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 個人的には、政府の負担で無過失補償の保険料が負担されることはいいことですが、海外へ行く時、飛行機に乗る前に、保険金だれがかけているでしょうか?もちろん飛行機会社もかけていますが、海外保険は旅行者がかける部分があります。

 

 はい、出産も、そろそろ「患者さん」側も少しは負担するし、政府も国民も妊婦さんと産科医療を守るために動くべきと思いますよ。分娩代が安いといい・・・?妊婦さんの検診と車検費用とはちょっと違います、安すぎればそれだけ「現場」でミスが誘発されます。「安全なお産」のための必要経費だと考えましょう。

 

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出産育児一時金、来年1月から3万円引き上げへ

読売新聞 2008/09/11

 

 出産時に公的医療保険から支給される出産育児一時金が、2009年1月から現行の35万円から3万円引き上げられ、38万円となる見通しとなった。

 厚生労働省が9月12日の社会保障審議会医療保険部会に提示し、了承されれば10月中にも政令改正する予定だ。

 「産科医療補償制度」(無過失補償制度)の開始に合わせた措置だ。同制度は、出産時の医療事故で脳性まひとなった子に対し、医師に過失がなくても総額3000万円の補償金を支払う仕組み。医療機関が加入し、分娩(ぶんべん)1件につき3万円の保険料を負担する。

 厚労省は、医療機関が保険料を上乗せして出産費用の値上げにつながると見ており、出産育児一時金について保険料に見合う分を増額し、妊産婦の負担を軽減する必要があると判断した。

 出産育児一時金の3万円の引き上げには、100万人超の年間出生数を単純にあてはめると、300億円以上かかる計算だ。健康保険組合など各保険者の負担増につながるが、厚労省は「各保険者の協力を取り付けており、保険料にも大きく跳ね返らない」としている。


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 この記事ではやっと3万円の引き上げですが、これは分娩時の無過失保障制度のための引き上げです。

 現場の産科医の労働環境が良くなるような、一歩ですが、元通りに回復するとは思えません。

 中には、この記事を読んで、「分娩時に偽の診断書を書いて、補償金をもらおうとする医者が出る」だの「便乗値上げで、分娩代が吊り上がる」といった完全に誤解している一般の方もみえます。

 国際的に常識がない。分娩費用を誰が出すかは別として、「安心」できるようなお産は、やはり「お金」も、そして「産科医、助産師」といった「医療資源」の投入が必要です。

 現状、産科医不足は極限状態で、おそらく来年の春ごろには、関東一円の地区でも「続々」と分娩困難な医療崩壊が続くと思われます。その兆候はいつだったか横浜のある区では分娩施設がなくなったことからでも明らかです。

 はるか、昔に、「 分娩費用の日米比較:産科医を輸入できるか?/ 2006.10.16
」という記事を書いたのを思い出してみても、日本は安いよなぁ。です。

  なかのひと

 

 コメントから、失礼します。「妊婦の足元・・・」って、こういった、間違った認識があると、産科医療は崩壊するでしょうね・・・。安すぎるんです>日本のお産は。

 そして、これだけ「産科医療」の崩壊が止まっていないのに、日本国民は、本当の産科医の苦闘をきっとご存じないのでしょうか?。

【産科医解体新書】
(1)同期6人のうち4人が去った

産経ニュース 2008.8.27 07:11

http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080827/trd0808270740001-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080827/trd0808270740001-n2.htm

 僕が産婦人科医として働きはじめて7年になります。産婦人科医局の同期は6人いました。5年以内に4人が産婦人科を去りました。当時から産婦人科医不足 が叫ばれていましたが、やがて良くなるだろうと楽観していました。平成20年現在、状況はまだ悪化しているようです。僕の周りだけでなく、全国の産婦人科 で同じようなことが起こっているのかもしれません。

(fromバミューダ先生の記事より)


 
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[日本のお産の費用]

 自然分娩:だいたい40万円以下

http://www.pixy.cx/~kamosika/1/tvote.cgi?event=vote1より

 帝王切開:日本での帝王切開にかかる費用を60万円とした場合、自己負担は3割の18万円で、保険からは7割分の42万円が支払われます。(これが基本でかえって帝王切開の方が安い)
http://www.mcfh.net/insuranceusa.htm


 普通のプライベートクリニックでも…こんな記載。

 基本は5~7日間入院で41万円~48万円くらいです。入院日数、生まれた時間帯、行う処置内容、投薬内容などによって金額が異なります。
帝王切開の場合は、予定帝王切開では47万円くらい、緊急帝王切開では55万円前後です。同様に入院日数、生まれる時間帯、行う処置、投薬内容などによって金額が異なります。


http://www.kameda-c.com/qa/index.html

 助産院での場合:平均的には、産んだ当日を入れて、3泊4日で約35万円

http://www.premama.jp/kokoroe/b_number/18/index.html

[アメリカのお産の費用]

  で、アメリカまで出産しに行った時は下記のような記載でした。

 アメリカで帝王切開したとき、200万円かかっても、300万円かかっても、国民健康保険からおりる金額は、上記の例ですと42万円だけです。出産一時金ももらえるので、合わせると72万円をカバーすることができます。

http://www.mcfh.net/insuranceusa.htm

 200-300万円ってすごいけど…確認のために他のところを見ると…

1、産婦人科医
帝王切開*妊娠中の検診、入院中の回診、分娩後の検診を含む $3100.00
4、入院費用
・正常分娩で2泊の場合(母児) $6500から$8000.00

・帝王切開で2泊の場合(母児) $10500から$12000.00

小児科費用  
*入院、及び注射は医師との相談により発生する費用です ・出産当日の回診、2週間後の検診、帰国直前の検診 $1000.00


 合計したってこの時点で
正常分娩:10600ドル
帝王切開:14600ドル。1ドル120円換算だと…


http://ivc-hawaii.net/hospi.html#aaaa

えーと間違いなく産科医と入院費用だけで127-175万円は行く。ちなみに、このほか検査費、麻酔科への支払いは入ってませんので、前述の200-300万というのはおそらく本当でしょう(もちろん保険が良ければ自己負担は少なくなりますが…)。

 自由診療でこんだけ稼げるのに、安くて労働条件が劣悪な日本に来るのかしらん?

  きっと、日本語よりも英語圏の方が稼げるぜーってことになりませんかね?もっとも、それでも日本が大好きという方はおいでになりますし、中国から近い地の 利を考えれば、来るかも知れません。でも、医師のフィーはアメリカだと年に分娩を100を越えると保険料が上がるので、それ以上は受けなくていい…つまり 収入の上限が100例としましょうか。(米国の帝王切開の比率は20~25%という数字です)
http://www006.upp.so-net.ne.jp/ichiro/SANKASINRYOU.HTM

1、産婦人科医
帝王切開*妊娠中の検診、入院中の回診、分娩後の検診を含む $3100.00

 を100例とすれば、31万ドル


  という計算になります。3720万円です。収入としてがんばるとかなり高くなりますね。おそらくアメリカでは年間100例以上の分娩を受けないでもちゃん と稼げるですね。もちろん、高額の医療訴訟の保険料などの経費はここから出ますが、存続可能だなぁって思いましたよ>アメリカの産科医


http://www.inhcc.org/jp/research/info/20030522-ishizuka.html
 一応、上の数字を裏付けるように古い資料ですが…医師のアメリカの平均的な数字が載ってます。

4. 医師の専門職料金(手術料その他は除く)と年収。2001年度 単位:USドル
 専門料金獲得高(ドル) / 医師収入($)

心臓外科医(移植) 731,904 / 362,209
心臓外科医 522,165 /320,11
家庭医(産科含む) 309,419 / 150,290
家庭医 287,239 / 146,601
消化器系医 620,610 / 312,074
一般外科医 497,633 / 257,509
内科医 288,494 / 149,020 0.0
産婦人科医 501,634 / 231,000

 産科医の平均年収は23.1万ドル、つまり邦貨にすると年収2772万円。高額で有名な保険料はここから支払うのかもしれませんが、なかなかグレートですね。これだけの収入を得る医師は日本はおりません(美容形成外科を除けばね)。

 もちろん、家庭医で産科を受ける人もおられますが、15万ドルつまり1800万。アメリカはなかなかペイがいいですね

 結局、この金額の差を埋めるだけ日本の労働環境が良かったり…訴訟フリーならいいのでしょうがどうなんだろ?


  結局、この辺って、アバウトな数字で語ってしまいますが、教育と育成にお金がかかってしまう医療従事者という職人さんからすればペイが多少悪いよりはいい 方がいいわけで、、アメリカの最底辺の医療を支えているのが実はアジア系の医師だったりすると、日本も最底辺の医療(へき地や貧困層の多い地区)はそうな るかもしれません。

 まぁ、子供を産むために車を売ったりはしたくない人は、安い「助産師」に走るでしょうが、1割は何らかの事故がありえるというのが小児科の先生のご意見でした。そういう意味では宝くじと同じですね。

  いかがでしょうか?みなさんは中国人の産科医が日本の安い給料と過酷な労働環境に耐えながら働くと思いますか? もちろん、親日派の人もいるけど、英語圏の方が稼げるとなれば、そっちに行きませんか?(待遇が悪い病院から日本人医師が櫛の歯が抜けるように離脱してい るのに、中国人だけがそんなことはない!ってことはないと思う)。

 インターネットで調査しただけなので、ぜひ中国人の医師の方にもアメリカと日本、どっちで働きたいか?(大連にある医科大学には日本語コースがあるとか)意見も聞いてみたいです。

 

 ここまで書いて、あとになって分かったのですが、アメリカ医療の現実については大阪府の医師会が精力的に報告しています。 

「アメリカの医療の現実」:医学会総会特別講演

 http://kantobbs.com/oma/kaihou200601c.html

 アメリカの医療費を調べてみました。例えばアメリカでは、子宮筋腫の手術はほぼ日帰りで行っていますが、病院では設備使用料等で82万円かかります。そのほか組織の検査料5万円、麻酔料8万円、血液検査料3万円がかかります。
出産費用は、産婦人科医7,000ドル、麻酔科医2,000ドル、小児科医2,000ドル、病院3,000ドルで、合わせて約1万4,000ドル(約147万円)です。
盲腸の手術ではニューヨークが一番高く、1日いるだけで243万円です(注13)。
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 この数字をみて「アメリカの方が医療水準が高いから高くて当然だ(これは・・・周産期死亡率が日本が良くてアメリカはキューバよりも悪いのを知ってれば、これまたまた非常識ですが)」っていう方もいますでしょうし、「日本のように医者の犠牲の上に成り立っているのだから安くて済んでいる」という見方もできます。問題は安い医療費ゆえ、安全対策費用まで削っている現場にきちんとしたマネージメントなど…まだまだこれからなのでしょうね。

 

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