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 日本全国にある社会保険庁の管轄にあった病院が「整理」されようとしています。国立の病院、大学病院が先に独立法人化していたりするのでこの流れは当然でもあります。

 

 「整理」という文字があたるように、「再生」ではなく、役人にとって「後片付け」的な仕事なのかもしれません。

 

 病院でがんばってこられた医師や看護師などとは無縁です。そして不採算である医療機関は生き残れません。都市部でもお役所の病院は「難しい」のが現実です。都市部では厳しい競合があり、病民間病院に比べると経営改善へ取り組むのは厳かったのは予想がつきますが。

 

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静岡、浜松の社保病院など整理機構に譲渡 社保庁
静岡新聞 2008/10/01

 

 社会保険庁は30日、社会保険病院53カ所と厚生年金病院10カ所のすべてを、独立行政法人の年金・健康保険福祉施設整理機構(RFO)に10月1日付で譲渡するための手続きを終えたと発表した。各病院に併設されている介護施設や看護学校なども一緒に譲渡される。
県内で対象となる病院は社会保険桜ケ丘総合病院(静岡市)、社会保険浜松病院(浜松市)、三島社会保険病院(三島市)。介護施設では三島社会保険介護老人保健施設(三島市)が対象となる。
社保庁の健康保険部門が1日から全国健康保険協会に移ることで、病院保有が続けられなくなるため。4月に与党が合意した譲渡方針を踏まえた措置。
社保庁は「病院が廃止されるとの誤解が一部にあるが、医療体制はこれまでと変わらない」と注意を呼び掛けている。

社保・厚年病院を移管

社保庁 地域医療の責任放棄

「しんぶん赤旗」 2008/10/01

 

 社会保険庁は三十日、全国に六十三カ所ある社会保険病院と厚生年金病院を、十月一日から独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構(RFO)に 移管すると発表しました。各病院の譲渡先は、引き続き検討するとしていますが、今回の決定は、公的病院にたいする国の責任放棄です。

 RFOは医療施設を譲渡・売却するための組織。地域医療で重要な役割を果たしている社保病院などの移管にたいしては、全国各地で「病院は存続されるのか」という不安の声が広がり、「国は地域医療に責任を持て」という住民の移管反対運動が広がっていました。

 日本共産党国会議員団も、厚生労働省に「移管の見切り発車は許されない」と繰り返し求めてきました。

 

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「よい病院」まで売却

年金・健康保険福祉施設整理法案 衆院委で可決

「しんぶん赤旗」2005/06/16

 

 全国に十ある厚生年金病院などを売却する「年金・健康保険福祉施設整理機構法案」(参院先議)が、十五日の衆院厚生労働委員会で自民、公明の賛成で可決されました。日本共産党、民主党、社民党は反対しました。

 

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 次の国政選挙でどうなっていくでしょうか。一応、民主党はこんな考えを表明しています。いずれにせよ「公立病院」 でないとダメとはいいません。ただ、最初から「民間移譲」にするはめになったのは誰のせいでしょうかね?

 

 

  なかのひと

 

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厚生年金病院及び社会保険病院の整理合理化について(談話)

2008/06/18

民主党『次の内閣』
ネクスト厚生労働大臣 山田 正彦

厚生年金病院に関しては、年金福祉施設等の譲渡・廃止を進めるため(独)年金・健康保険福祉施設整理機構法が制定され、厚生労働大臣が平成17年 度に整 理合理化計画を定めることとされていたが、現在に至っても、まだ定められていない。一方、社会保険病院に関しては、平成14年の健康保険法改正時の附則で 見直しが求められていたため、平成18年度に整理合理化計画を策定することと定められていたが、これも、いまだに定められていない。

これらの病院においては、本来、計画が決められるべき時期を遙かに超えた長期間に渡り不安定な立場に置かれているため、患者への診療、住民の不安、医療 従事者の雇用・採用、自治体の医療政策などさまざまな面で深刻な影響が出ている。基本原則として示されている「病院機能の公益性を損なわない適切な方法」 に則り、適切な計画を迅速に作成することが望まれる。

しかし、本年4月、唐突に整理機構への出資を行うとの与党合意がなされた。これは、本年10月1日をもって社会保険病院を保有する政府管掌健康保険の保 険者が政府(社会保険庁)から全国健康保険協会へ移行するため、とりあえず整理機構に移してから考えるという「時間稼ぎ策」に 過ぎず、住民、患者、医療従 事者の不安をさらに増大させるものである。法人税法施行令を改正し、社会保険病院を公的病院として全国健康保険協会へ移管すべきである。また、既に整理機 構へ出資されている医療施設も地域住民による利用度が高く生活に不可欠となっている点を勘案し、同協会へ移管すべきである。

民主党は、危機的状況にあるわが国の医療提供体制の現状を踏まえ、地域医療の在り方やリハビリテーション医療などの政策医療の在り方を含め広く議論し、 これら病院の今後の在り方に関し提言をしていく所存である。したがって、厚生年金病院についても、公的病院としての機能を維持する立場から、整理機構に出 資するのではなく、適切な方策を検討すべきと考える。

以上

 

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小さな秋・小さな幸せ
 ☆ 幸せはここに [続きを読む]
posted from 酔語酔吟 夢がたり 2008.10.05 13:29

コメント

コメント一覧

一番大きかったのは、「保険料として集めたお金を、理由や目的は何であっても、一銭たりとも保険給付以外に使ってはならない」という民主党を主とした野党の追及、並びにそれに同調した「世論」という空気でしょう。
全ての施設を十把一絡げにして、細かい検討無しに扱った原因としては。官設民営であるという経営形態も問題を生じさせた理由の一つでしょう。
ただ、純粋に官営にしようとすれば、公務員の定数増となって、これまた民主党を主とした野党の追及を招いたと思われます。
また、官設民営で租税や修繕費などの経費が優遇されている状況を踏まえての現状の決算である故、純粋民営化すると経営的に厳しかっただろうと思われます。

結局、官営にすれば公務員の増加を招くので駄目、民営にすれば経営が立ちゆかないので駄目、官設民営&保険料の目的外使用である現状では駄目、与野党や地元から斯様な要求がでれば、対処の仕様もなく時間が過ぎた事について、同情の余地ありと思いますけどね。
なお、民主党様のご見解は単なる後出しで、議論が盛り上がった当時に自身が何を主張していたかを棚に上げた、単なる役所たたきと思ってますけどね、私は。

最期に、社会保険病院や厚生年金病院について、歴史的経緯や歴史的背景を鑑みると、必要性は十分にあったし、今後もあると思ってます。
written by 素人の浅知恵 / 2008.10.04 20:52
あぁそうだ!民主党様は当時、国立病院のように独立行政法人化するのも、天下りや官の焼け太り反対と言うことで、反対されてましたね。
そこまで言われてどうにか出来る途があったとは思えないです。
それだけに、今更あのような見解を表明する某野党第一党については、必ずしも良い感情は抱けないです。社民党様や共産党様は、一応病院施設に関しては態度が一貫されておられるように思いますけど。
社保庁だけの責任にされてますが、厚生労働省保険局・年金局の責任もあると思いますしね、歴史的経緯に鑑みると。。。
written by 素人の浅知恵 / 2008.10.04 20:58
社保病院の内情を鑑みれば一回チャラも仕方がないと思います。もちろん、天下り職員以外の、医師を含めた大多数の振り回され続けている職員にはお気の毒な話しですが。いつまでも民業圧迫の好条件、どこよりも早く手に入る診療報酬改定情報を元にしたアンフェアな運営など許され続けるのはどうかと思います。
お役人の天下り、横滑り先として永遠に存続するのも問題です。加えてNsのお役人化も活力を失わせている所があるのではないでしょうか?民営化しても残れる所だけが残れば良いと思います。ただし、田舎にある代わりのきかない赤字病院。これをどう存続させるかは社保病院機構の問題とは別に考えなくてはならないとは思います。
設立当初の役目が終わった所は整理をするのが当然だと思います。
written by 欧州の消化器科医 / 2008.10.05 16:59
私も一回チャラで良いんじゃないかと思ってます。それが、国民世論という空気に忠実に行動した結果ですから、妥当です。

念のため申し上げれば、社保庁(及び厚労省)及び地域圏の自治体は、消極姿勢だったのですよ。
特に、社会保険病院や厚生年金病院については、与党の厚生労働行政に詳しい一部議員の間では慎重意見もでました。
しかし、健康保険や年金を財源とする施設を全廃する方向は、与党及び内閣の方針で、それを可能にする法律も与党中心で作られたものです。
まして、社会保険庁は当時の時点で当事者能力を喪失していましたし、「社会保険庁の職員をゴミと呼び、ゴミは排除する」と公言した内閣総理大臣(行政の最高責任者)の強い意向の前に、意見を述べることすら許されてませんでした。無責任と言われても、そもそも廃止問題について関与させて貰えなかったのですから、この問題に対して果たすべき責任がどこにあると。意見具申したら抵抗勢力扱いだったというのに、どうしろと。
「世間」という空気も、報道機関の報道も、感情論で施設の全廃及び保険料投入を強く反発した訳で、もし廃止されて困るなら、それは自業自得以外の何者でもないです!!民意なんですから。率先して、保険料の流用反対・施設の廃止で盛り上がったんですから。
それを、いざ廃止しようとなったら反対だの何だの、報道組織も過去の報道姿勢を無視して行政は無責任だの何だの。。。

あ~アホラシ。。。
written by 素人の浅知恵 / 2008.10.05 22:43

素人の浅知恵先生>
 社会保険庁は、そういう当事者能力がないままいくつも病院をやってこれたのが不思議でなりません。いずれにせよ、国民の健康を考えたら労災だろうが社会保険病院もないよりはあったほうがいいですが、役人の道具じゃないと思います。

欧州の消化器科医先生>
 確かに一度なくなって困ってしまえばいいのですが、都市部は困らないと思います。いずれにせよ持続不可能な形で延命を続けてきた責任を取らない役人さんはどう思っているんでしょうかね。
written by SkyTeam / 2008.10.10 06:02

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