今夜は本当は別の記事にしたかったですが。夕刊3紙買いました。えぇ朝日は「埋蔵金みっけ・・・」の記事(鉄道・運輸機構、剰余金1.3兆円 検査院が是正指摘)でしたから買いません。

 

 「拒否」の文字が踊っておられますね。まぁ、時事通信のようにまた「たらいまわし」と事実をゆがめているマスコミさんもみえますね。

 


メディアリテラシーって大事ですよね。 単純に「マスコミ」の報道に踊らされないためのキーワード。

>受け入れ拒否 ×
>受け入れ不能 〇

妊娠時の脳出血の場合、対応するには

>・脳外科医  1~2人
>・産婦人科医 2~3人
>・新生児科医 1~2人
>・麻酔科医 1人以上

>が最低必要です。
>さらに、NICUとICUに受け入れる余裕がないといけません。

さて、そんな病院がごろごろしていると思った人・・・いないよね(m3の読者なら)

 

7医療機関で拒否、妊婦死亡=脳出血、1時間たらい回し-東京

時事通信 2008/10/22

 今月上旬、東京都内で出産間近に脳内出血を起こして救急搬送された30歳代妊婦が、7つの医療機関に受け入れを拒否され、約1時間後に最終的に受け入れ た都立墨東病院(墨田区)で出産したものの3日後に死亡していたことが22日、分かった。墨東病院も最初に受け入れを打診された際、対応できる医師がいな いとの理由で断っており、都は救急搬送体制に問題がなかったかどうか調べている。(2008/10/22-12:44)

 

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救急搬送:7病院が拒否、妊婦死亡 指定施設も「当直1人で」--都が調査

毎日新聞 2008年10月22日 東京夕刊

 

 妊娠中に脳内出血を起こした東京都内の36歳の女性が今月4日夜、都立墨東病院(墨田区)など七つの病院に受け入れを断られ、約1時間20分後、 最終的に墨東病院に搬送された後、手術を受けたものの、3日後に死亡していたことが分かった。墨東病院はリスクの高い妊婦に対応する都内9カ所の「総合周 産期母子医療センター」に指定されているが、産科医不足のため休日の当直医が1人態勢となり、救急患者の受け入れを制限していた。都は一連の経緯に問題が なかったか調査している。

 都立病院を運営する東京都病院経営本部などによると、女性は4日午後7時ごろ、体調不良を訴えて江東区のかかりつけの産婦人科医院に救急車で運ばれた。

 脳内出血の疑いがあったため、医院の医師が墨東病院に受け入れを要請したが、「土曜日のために当直産科医が1人しかおらず、ハイリスク分娩(ぶんべん)への対応が難しい」などの理由で断られた。

 医師はその後、墨東病院に紹介された病院など六つの病院に受け入れを求めたが、いずれも新生児集中治療室(NICU)が満床などの理由で断られたという。

 同7時45分ごろ、医師が再び墨東病院に連絡を入れたところ、病院側は状況が悪化したと判断し、当直以外の産科医1人を呼び出して同8時20分ごろ女性を受け入れた。

 同10時過ぎから脳の手術と帝王切開を行い胎児は無事生まれたが、女性は7日になって脳内出血のため死亡した。

 墨東病院の林久美子事務局長は「産科医不足で土日の受け入れができず、あらかじめ周囲の病院に協力を求めていた。現状で最善の措置を取ったと考え ている」と説明。受け入れが遅れたことと死亡との因果関係について病院経営本部は「何とも言えない」としている。【関東晋慈、真野森作】

 

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 いまさら、調査なんかしなくてもわかっているはず。ま・・・東京都の経営トップの「いい加減」さが出ています。

東京でも産科崩壊の危機 都立墨東病院産科来春閉鎖or周産期医療センター機能停止か?

 これ、「天漢日乗」さんに、2006/12/06の記事です。東京都は2年も放置していたわけです。

 

 都知事?あの方は、「調査する」とか言ってますが、何もしない。例の「新銀行東京」の赤字が続いて、間違いなく知らん顔。1000億円の丸焦げに、さらに400億円の補てん。

 

 こんなことなら、400億円を病院に投じてもらった方がいいですね。新銀行東京といい、東京都の都民だけでなく、関東全域の周産期医療の崩壊の責任も現場の医師一人ではどうにもならないところです。

 

 結局は・・・「東京都」は医療のことなんてわかっていないし、崩壊するまで放置プレイが続くでしょう。現場の管理状況は・・・悲惨そのものです。

 

 もちろん、ここ2週間、週刊誌を騒がせている「聖路加」病院でも産科医の減少を聞いています。都内で充足させる義務を放置しているのは行政側の怠慢でしょう。それを「拒否」だ~と能天気に書くマスコミさんの「調査能力不足」にはほとほと参ります。

 

 そして「受け入れ困難」を「拒否」と言い換える「魔女狩り報道」を続ける限り、「問題は解決」にならないでしょう。早くこれに気づいてほしいものです。ある先生が教えてくれました。

 

妊娠分娩時の脳出血 鮫島浩
(周産期医学 vol.29 no.2 1999-2 p205-9)
http://obgy.typepad.jp/blog/2007/09/post_bc04.html
産科医療のこれから  より

1999年当時、9年後の今も状況は変わっていません。「医者が無限に頑張ればなんとかなる」 という妄想から抜けきれない報道關係者、一般の方にも読んで頂きたい内容です。

 

  なかのひと

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誤嚥・頓服・合併症…国語研が医療用語言い換え例など提案

読売新聞 2008年10月21日20時16分



国立国語研究所は21日、医師が患者への説明などで使用している言葉のうち、「合併症」「浸潤(しんじゅん)」など患者に意味が伝わりにくい57語について、別の言葉への言い換えや補足説明などを促す報告をまとめた。

同研究所が特定の分野の日本語に関してこうした報告をまとめるのは初めて。今後、各学会や全国の大学病院などを通じ、医療従事者に周知する。

医師へのアンケートなどで集めた約2万語のうち、医療現場での使用頻度、患者の理解度などを基に、医師や言語学者らの意見を踏まえ、患者が正確に意味を把握すべき57語を選んだ。

具体的には、「別の言葉に言い換えるべき」(誤嚥(ごえん)、浸潤など13語)、「補足説明すべき」(頓服(とんぷく)、合併症など35語)、「新しい概 念として普及させるべき」(セカンドオピニオン、プライマリーケアなど9語)に分類。それぞれの言葉がどのように誤解される可能性があるかや、最低限説明 すべきことなどの用例を示した。

報告はホームページ(http://www.kokken.go.jp/byoin/)に掲載して医療関係者や一般市民から意見を募り、来春、「病院の言葉の手引」(仮称)として出版する。

 

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 「専門用語」を簡単に言い換えても、本質的な理解には遠いだろうと思います。

 

まぁ、マスコミさんが良く最近お使いの、サブプライムローンを「サラ金なみローン」とか「低所得者専用借金」だとか、CDOを「危険度分散型債 with廃棄物入り」言っても、結局、理解できない人は存在するだろうし、「メタミドホス」だとか「メラミン」なんかの専門用語をこの世の中から廃絶でき ないように、新聞にも使われていても、ちっともわかりにくい状況はかわりないです。

 

 むしろ、「従来」から使っている言葉を言い換えると混乱するよなぁ・・・間違いなく現場がね(だって患者さん受け取った言葉をまた言い換えますから)。

 

 国語研とか「あれ」ですよね。日本語の表記をローマ字を押しつけようとした団体とかのなれの果てかと思ったり(昭和23年創設とか・・・)そんなことでいいのかしら。

 

 独立行政法人国語研究所

 

 とか本当に必要なのか?というような無駄なお役所の外郭団体じゃない?そういうところが「たまに仕事してみました」的な、感じ。

 

 要は「患者さん向けには丁寧に説明しましょうね」程度で。言い換え文案を出すこと自体、「役所の存在アピール」でしょ。

 

 すでに、説明書をやさしくした場合・・・たとえば、有名なカテーテル治療(細い管を使った手術)を行う病院では、こんな内容です

 

経皮的冠動脈形成術(PTCA)あるいは経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を受けられる患者さんとそのご家族の方々へ

 

 これは、「命にかかわらる心臓病」の手術の説明書。専門用語の説明も含めて32ページです。これを「一般用語」にすべて言い換えたとして、はたして理解が深まるでしょうかね?

 

 余計な仕事して喜んでてもしょうがないよなぁ。「医療」も「金融」も、とてもわかりにくい言葉が氾濫していますから、使う時は「理解」できるように使いなさいね」くらいでしょうね。

 

  ちょうど、「バラエティ番組」の字幕スーパーみたいに出てくればお笑い番組が逆につまらなくなるように、「言い換え用語」を乱用すりゃ、かえって何を いっているのかわかんなくなるだけ。

 

 金融や法律用語をろくすっぽ「説明」せずに報道してきたマスコミさんにも、その自覚はあるのかな。

 

  なかのひと

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 お亡くなりになった妊婦さんの御冥福をおいのりします。残念なことに、東京都内でも産科の状況は大変、厳しい状況が続いています。

 しかし、医師らが受け入れられないのは、奈良県でもそうでしたが、「人手不足」で、もうどうにもならないぎりぎりの状況であるからで、マスコミさんが気軽に「拒否」とか使うのと違い、他に患者さんを対応しており、もう「受け入れ余地」がないからです。

 

 東京でもこのような事件が生じてしまう「産科医療の崩壊」。さらに今回の事件の状況は報道されるでしょうが、「政府」が何も有効な手を打たずに、産科の現場を放置してきたからで、もう現場の医師たちは「支えきれない」のが本当の姿です。

  なかのひと

 

妊婦死亡 7医療機関が拒否

NHK 2008/10/22 

 

 今月、東京で出産間近の36歳の女性が脳内出血を起こしましたが「対応できる医師がいない」といった理由で7つの医療機関から次々と受け入れを断られ、赤ちゃんを出産後に死亡していたことがわかりました。東京都は詳しい経緯を調査しています。

 

 東京都や消防などによりますと、今月4日の夜出産を間近に控えた都内に住む36歳の女性が体調の不良を訴え 江東区にあるかかりつけの産婦人科医院に救急車で運ばれました。

 

 女性は脳内出血の症状がみられたためかかりつけの医師が電話で緊急手術が可能な病院を探し ましたが「当直の医師が別の出産に立ちあっている」とか「ベッドに空きがない」といった理由であわせて7つの医療機関から次々と受け入れを断られたという ことです。

 

 およそ1時間後最初に受け入れを断られた墨田区内の都立病院に再度、要請した結果病院側は当直以外の医師を呼び出して対応しましたが女性は帝王 切開で赤ちゃんを出産したあと脳内出血のため3日後に死亡しました。赤ちゃんの健康状態に問題はないということです。

 

 この都立病院は緊急の治療が必要な妊 娠中の女性を受け入れる医療機関として東京都が指定しています。しかし医師不足を理由に本来は2人だった産科の当直の医師を1人にしていたため当直時間帯 は原則として手術を断っており、最初の要請に対応できなかったということです。東京都は女性が死亡したことを重く見て医療機関などから事情を聴いて詳しい 経緯を調査しています。

 

 妊娠した女性の救急搬送の問題に詳しい昭和大学医学部の岡井崇教授は「今回の問題をきちんと検証し病院施設の多い東京でも産科医の 不足や病院の受け入れ体制について対策を講じる必要がある」と話しています。

 

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