完全に社会主義のような日本の健康保険制度(どの医者にかかろうとも同じ値段、保険による世界でも非常に安い医療費)ですが・・・。

 まぁ、日本経済新聞のように大手新聞社だと・・・今後、ベビーブーマーが高齢者になっていくので、自然に医療費が増えることすら「ワルモノ扱い」。経済的に世界で有数の経済大国でありながら、国民の健康のために医療費に使うことは悪いことなんでしょうかね?

 いまだに日本経済新聞のこういう記事の書き方は「違和感」を超えて、あぁ「お役人様」の言うとおりに書かないと・・・許してもらえないのねぇ。って気がしました。

 世界中からみても、専門医だろうが救急だろうが、いつでも受診できる「フリーアクセス」で、患者さんの負担も含めて価格が「安く」て、手術の結果がいい!(アメリカとかもう玉石混交ですから・・・)ということを無視したらかけるんでしょうね・・・

 ま、不当にダンピングした結果として、救急医療現場は崩壊寸前だし、他罰的社会(自分だったら・・・どう思いますかね?)のおかげで、医療訴訟が急増し、超重症患者さんを救おうという医療はますます委縮していますが・・・。

↓これ日本とアメリカのがんの5年生存率の数字です

Japan(日本)
The National Cancer Center Hospital in Tokyo estimates that approximately 93% of people diagnosed with stage 1 colon cancer in Japan are alive five years after their diagnosis. The survival rates decrease with more advanced stages. The five-year survival rate for stage 2 is about 90%. For stage 3, it's about 72% and for stage 4, it's approximately 17%.
United States(アメリカ)
  The American Cancer Society estimates that 93% of Americans diagnosed with stage 1 colon cancer are still alive five years after their diagnosis. The five-year survival rates for more advanced stages are as follows: Stage 2A: 85%,Stage 2B: 72%,Stage 3A: 83%,Stage 3B: 64%,Stage 3C: 44%,Stage 4: 8%


 世界で一番医療費を使っているアメリカ( 世界一高い医療費と不健康なアメリカ国民)、一人当たりの医療費が1/3くらいの日本、どっちがいいですかね?(もちろん進行がんほど助からないのは当然ですが、アメリカ型医療を目指す人にはこの差をどういう風に説明してもらえるのかなぁ?)
  なかのひと
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国民医療費、なお高止まり 06年度

日本経済新聞 200/08/28

 厚生労働省は28日、2006年度に医療機関に支払われた医療費の総額(国民医療費)が前の年度に比べ13億円減り、33兆1276億円になったと発表 した。4年ぶりに減少したものの、依然として過去最高水準で高止まりしている。06年度は診療報酬引き下げや医療制度改革で医療費抑制を目指したが、急速 な高齢化による医療費の膨張圧力は強く、抑制効果は限られた格好だ。

 国民医療費は病気やけがの治療のために医療機関に支払われた1年間の医療費の総額。診療費や調剤費などを含むが、健康診断や分娩(ぶんべん)などの費用は除く。

 国民1人あたりの医療費は25万9300円で、前の年度と同じで過去最高。年齢層別では、65歳未満の平均が15万8200円だったのに対し、65歳以 上は64万3600円で約4倍。国民医療費に占める65歳以上の比率は51.7%と前の年度を0.7ポイント上回り、過去最高になった。

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【ヤマトナデシコ大陸奮闘日記】(83)お金がなければ助からない
FujiSankei Business i. 2008/8/30

中国人の友人の母親が長らく糖尿病を患っている。50歳直前に発症して10年以上、そして最近、糖尿病が原因の腎不全になり、毎週3回の人工透析が欠かせ ない体になった。友人は毎回母親を病院に送り迎えし、最新型の外国製機械を使った医療行為を受けさせ、高額の薬をもらう。日本のものが圧倒的に多いそうだ が、医療費は日本円にして毎回2~5万円、月に30~40万円かかるという。

日本では人工透析は特例が設けられていて、月額2万円程度が自己負担の上限だという、とすれば、物価の違いを考えたら法外な負担に間違いない。もちろん友人の母親にも保険があるにはあるが、中国の保険の適応額の低さと言ったらないので、到底その範囲におさまらず実費。稼いだお金や貯金がどんどん消えていくそうだ。

そして、その友人の知り合いの娘さん。まだ17歳の彼女は、無謀運転の車に友達と2人でいるところを跳ね飛ばされた。友達は即死、彼女は全身打撲であちこちの内臓が破裂しているが一命は取りとめた。

とはいえ事故以来、集中治療室に3カ月以上ずっと入って「何とか生かされている」状態。その上、なんとその費用として150万元(約2250万円)を請求 されたそう。犯人は見栄えだけいい外国の大きな4輪駆動車に乗っていたが借金だらけ。完全に開き直り、治療費負担を期待できない。

そこで両親は家も車も売り払い借金を重ねて何とか払ったが、次の支払いはもう無理。その時点で娘さんは集中治療室から出されるので、おそらく亡くなるだろう、とのこと。なんともはや信じられぬ世界だ。

それにしてもこの高額さ。前述の、母親が糖尿病の友人が、こんなことを言っていた。

「母が発症した当時、10年ちょっと前は医者の質も悪くロクな医療が受けられなかった。母なんて糖尿病と診断してもらえず、ブドウ糖の栄養点滴を打たれた りして、死にそうになった」という。糖尿病は体内でブドウ糖代謝に必要なインスリンが不足ないしは正常に働かず、高血糖と合併症を引き起こす病気。よっ て、ブドウ糖注射は低血糖になった場合は有効だが、高血糖だったら命にかかわる。友人はさらに頭を抱える。

10年前に比べたら、いい機械や外国の薬が使えていい時代になったのかもしれない。でもこんなに高額じゃ、僕もいつまで母に人工透析を受けさせてあげられるか、わからない。これなら人工透析なんて庶民には無理だった、10年前に戻った方がいいくらいだ」

目の前に「助かる方法」があるのに、お金がなきゃ受けられない続けられない、という今は「助かる方法が中国にはないのだから仕方ない」とあきらめてた昔よりも、患者や家族の心の状態は悪くなったといえるのかもしれない。

中国の異様に高い医療費については何度か書いてきたが、それにしても…。(農業経営コンサルタント)

 

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