事務長は話す。常勤医は74歳の院長1人。ここ数年、医師確保に努めてきたが、週3日程度という当直勤務の厳しさなどから、確保しても長続きせず、「転換以外に選択肢がなかった」という。
今の病床の半分は高齢者が長期療養する「療養病床」であるなど、入院患者の多くは高齢者。受け皿となる介護老人保健施設に多くは移ることができるが、「治療が必要な一部の患者は、連携予定の白河市の病院に移らざるを得ない場合もある」という。
■病床廃止で窮地
「今の状況から見れば病院廃止の流れ」。療養病床50床を持つ伊達市立梁川病院について市幹部は話す。同病院の療養病床は、国が2011年度末で全廃することを決めた「介護型」にあたるためだ。
同病院も常勤医は1人で、外来患者は減少。累積赤字は約7億円に上り、違う形で病院として存続するにも老朽化した建物の改修は必要となる。最近は市内に診療所も増えており、昔と比べて同病院の必要性は薄れているとの指摘もある。
市は近く審議会を設置し、今後のあり方を検討し、今年度中に結論を出す考えだが、「結論はおのずと限定されてくる」(市幹部)とし、病院廃止の可能性を示唆している。
■現状で再生へ
深刻な医師不足のため、今年6月に「非常事態宣言」を出した南相馬市。二つの市立病院のうち、特に深刻なのが小高病院で、常勤医は3人のみ。10月からは月の半分程度の当直勤務を、地域の開業医の協力でまかなっている。
改革の検討にあたり、市では当初、現在の99床から診療所(19床)と介護老人保健施設への転換を検討した。しかし、小高地区には一般病床を持つ入院施設がなく、住民からの強い存続要望も出てきたため、現状のままで改善を図る方向だ。
市は05年の合併に伴い、同病院の累積赤字を清算しており、07年度も約500万円の黒字を出したが、08年度は医師の減少が響き、赤字が確実と なっている。現在の考えも医師確保が前提となっており、「確保が難しければ再び診療所化も考えないといけない」(市健康づくり課)としている。
■改革プラン策定
総務省は、病院を設置している各自治体に対し、経営効率化などを盛り込んだ「公立病院改革プラン」の今年度中の策定を求めている。
市町村が設置・運営する県内の自治体病院10病院(町立三春、猪苗代病院は除く)の07年度決算では、6病院が経常赤字となった。県市町村財政課 によると、医師不足で収益が上がらないことや診療報酬の減額、職員給与の高さなどが赤字の原因という。プランでは、3年以内に黒字化への道筋を明らかにす ることが求められており、自治体病院は経営面でも改革を迫られている。
プラン作りを市町村に助言する同課では「地域医療の確保と経営効率化を両立しなくてはならず、各自治体ともプラン作りに頭を悩ませているようだ」としてい
【ゆうゆうLife】介護 特養で看取るには(上)
産経MSN 2008.11.24
■「ここで亡くなっても大丈夫」
“終の棲家”と呼ばれる特別養護老人ホーム(特養)では近年、入所者の要介護度が上がり、看取(みと)りの機能が求められるようになっています。ただ、 施設と契約した医師が緊急時に対応できないなどの理由で、求めに応えられないのが現状です。看取りに向けて模索する特養の取り組みを紹介しながら、その課 題を探ります。(佐久間修志)
9月22日夜。岐阜県池田町にある特養「サンビレッジ」の一室で、平光ことさんは92歳の生涯を閉じた。家族に見守られての旅立ち。最期を看取った長女の祐子さん(65)=仮名=は「思いだすたび、満足感に包まれる」という。
一人暮らしだったことさんは昨夏、足腰の状態が悪化。料理もままならなくなった。離れて住む祐子さんが食事を作るなどしたが、それにも限界があり、同年11月にホームへ入所した。
祐子さんの気がかりは「もしも」のとき。「病院でつらい延命措置はさせたくない。この世にいる間は楽に過ごさせてあげたい」という祐子さんだが、「施設にいた知人の親御さんはだいたい、最期は病院のような気がした」。
そんな祐子さんに、ホームが入所契約時に差し出したのは、看取りの方法について家族に意思確認する書類。「施設で看取る」という選択肢を見ながら、祐子さんは「ここで亡くなっても大丈夫なんだ」と胸をなで下ろした。
入所前から膵(すい)炎を患い、慢性の骨粗鬆(こつそしょう)症もあったことさんは、骨折も多く、痛みが絶えない。亡くなる半年前からは、毎日のように痛み止めを処方された。
特養のスタッフは「弱い薬では効かないが、強い薬は副作用も強い。一般的に痛みを取れなければ病院に送らざるを得ませんが、常勤医師の投薬指示で乗り切れた」と話す。最期は「気がついたら、息が止まっていた」(家族)というほど、安らかに旅立ったという。
「亡くなると、職員のみなさんが駆けつけて泣いてくれたんです。この場所で、母は素晴らしい時間を過ごせたんじゃないでしょうか」。祐子さんはそう思っている。
◇
■実現は医師の対応次第
医療経済研究機構が行った調査によると、特養の入所者のうち、約77%が「死亡による退所」だが、そのうち、実際に特養で亡くなったのは約37%。残りの62%は病院で息を引き取っている。
しかも、病院で亡くなったことが「本人の希望通り」なのは、わずか3%。本人の希望が確認できないケースが多いが、「希望と異なる」は約17%に上り、「希望通り」をはるかに上回る。「終の棲家」のイメージと裏腹に、特養は「看取りの場所」とは言い難いのが現状だ。
大きな理由の一つは、特養で医療が十分に提供されていないこと。全国老人福祉施設協議会の実態調査によると、“特養の医師”として、施設と契約する嘱託 医の訪問回数は「週2回」が過半数で、訪問時間は3時間以下が85%以上。休日、夜間の訪問対応も約半数にとどまっている。
東京都内の特養に勤める看護師(54)は「夜間は医師を呼ぶことができず、死に直面した経験が少ない介護職は『何かあったら…』という不安の中でケアし ています。医師が不在では死亡診断書も書けません。無事に看取れても、診断書がなければ、変死扱いにされかねません」と実情を明かす。
この結果、老衰のように医療ケアの必要度が高くないケースでも、看取りを行わない特養が多い。医療経済研究機構の調査では、約55%の特養が「終末期には原則、速やかに病院に移す」を基本方針にしている。
慶応大学医学部の池上直己教授は「特養での看取りは、看護師や介護職の不安と負担が大きく、忌避されているのが現状」と指摘。その上で「施設側として、看護師が対応できる態勢を整え、関係医療機関の協力を得ることが解決策」と提言する。
平光さんを看取った「サンビレッジ」は、「基本的に入所者の要望に応じて、極力、看取れるように対応する」方針。施設は通常、嘱託医を地域の開業医に依 頼するが、サンビレッジでは、施設の常勤にしている。過去には、エイズや感染症の入所者の看取りも経験。今年、死亡退所した17人のうち、ホームで逝くこ とを希望した16人は全員、ホームで看取ったという。
石原美智子理事長は「入所者にとって、どこで最期を迎えるのが幸せか、という視点で行っている。介護職も病気や死について学べれば、尻込みせずに看取れるケースは増えるはずだ」と話している。
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少し今回はまとまりが悪いので、申し訳ありませんが、先日、慈恵大学の外科学教授の大木先生の講演を聞いてきました。
東京大学元教授の黒川清先生(http://www.kiyoshikurokawa.com/about.html)が代表理事をされているNPO法人の日本医療政策機構が時々、朝食会を開催しています。
当日は会場がまた大手財閥系のビルの中で、緊張しましたが、最初あらわれた大木先生は普通のお医者さんという感じでしたが、話しだすとすごく熱い先生だとわかりました。
タイトルは・・・
「これからの外科医、これからの日本の医療」
これについて、先生のメモを元に、当日の講演をメモ書き程度にしておこしてみました。
☆欧米の医療の良い所取りはダメ
これからの日本の医療については、欧米とくにアメリカのマネをすればいいという風潮にNoという形で、訴訟、サービス、医師患者関係、インフォームドコンセント、医療安全では、医療費、人的資源が違いすぎる。
症例数を競う仕組み、インセンティブ
セコンドオピニオンも医療不信がある。医療訴訟や医療警察、専門医制度の確立(質の担保)
☆アメリカの医療を反面教師にする
資本主義、競争原理の導入(あくなき利益の追求):相互不信感、悪循環をもたらした
特に医療保険のシステムについて全員に向けて言われたのが、アメリカは国民のうち2割が対象のメディケア(65歳以上)・メディケイド(貧困層向け)以外には公的医療保険がないため、この日の講演に参加しているような若くて元気な人は全員加入できません。
そして、医療保険に加入していない人は全員、保険会社から生命保険を買うように、自分でたくさん払わなければなりません。アメリカの医療費のうち3割(200兆円です)が間接経費(保険会社など)に消えるという形で、おそろしく効率が悪い。
しかも、医師が患者さんを一人診察して必要な検査があるとなれば、「私は、○×さんのこれこれの検査をしていいでしょうか?」と保険会社に事前に申請しないとダメ。
アメリカの医療は、医師にとっては極楽で、看護師が5倍病棟にいる。しかしそのコストはすべて保険料に含まれる。アメリカ人はそういう保険料を支払っている。
日本人は、エコノミークラスの料金しかもらっていないのにアメリカ並みのサービスを求めるというのがそもそも間違い。(注:アメリカ人の1年間の医療費75万円、日本人25万円です)
また、日本で言われているような、医師間での技術料に格差はありません。専門医の数を完全にコントロールしており、心臓外科医130人、血管外科110人、脳神経外科医60人と全米で1年間にこれだけしか育てていない。
逆にいうと、この人たちになるために相当競争していて、その人たちのところに患者さんが集まるから、専門医の収入が多く見えるのである。
☆日本の医療のあるべきカタチ
反省すべき点
密室医療、隠ぺい体質、専門医の質の担保
医療事故についても、ニューヨークならOPMCという機構があって、医師が医師を取り締まるようになっており、投書や内部告発をもとに調査を行い、「注意・けん責・免許取り消し」などのアクションを行うようになっている。
アメリカでは医師側もお互いに相互監視が働いている。日本ではアメリカのような仕組みが備わっていないので難しい上にそういう働きがまったくなされていない。
☆医療崩壊の根本原因
医師の使命感がそがれたこと
医療バッシング、権利意識の肥大化、事務作業アップ
医師の使命感や志を原動力とすべき
お医者様、感謝の気持ち、パターナリズム
☆医師不足に関して
勤務医不足、やりがいの喪失、雑務の増加
穴のあいたバケツ
・これからの外科医
産婦人科、小児科は総数は減っていない
外科医の総数は減っている
とくに外科医は開業したらメスをにぎらなくなる。産科医も不足はしているが開業してお産をまったくとらないことはないが、外科医は開業すると内科になるしかなく、危険。
・なぜ?
3K、訴訟リスク、委縮医療と疲弊している先輩
外科医療は労働か、生きがいか?
☆外科医増員計画
お金と水
過分なお金は人を幸せにしない
お金、モノ、地位、権力は飽きる
今の日本と戦後の日本、どっちが幸せか?(昔のサラリーマンの方が幸せであったのでは?)
人間の普遍的な喜びは「人に喜ばれること」「本拠地があること」(永久就職)
☆外科医療本来のトキメキを若手に示す
己の技術でひとの命を生きながらえさせる喜びを伝える、研究開発
外科医の仕事は労働か、生きがいか?
村社会の形成(ゲゼルシャフトではなくゲマインシャフト、友愛)
運動部、アマチュアリズムが基本
慮る、喜び、悲しみを分かち合う、研究開発の切磋琢磨
永久就職、非業績主義、組織の存在は構成員のため(株主のためではない)
「トキメキと安らぎのある村社会の形成」。いずれは慈恵全体、日本全体
☆慈恵医科大外科での実績
従来の入局者数は3-5人/年、来年は25名、労働条件、給与は据え置き
事務的雑用は極力減らす。医療クラークを導入し、外科医は本病に徹する環境設定。
医師の使命感を極力引き出す
給与アップでひとを勧誘したら、外資系証券マンみたいな人が集まり、弊害が大きい
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約40分にわたってお話されていました。もちろん、前日は外来日で朝9時から午前2時まで仕事をされ、原稿を2時間余りで完成させ、プリンタがないので 医局に連絡してその時間に医局に残っていた若手の先生(3人もみえた・・・汗)に印刷してもらって、朝8時からの講演に間に合わせたとのことですが。
猛烈な仕事をこなしつつ、熱心に大学医局を変える新しい力のある先生の出現
です。
また、慈恵大学の外科の医局員205名を率いながら、1億円近かった年収を捨て、母校の危機のために現れ、大学病院での全ての科で一番低いとされていた血管外科の売上を最高の収入源に引き上げるのにわずか3年で達成されているなど。まったく目を見張るような先生でした。
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某じゃみっくじゃーなる(医師転職会社、リクルートの子会社)さんの方が来て「今時、そういうの若手にはやりますか?」って突っ込んでましたが、「医師 の使命感は、そういうものです」と患者さんからの感謝の手紙の束を見せながら、「これ1通だけで1週間寝ないで働ける」とい熱く語られていました。
また、医療費については足りなさすぎる。しかし全員にまけばいいというものじゃない。とにかく、勤務医に・・・というご意見でした。
↓こちらが教室のウェブサイトです
http://www.jikeisurgery.jp/
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個人的に、賃金を急に引き下げをすると宣言されたら、辞めるか辞めないのかは誰でも自由だと思っています。
そもそも、自治体が病院経営の能力がなく、赤字経営。待遇が悪く、病院の収入に直結する内科医師がまとめて離職(このあたりからかなり香ばしい・・・汗)。それがきっかけに公立病院の赤字が市当局の財政問題に直結。
仕方ないので成功報酬型で前市長が雇用した医師を、今度の市長が「医師には成功報酬は向かない・・・」。そりゃ辞めますわ。
いいですか?職人である医師を、プロ野球選手を契約更新で半分にしてやるから、前と同じ仕事しろ?
一人一人にきちんと話し合う場もなく、いきなり新市長は「ボヤ」で落ち着いていたのを「賃下げ宣言というガソリン」をぶっかけて・・・です。市長の責任ですね。経営責任がない市長による病院の経営危機。
誰が見ても、悪いのは市長という風ですが・・・聖地の候補地の条件のある病院に高額な報酬につられて、いくというのも・・・汗。
先生がたには、気をつけて転職活動をしていただきたいところです(今どき検索エンジンも使わずに、就職しちゃダメです汗)。
ぐり研ブログ 2008/11/4
医師8人が辞表を提出し、再び危機的な状況に陥っている阪南市立病院問題で、市議会の病院関連特別委員会が21日開 かれた。市側が辞表を提出している医師の大半とまだ話し合いができていないことが判明。また一部の医師にも歩み寄りの姿勢がないこともわかり、双方の対応 に批判が集まりそうだ。
委員会では、現在の医師の慰留を最優先すべきとの意見が相次ぎ、「慰留を第一」とする方向で意見が一致した。しか し、福山敏博市長と病院側の説明では、辞意表明の8人のうち、常勤を含む6人の医師と話し合いがまだ行われていないことが報告され、市側の対応の遅さが判 明した。また医師一人については「会うのは市長の公式の場の発言を見極めてから」としているといい、一部の医師側にも歩み寄りの姿勢がみられないという。 このため、早急な話し合いが難しいとしている。
委員会は今後週1回のペースで開催する方針で、福山市長に報告を求めていくことにしている。
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最近、医療機関にアンケートするのお好きですね>マスコミ諸氏。
毎週のように「◎社がアンケート」とかよく報道されるのですが、はっきり言えば、これも数が増えれば現場に余計な負荷をかけているのだと思います。さらにアンケートをしても回答が誰がするかで、回答違ってきます。
バイアスだらけで、「誘導」されたアンケート(設問が不明だけど)に、病院の誰かが回答しただけのような気がしてなりません。ま、アンケートをやるのなら、もう少し具体性のある数字も欲しいような気がします。
ちなみに日本で、マンパワーの少ない中小企業なら、大切な働き手の従業員が一人でも裁判員制度になったら、おおごとです。
こんなアンケートに対して、「打撃だ・・・」とか「影響が出かねない・・・」といったうだうだと言い訳を書いているより、とっとと人数不足にあわ せて、思い切って、指名された病院はしばらく、人手不足を理由に「救急受け入れ」を返上したらいいのに・・・です。あるいは、昼間は「公費」で代理を派遣 できるといいですが、無理なので、その辺、患者さんにご理解を頂きましょう。
最初から「無理」に続けるから、おかしなことになる。医療従事者が裁判所のために働くことは国民の義務です。でも、他の同僚が迷惑したり、患者さんにとって医療事故の元になるようなら「引き受けるのはもっと迷惑」です。
自分は、医者や看護師を「特別扱い」しろとは言いません。でも、現場から引き抜きをして、現場の労働環境を悪化させて、医療崩壊が進みかねず、結局、そのツケを払うのは患者さんです(だって手抜きされるんですけどいいですか?)。
大企業とお役所を除けば、現場へのダメージがない職種なんぞないでしょう。やりたい!というのはわかるんだけど、当直明けのへろへろの医者が「裁判」なんぞで正しい判断ができると思っているのだろうか?
裁判員制度が悪いというより、「まとも」に機能しなくなった医療現場から医師を引き抜いて、医療サービスを低下させるわけです。
人が手薄なところに襲いかかるようなら救急車を減らすなり、手術は受け入れを減らすしかないですね。
一国の宰相が「医師不足は医者のせいだろ」的な、適当なことを言ういい加減な国です。
こんな人をリーダーに選んじゃった国は、サービス低下に甘んじるが国民の義務です。
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来年5月に始まる裁判員制度について、産経新聞が近畿2府4県の救命救急センターにアンケートを行ったところ、回答 のあったすべてのセンターが「医師が裁判員に選ばれれば救命救急に大きな影響が生じる」と 考えていることが分かった。仕事を休めば著しい損害が生じる場合 には裁判員の辞退を申し出ることができるが、認められるかは裁判官の判断次第。制度のスタートまで、21日であと半年。深刻な人員不足に悩む救急医療の現 場にとって、裁判員選任が新たな負担となる可能性が浮き彫りになった形だ。
アンケート調査は近畿2府4県の救急医療機関のうち、重症患者の救命を担う救命救急センターに質問書を郵送して実施。期限までに18センターから回答があった。
調査結果によると、医師が裁判員に選任された場合の影響に関する設問には、18センターすべてが「影響が大きい」と回答。このうち救命救急に「支障が出 る」としたのは、12センターに上った。多くはその理由として、「人員に余裕がない」「勤務体制の変更が難しい」を挙げた。
最高裁は裁判員裁判の7割は3日以内に、9割は5日以内に終了するとしているが、12センターのうち「3日以内に終わるなら支障は出ない」としたのは1センターのみ。6センターは「1日だけなら支障は出ない」、5センターは「たとえ1日でも無理」との回答だった。
また、影響は大きくとも「選任されればやむを得ない」とした6センターにも、「(選任された)本人の意思を尊重し、バックアップしたい」(大阪市 立 総合医療センター)との回答がある一方、「診療科によっては休診せざるを得ない」(国立病院機構京都医療センター)との回答もあった。
同様に看護師についても、16センターが「影響が大きい」と回答。医師、看護師以外の事務職などの職員であっても11センターが「影響が大きい」としており、部署によらず裁判員制度への対応が難しい現状が明らかになった。
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「医師不足が激しくなってくれば、責任は医師の側にあるのではないか」
この程度の認識で・・・医療は良くなりませんな。どう考えても自分は元経営者だし、「医者のこと知っているよーん」て自慢したかったようですが、首相の座にいるという自覚がありませぬ。
来年の選挙前に、国政を預かる立場として、日本の懸念される医療問題・・・こういう人を神輿にのせて応援してきた「日本医師会」やマスコミの品格を疑っています。
「麻生総理大臣がそのような発言をするとは、とても信じられない。事実関係を確認したい」
まさしく、こういう政治家を応援してきた医師会に加入して、首相がそんなことを言うわけない・・・というような「医師は社会的常識が欠落している」・・・その通りですな。
ま、こういう三流の政治家に依存するしかない自民党の人材枯渇ぶりを嘆いても仕方ありませんな。そろそろ「Change!」が必要なのかもしれませんな。
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首相 社会常識欠落の医師多い
NHK 2008年11月19日 18時52分
麻生総理大臣は、総理大臣官邸で開かれた全国知事会との会合に出席し、地方が抱える医師不足の問題について、みずからの考え方を示した際、医師のことを「社会的な常識がかなり欠落している人が多い」と発言しました。
これは、会合の中で出席した知事から「地方が抱える医師不足の問題についてどう考えるか」という質問が出たのに対し、麻生総理大臣が、みずからの考え方を 述べた際に発言したものです。この中で麻生総理大臣は、医師不足の問題に関連して「自分で病院を経営しているから言うわけではないが、はっきり言って、社 会的な常識がかなり欠落している人が多いと思われる。とにかく、ものすごく価値判断が違う。それはそれで、そういう方をどうするかという話を真剣にやらな いといけない」と述べました。
また、麻生総理大臣は「急患が多い診療科は、皆、医者は引く。だとしたら、そういう診療科だけ診療報酬を引き上げるなど、変 えてみたらどうか。正直、これだけ医師不足が激しくなってくれば、責任は医師の側にあるのではないか。ただ、目先のことをどうするかというところで、医師 不足の声をしんしに受け止めなければならない」と述べました。
これについて日本医師会の中川俊男常任理事は、定例の記者会見で「麻生総理大臣がそのような 発言をするとは、とても信じられない。事実関係を確認したい」と述べました。
日本医師会では、麻生総理大臣の発言について、真意を確認したうえで今後の対 応を検討することにしています。麻生総理大臣は19日夜、総理大臣官邸で記者団に対し「おれの友達にも医者がいっぱいいるが、なんとなく話をしても、ふだ ん、おれとは波長が合わない人が多いと思った。まともな医者が不快な思いをしたというのであれば、それは申し訳ない」と述べました。
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麻生首相:「医師は社会常識欠落」発言 その後釈明
毎日新聞 2008年11月18日
麻生太郎首相は19日、首相官邸での全国都道府県知事会議で地方の医師不足への対応を問われ、「自分で病院を経営しているから言うわけではないが、医者 の確保は大変だ。(医師には)社会的常識がかなり欠落している人が多い。うちで何百人扱っているからよく分かる」と述べた。地方の医師不足の原因が、医師 側にあることを指摘したものだが、日本医師会などの業界団体が反発するのは必至だ。
さらに首相は「正直これだけ(医師不足が)激しくなれば、責任はお宅ら、お医者さんの話ではないのか。しかも、お医者さんを『減らせ減らせ、多すぎだ』 と言ったのはどなたでしたか」と過去の医師側の発言を紹介する形で医師を批判した。そのうえで、医師不足解消に関し「急患が多いところはその分(診療報酬 の)点数を上げたらどうですか」と指摘した。
ただ、首相は同日夜、発言について「まともなお医者さんが不快な思いをしたというのであれば、それは申し訳ありません」と釈明した。首相官邸で記者団の 質問に答えた。首相の弟の泰(ゆたか)氏が社長を務める「麻生」(旧麻生セメント)は、飯塚病院(福岡県飯塚市)などを経営。首相は衆院選に出馬する79 年まで同社の社長だった。
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麻生首相こそ社会常識欠落=鳩山氏
時事通信 2008年11月19日
民主党の鳩山由紀夫幹事長は19日夜、麻生太郎首相が地方の医師不足問題に関連し「社会的常識がかなり欠落している人(医者)が多い」などと発言したことについて、「首相の方こそ社会的常識が欠落している」と批判した。都内で記者団に語った。
これに関連して同党幹部は、「東京も医師不足は深刻で、大都市への偏在が問題という意味なら、失言というより認識不足だ」と指摘。その上で「全国の医者を敵に回す発言で、(支持団体である)医師会の自民党離れに拍車が掛かるのではないか」と述べた。
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最近のサブプライム問題に伴ってはじまった不景気は、さまざまな業種に及んでいます。六本木のお店も閑古鳥が鳴いているとか。
もちろん、医療機関も比較的、温存されてきたのですが、いよいよ採算ギリギリ。地方自治体のサイズにあわない借金製造装置となると、このように淘汰されます。
どんなに生活に必要だとしても、高額な設備投資を回収できず、さらに借金が残るようなサービス業は残れません。まずもって残すのは無理。ちょと前 の東京では、豪華ホテルが次々できました。しかし、景気が悪化し、昨今はホテルの予約サイトでは「半額」などの文字が踊っています。
豪華な設備を備えた投資過大な設備をかかえた「病院」「ホテル」「百貨店」・・・が次々とまた消える時代がやってきたのかもしれません。もちろんご安心を。大半の設備は取り壊しはされず、売却されて同じ系統の業者が引き継ぎます。
医療はその点、地元の人口や自治体の首長に左右され、まず遠方から客集めに苦労する前に、いったん逃げた医師や看護師の確保で苦労するようです。
間違いなく、「地域経済」のサイズにみあった病院やリゾート施設だけが残ることになりそうです。(関空も同様です・・・豪華な空港は豪華な都市に しか似合いませぬ・・・分不相応なことに3つも空港をもつ贅沢を、大阪のような単なる関西地方のローカル都市がかかえるのは無駄というより、「無理」で しょう)
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日本経済新聞 2008/11/17
長野県の中小スキー場の淘汰が進んでいる。今冬から大町スキー場(大町市)が閉鎖。伊那市と南牧村のスキー場も運営会社が見つからず、この冬の営業を休 止する。営業を続けるスキー場も多くが赤字経営。リフトなど設備が老朽化し、安全確保のための費用負担も増しており、スキー場の閉鎖がさらに加速する可能 性もある。
伊那スキーリゾート(伊那市)は、所有・運営する建設業のヤマウラがスキー事業から撤退。営業を引き継ぐ企業も見つからず、今冬の営 業を断念する。ヤマウラは2008年9月期決算でスキー場設備の減損損失2億2000万円を計上。同社は「民間企業が維持するのは無理」という。
南牧村の「レーシングキャンプ野辺山」は、村から施設を借りて運営してきた天山リゾート(佐賀市)が収益低迷を背景に今冬の営業を断念。村は代わりの企業を探したが見つからず、今シーズンは営業しない。
大町スキー場は今シーズンの営業をせず、閉鎖が決まった。土地は大町市の市有地で、跡地は周辺の宿泊施設などが農業体験の場などに利用することを考えている。
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