SkyTeam
Profile

ブログ内検索

カレンダー

<< 2008/12 >>
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

新着トラックバック

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

< アメリカ:健康保険料の増大で家計崩壊? | メイン | 製薬企業と医師の関係に変化? >

[一つの終焉]職員全員に解雇通告

SkyTeam / 2008.09.27 07:00 / 推薦数 : 4

  今回の報道では、『医師の過酷労働をきちっとしなければ、悪循環』とコメントがあります、まぁ、原因となった、銚子の病院では、きっと誰も病院で働く人のことを気遣ってくれなかったから、医師だけでなく看護師も一人残らず消えてしまいました。そういうことです。

 人件費が50%を超え、医療や介護は実は事務職員を除くと、全員が「国家資格」を保持した職員が働く現場です(バイトの大学生で間に合わせられるコンビニとかファーストフード店とはわけが違うのです)。

 「人事管理」が大切なんです。この報道は、どうして「医師が足りなくなったか・・・」という切り口がないですねぇ。はい・・・ま、絵にしにくい部分でもあり、これをテレビに期待してはいけませんかね。

----------------------------- 

病院休止で「医療難民」に、近隣に影響

TBS 2008/09/26

 

 千葉県銚子市の市立総合病院が突然9月いっぱいでの休止を発表してから、2か月たちました。新しい病院に移らざるを得なくなった通院・入院患者たちは、「医療難民」となって、近隣の病院に押し寄せています。

 「もう涙、涙」、涙を浮かべてこう語るのは名雪文枝さん、79歳。寝たきりとなっている名雪さんは今月、6年間も入院していた市立病院を出ることになりました。理由は病院の休止です。

 「(市立病院に)居たいって言っても居られるわけじゃないし、(別の病院へ)連れて行きます」(夫・名雪一雄さん、83)

 名雪さんはこの日、ストレッチャーにのせられ、6年間過ごした病院をあとにしました。

 銚子市が市立総合病院の9月いっぱいでの休止を発表したのは2か月前のこと。理由は「医師不足による経営難」でした。

 銚子市内には他に公立の総合病院が存在しないため、市民は猛反発。しかし市議会でも病院の休止が1票差で可決されてしまいました。このため、166人の入院患者、1か月1万人という外来患者が「医療難民」となってしまったのです。

 鈴木明子さん(55)は年老いた両親の新しい通院先を探していました。父は腰痛と糖尿病、母は腰や胃に病気を抱えています。

 「別の医者に行くって言っても 、1科目に1日かかる。4か所なら4日はかかる」(鈴木明子さん)

 一度に複数の病気の診察を受けるには総合病院しかありません。結局、隣の旭市の旭中央病院を選びましたが、これまでの5分の通院時間だったのが、40分近くかかることになってしまいます。

 ところが、この旭中央病院ではとんでもないことが起きていました。待合室には人、人・・・。中には立っている人も。

 「銚子から(白紙の)紹介状を持参して来た患者だけで、2か月で200件」(国保旭中央病院、 伊良部徳次 副院長)

 銚子市立総合病院の休止を受けて、この病院では外来患者が10%増加。さらに、銚子市から搬送されてくる救急患者の数も2倍に増えたといいます。

 市の消防本部も頭を抱えていました。市外への遠距離搬送が増えてしまったのです。

 「市内に3台ある救急車いずれも市外に搬送ということで、市内に救急車が1台もなくなるという可能性は考えられます」(銚子市消防本部、清水剛 警防課長)

 病院経営の専門家は、銚子市立総合病院休止は周辺自治体の医療崩壊も招くと指摘します。

 「信じられない暴挙であると。医師の過酷労働をきちっとしなければ、悪循環になる。旭中央病院が負荷が重くなり、救急を制限せざるをえない状況がくる」(病院経営に詳しい 長隆さん)

 25日、病院の最後の入院患者が、転院先の病院に向かいました。見送りに来た関係者の中に病院休止を決めた張本人、岡野俊昭市長の姿がありました。

 病院の全面休止まであと4日。26日、病院の職員全員に市から解雇通告が手渡されました。(26日17:00)

 

------------------------------------------------

 

 今回の件、とても「お気の毒」です。誰が?職員が?患者さんが?違います・・・。地域住民全体にとって、生活基盤を奪われてしまいました。

 もちろん、市外に行けば、病院はあるのですが、定期的な受診となると、通院の手間もかかりますし、「経済的負担ゼロ」というわけにはいきません。

 

 今回の崩壊も「医師不足」です。行政サイドは明らかにしていませんが、突然のこういう形になる前に、もっと早く手を打っていれば、病院が消えることはなかったでしょう。

 

 市民も気づくのが遅れました。お役所に任せたままにしておけば、「責務」を果たしません。どこの自治体でも起きうることです。今後、このケースは「周辺の病院」にも影響が出ます。まして、救急なども・・・そうです。

 

 市長も苦渋の決断となったかもしれませんが、議会や市民に説明が足りなかったと思います。おそらく「真実」に迫る報道はされないでしょう。忘れられると思いますが、夕張で開いた「自治体病院の再編劇」が次の場面に入ったとみるべきでしょう。

 

 ま、6年も同じ患者さんを老人ホームとか介護施設みたいに入院させといたら、今の医療制度では「赤字」になってしまいます。資金調達にしろ、再編にせよ、時間は残されていません、「生き残りたければ、お早目に・・・」ですね。

固定リンク | コメント (8) | トラックバック (1)

トラックバック

この記事のトラックバック URL

http://blog.m3.com/TL/20080927/2/trackback

トラックバック一覧

「田園」
 夕空晴れて… ☆ 朝は秋晴れでした。気温もちょうど良い散歩日和でした。 [続きを読む]
posted from 酔語酔吟 夢がたり 2008.09.27 20:38

コメント

コメント一覧

当方もそう思います。
市民一人一人が、行政サイドにお任せすぎと思います。

もうすこし、医療に関心を持ち、そこに勤務する人の立場、患者としての立場、行政サイドとしての立場をわきまえた中立的な考えを認識し、正しい情報を入手して市民が医療は守るんだ。という心構えが必要と思います。
現実、夕張市も同じように市民が守り始まっています。行政任せは駄目になると思い始めたようです。

今後の医療が良い方向に向かうように祈っています。

written by masa / 2008.09.28 14:18
報道だけでは実際のところは永遠にわからないと思います。

一点だけ指摘しますが、6年入院していたこの方は特殊疾患療養病床の方です。診療報酬改定により10月からは脳血管障害の人はいられなくなるので、いずれにしても出なければならない方でした。
written by parbreak / 2008.09.28 17:49
報道だけだと、当回しの深入りしない報道のような気がいたします。
もっと根の深い底のほうに真実がある感じがします。

> 一点だけ指摘しますが、6年入院していたこの方は特殊疾患療養病床の方です。診療報酬改定により10月からは脳血管障害の人はいられなくなるので、いずれにしても出なければならない方でした。

小泉改革の一部による診療報酬改定などもいよいよ始まったですね。
これから数年後まだまだ診療報酬改定とか、医療費負担増などがやってきますね。

公立病院は今後どうなってしまうのだろうか・・・

written by masa / 2008.09.29 02:05
masa先生>
 新しい仕組みの中で、生き残りの努力をしなければなりません。周辺の医療機関と提携して病ー病連携、病ー診連携、在宅支援などいくらでもやることはあったのでしょうが、リソースが先に足りなくなってしまいましたからね。

MASA先生&parbreak先生>
 コメントありがとうございます。6年入院の方が出ていくのは仕方ありませんね。公立病院であろうとなかろうと、もはやルールが変わってしまったのですから、恨むなら厚生労働省を・・・でしょうね。
written by SkyTeam / 2008.10.01 08:48
時代の流れとしては、民間医療時代が到来した。とも言えますし、医療ビジネスとしてチャンスとして医療をチェーン展開している組織は思っているようです。
これによって新しい方式の医療ビジネスが知らず知らずのうちに定着していく事でしょう。
厚生労働省の仕掛けた改革路線は、数年先まであるようですから、それを前倒しで対策する事により、解決は殆ど可能と言えます。
Dr.ヘリの全国ネットワーク完成まであとすこし。
関東は茨城県が検討中の段階ですから、そのネットワークが完成すれば、一分でも早い救急処置が必要な患者さんはそのネットワークを利用できる時代も。
千葉県の場合は日医北総病院を拠点に管理されています。
茨城県の病院の協力していただける病院があるとたすかります。
それも医療ビジネスチャンスなんですが。


written by masa / 2008.10.01 12:43
時代の流れとしては、民間医療時代が到来した。とも言えますし、医療ビジネスとしてチャンスとして医療をチェーン展開している組織は思っているようです。
これによって新しい方式の医療ビジネスが知らず知らずのうちに定着していく事でしょう。
厚生労働省の仕掛けた改革路線は、数年先まであるようですから、それを前倒しで対策する事により、解決は殆ど可能と言えます。
Dr.ヘリの全国ネットワーク完成まであとすこし。
関東は茨城県が検討中の段階ですから、そのネットワークが完成すれば、一分でも早い救急処置が必要な患者さんはそのネットワークを利用できる時代も。
千葉県の場合は日医北総病院を拠点に管理されています。
茨城県の病院の協力していただける病院があるとたすかります。
それも医療ビジネスチャンスなんですが。


written by masa / 2008.10.01 12:43
masaさん>
 看護師さんはいずれ転職していくと思いますよ。地元でだめなら隣町で・・・とか。Dr.ヘリですか。運ぶ先が少なくとも人を配備しないとダメですし、トリアージしないと何でも3次救急ではないんで。そういう意味では1次救急のちょっと次にあった2次救急が破たんしていくのは痛かったのですが。
 もう真面目に「ダメ」なら運べで、集約化、その代り3次救急では重症以外は待たされる風景が当たり前になるのかもしれません(そうなると誰も好まないからラッシュアワーのような大病院の救急外来の待ち時間は少しはましになってくれるかもしれませんが)。
 ビジネスチャンスとみるか崩壊とみるかは、立ち位置とかにもよります。住民が「不安」を感じるほど急激で、今の状況はアメリカのサブプライムと同じで出血多量なんですが・・・輸液ゼロですから厳しいですね(昇圧剤とかあればいいですが)。
written by SkyTeam / 2008.10.02 23:54
SkyTeam先生>
コメントありがとうございます。
消防署で救急分類ネットワークを構築実行してほしい気がします。
どこでも良いから輸送するでは・・・。

Ipodを医療機器としてナイキ社が心電図や体温計測の装置を開発
しているようですが、Ipodをカプセル型胃カメラや心電図計測に
利用できそうです。
IpodにMACのプログラムを組み込み、小さなハードを差し込んで、
計測。パソコンに接続したら同期してパソコンに記録される。
そのような装置は利用価値あるでしょうか?
Ipod自体が普及し、電池も24時間動作して、価格が安いのでどの
ような利用ができるか、期待しています。
記録媒体の容量が多いのが利点です。

written by masa / 2008.10.06 03:30

コメントを書く

ニックネーム*
メールアドレス*
URL
内容*
※「利用規約」をお読みのうえ、適切な投稿をお願いします。