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最初に・・・大淀病院において分娩中の脳出血という極めて稀な病気のため、お亡くなりになられた高崎さんのご冥福をお祈りもうしあげます。
今日で2年ということですので、奈良県の大淀病院の事件について「報道事故」あるいは「バッシング報道」、「捏造報道」を回顧してみます。
まさに「医師=悪者」の立場からの報道のオンパレードでした(そういう魔女狩り報道が目立ったので、このブログを立ち上げたという経緯もありますので)
=<第一部>==============================
最初に報道があったのは、2006年10月でした。
産科医療の廃絶。。。ついに死人が出た。
2006/10/17
「受け入れを打診された18病院が拒否」
>奈良県および大阪府の周産期の医療は崩壊しており、こういった重度の患者さんの受け入れが困難な状況であったのは後日判明(マスコミは不勉強ですね)。
「容体急変の後、妊娠中毒症の妊婦が分べん中にけいれんを起こす「子癇(しかん)発作」と判断し、けいれんを和らげる薬を投与した。この日当直の内科医が脳に異状が起きた疑いを指摘し、CT(コンピューター断層撮影)の必要性を主張したが、産科医は受け入れなかったという。」
>残念ながら、これは「捏造」です。CTの撮影の必要性を主張したのは医療従事者ではなかったからです。
>いくらなんでもひどい話が続き、検察も動いて、病院の業務上過失致死のために、捜査に動いたのですが、結局、起訴断念されております。(奈良県警が業務上過失致死容疑で捜査へ 妊婦死亡問題 2006年10月18日 )
「医療報道]誤報続きのマスコミ
↓朝日新聞の見出しの捏造「見出し」の姑息な置き換え
奈良の妊婦が死亡 19病院が転送拒否、6時間“放置” 2006年10月17日
↓↓↓↓↓↓↓↓
意識消失後、1時間20分放置 奈良・妊婦死亡2006年10月20日 asahi.com
あれ?6時間放置ではなかったのですか?そうですか…患者さんが重症になったのに、医師が仮眠をとり続けて放置したというのは誤報だったということですね。
お聞きしてよろしいですか?病院の看護記録っていわゆるカルテの一部。個人情報を含む「大切な機密情報」ですよね。どこから手に入れたのかは知りませんけど、そういう事実関係を調べる上で必要な資料だとしても…患者さんのご家族の許可とかあったのですか?それに病院も今回の事件の解明にマスコミ各社の力を借りることを決心されて公開に踏み切ったとは聞いていませんが?
思うのです、新聞各社やテレビ局の場合、スクープになったりするのであれば必死に取り上げるのは大切だと思います。しかし、一方、最初に「6時間放置」と報道しておいて、1時間20分以上ですか?
え?CTを撮影するのを内科医が進言したのを拒否したとうかがいましたが…
誤報はどんなマスコミもあるでしょう、しかし「医療過誤許すまじ」と報道するのなら僕らも「誤報は許せませんがね」。
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2006年10月25日
奈良県大淀町の町立大淀病院で19病院に搬送を断られた末、妊婦が死亡した問題を受け、同県立医大から大阪や和歌山など県外の病院に派遣されている産科医を引き揚げる方向で、県が検討を始めたことがわかった。高度な治療が必要な妊婦と新生児を受け入れる「総合周産期母子医療センター」を早急に整備するためだが、深刻な産科医不足の中、引き揚げによって「お産の空白地帯」に陥る恐れがある地域に、動揺が広がっている。 (以下略)
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[政治家も認識]マスコミが遅れてしまっている
2006.10.27
(2006/10/26日刊薬業)
================================================さて、去年の大淀町立病院の事件と今回の事件、根底にあるのは「行政の怠慢」です。いくら断ったとされる医療従事者や病院に原因を求めても、大きくは変わらないこと、それを心していただきたい。
去年の大淀事件と同じ論調で「病院たらい回し:妊婦衝突事故後に流産 救急搬送中 大阪 」と見出しをつけたM日新聞さん、今朝の「とくダネ!」のように「9病院”たらい回し”受け入れ拒否で妊婦流産」と報道しています。
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最悪なのは、まったく2006年の大淀町の事件から学ばずに、おかしな報道を堂々社説に載せた・・・「産経新聞」。こうなると中国共産党よりも悪質ですな。
次々と病院から受け入れを断られ、たらい回しにされた奈良県の妊娠中の女性が、救急車の中で死産した。奈良県では昨年8月にも、分娩(ぶんべん)中に意識不明となった妊婦が、19カ所の病院に転院を断られ、死亡している。悲劇が再び起きたことに死亡した妊婦の夫は「この1年間、何も改善されていない。妻の死は何だったのか」と怒りをあらわにする。その通りである。「教訓が生かされてない」と批判されても仕方がない。
女性はようやく見つかった10カ所目の大阪府高槻市の病院に向かう途中、救急車内で破水し、その直後に救急車が軽ワゴン車と衝突した。
事故後、消防隊員が連絡すると、病院側は「処置は難しい。緊急手術も入っている」と断った。その後、大阪府内の2病院にも断られ、困った消防隊員が再び要請すると、高槻市内の病院は受け入れをOKした。結局、病院にたどり着いたのは、119番から3時間もたっていた。
奈良県では危険な状態にあるお産の周産期医療の搬送は、健康状態を把握しているその妊婦のかかりつけ病院が県内の2病院に連絡し、それぞれが受け入れ先を探す。この仕組みだと、比較的受け入れ先が見つかりやすい。
しかし、死産した女性はかかりつけの医者がいなかった。このため、一般の搬送の手順で消防隊が受け入れ先を探した。これが時間のかかった理由のひとつだという。
奈良県の幹部は「かかりつけ医のいない妊婦の搬送は想定外だった。すぐに対策をとりたい」と話すが、トラブルや事故は予期せぬ中で発生するのが常である。早急に抜本的対策をとる必要があろう。
周産期医療を扱う病院は、全国的に減少している。産婦人科医は内科医などに比べ拘束時間が長く、訴訟も多いからだ。
妊婦のたらい回しは、奈良県だけに限った問題ではない。厚労省は産科医などの医師不足対策に本腰を入れて取り組むべきである。
それにしても、痛みをこらえる患者をたらい回しにする行為は許されない。理由は「手術中」「ベッドがない」といろいろあるだろうが、患者を救うのが医師や病院の義務である。それを忘れてはならない。
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この産経新聞による「捏造社説」、医療界からは、非常に反発、抗議を行いました。日本医師会も苦言を後日呈しております(記者クラブから除名したり、不買運動にふみきらなかったのが不思議なくらいだ)
■産経新聞に抗議文を出しました 「妊婦たらい回し また義務忘れた医師たち」: 追記あり() google_ad_section_end(name=s2)
産経新聞に投書しました。 (うろうろドクター)
あまりにもひどいので抗議メールを送りました(Yukitake(S) Garden Blog ~Nobody's Perfect~)
抗議文、大マジで本当に送りました(追記アリ)(日々のたわごと・医療問題資料館)
義務を忘れたジャーナリストたち (a legal alien in london )
いくらでもあります。捏造社説!世論をミスリードする内容!劣悪でした。
これらの医師からの投書、抗議に対して、産経新聞より「無反応」でした。
現場の産科医が使命感をもって、一生懸命ぎりぎりで働き続けているのに、
それを「大手町」のビルから見下ろすように踏みにじる産経新聞。
さぞ、産科医の先生たちの「士気」を大いにさげたこと、間違いありません。
中国共産党か北朝鮮首脳と同じですな。そしてうかがいたいのです。
産経新聞の「捏造社説」で産科医療は良くなったのか?今、大淀病院はどうなっていうのか?
御社の捏造報道に公益性はあるのか?
「たらい回し」という魔女狩り報道は産科医療の廃絶をもたらしてないでしょうか?
↓これが現在の状況です。横浜も崩壊し、札幌も、名古屋も危機存亡です。
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産婦人科当番「空白」 医師不足、輪番制困難に
中日新聞 2008年8月7日 朝刊
夜間や休日に入院の必要な病気やけがを診る「2次救急病院」の輪番体制が、名古屋市で崩壊の危機にある。9日は、2病院が必要な産婦人科の当番が1病院しか決まっておらず、初めて「空白」が出る見通しだ。大都市の救急を担ってきた輪番制の維持が、医師不足で困難になってきている。
同市では1973(昭和48)年、2次救急に輪番制を導入。67病院が協力し、愛知県病院協会が産婦人科、小児科など4診療科ごとに当番日を割り振る。しかし、医師や看護師を確保できず、協力する病院が10年前と比べて産婦人科が15から11、小児科が23から14に減った。
輪番の空白は9月と11月にも予想されるという。協会で救急問題を担当する名古屋第一赤十字病院の小林陽一郎院長(65)は「これまで一部の病院が無理して輪番に参加してきたが、いよいよ難しくなった。都市部にも医師不足の波が押し寄せている」と話す。
協会は3月、名古屋市に苦境を伝え、協力する病院への補助金(現行1晩約7万円)の増額や、市立病院の当番日を増やすことなどを要望。市は医療関係者をメンバーに検討会を設けたが、改善には至っていない。市保健医療課では「根底には医師不足があり、一朝一夕には解決できない」と話している。
2次救急の輪番を診療科別に分けているのは一部の大都市に限られるが、参加病院の確保に悩む市は少なくない。札幌市では医師不足で産婦人科の輪番制の体制が取れなくなり、9月末で休止することに。
千葉市は4病院で休日の産科救急輪番を回すが、担当者は「医師不足で2、3年前から維持するのが難しい状況」と話す。
【2次救急】 救急に対応する病院は3段階に分かれ役割分担している。2次救急は入院の必要がある患者を扱い、都道府県が定める医療圏域ごとに整備する。ほかに、軽い病気やけがを扱う1次、高度な設備を備えて命の危険がある患者に対応する3次がある。
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奈良・妊婦死亡事件からあす2年 遺族は2次被害防止へ活動
産経新聞 2008.8.7 13:42
奈良県大淀町の町立大淀病院で平成18年8月、同県の高崎実香さん=当時(32)=が分娩(ぶんべん)中に意識不明となり、19病院に転院を断られた末に後日死亡した問題の発生から、8日で2年。夫の晋輔さん(26)ら遺族は、周産期医療の充実に加え、ネット上での中傷という“2次被害”を防ぐための活動を新たに展開している。今春には、ほかの医療事故被害者や遺族とともに勉強会も発足。遺族は「いつか残された子に、お母さんのおかげで環境がよくなったんだと言いたい」と心に誓っている。
実香さんは18年8月8日未明、分娩中に突然意識を失い、奏太ちゃんを出産して8日後に脳内出血で死亡した。
悲しみがやまない中、同年秋には、横浜市の医師による医師限定サイトの掲示板に晋輔さんを中傷する内容の書き込みがあることが判明。さらに実香さんの病歴情報、看護記録の流出も起こって、遺族の心に追い打ちをかけた。
カルテ内容を流出させた開業医は今年7月、晋輔さんや義父の憲治さん(54)に直接謝罪。その際、開業医は「医学的な検証をし、産科医を守りたかった」と話したという。
「婦人科のカルテには、親族にさえ知られたくないような秘密が書き込まれており、流出は女性を裸以上にするもの」
憲治さんら遺族はやり場のない憤りを抱える中で、ほかにもネット被害に苦しむ医療事故の遺族らがいることを知り、勉強会の開催を発案した。
今年4月、大阪市内で開いた初会合。晋輔さんは「妻を亡くした上、さらに妻を傷つけられた」と悲しい思いを打ち明けた。7月には2回目の会合も開き、痛みを共有しながらさらなる情報交換を進めている。
一方、晋輔さんは周産期医療の充実を訴え、これまで約10回の講演を重ねた。「素晴らしい技術を持ったゴッドハンドと呼ばれる医師がいるが、誰の手でも握ってあげられるような優しい医師が増えてほしい」と各地で呼びかけてきた。
奏太ちゃんは、8日で2歳を迎える。屈託なくすくすくと育ち、自分の意思を伝えたり、はしを使ってそうめんを食べたりできるようにもなった。
ただ、晋輔さんは、奏太ちゃんの成長にしたがって新たな悩みも感じている。「やがて物心つく奏太に、実香の死のことをどうやって伝えようかと…」
遺族はジレンマを抱えながらも、悲しみや苦しみを教訓に、医療の充実やネット中傷防止になお強い思いを向けている。
「自分たちも、医療を改善させる方策を医師や行政と一緒に考えたい」と晋輔さん。憲治さんは「カルテの流出やひどい書き込みは捜査の対象になるほか、医療界の信頼失墜にもつながることを考えてほしい。そして、奏太にいつかお母さんのことを話すとき、お母さんのおかげでこんなによくなったよと言いたい」と話した。
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産経新聞の「社説」や「社会保険庁のOBによる記事掲載」など、会社としての方針や立場があるので、いいですが、産科医療については「質が低い」どころか「捏造」社説を堂々と載せてきており、産科崩壊エンジン「産経新聞」をどういう風にこれから活動をつづけていくか、ウォッチしていきたいところです。
→
[産経新聞は魔女狩りが大好き?]
日本医師会も苦言を呈する産経新聞の報道姿勢
[産経を見習う・・・朝日・毎日・読売・にジャーナリストの資格はあるのか?]
常軌逸した“販売重視”体質のS新聞さんへ☆愛読者からラブレター
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雨後の筍という言葉がありますが、バブル崩壊後、雇用確保のために、第三セクターで「テーマパーク」を地方自治体がやっていくつかが悲惨な結末を迎えています。
メジャーなところでは、夕張の「石炭の歴史村」、北九州の「スペースワールド」、長崎の「オランダ村」、宮崎の「シーガイア」などですが。やはり倉敷もでしたか・・・。
自分は、本場のチボリ公園に一度だけ行ったことありますが、ものすごい質素だったのを覚えています。小さいジェットコースターがあってコースが短く1周はあっという間に終わるのですが、5回同じコースが終わるまで止まってくれません(退屈になりすぎて、最後は「止めてくれー!」って悲鳴を上げていました)。
そんなに大袈裟な遊具はなくて、花壇などがきれいですが、寒い冬季はクリスマスが終わると春まで閉園。ほとんどノリは浅草の「花やしき」。
テーマパークは初期投資が大きいのは病院と同じですが、日本で成功している大規模なものはアジア諸国からもお客が来たり、リピーターまでいるディズニーランドのみ。
よっぽどでないと、病院は遠方から患者さんを集めたりが難しいので、地域の医療需要にあわせないと、投資を回収できずに、住民に膨大な借金と空っぽの建物だけ残して、経営破たんしてしまうのってよくわかりますね。
問題は、テーマパークは赤字垂れ流しなら、とっとと廃止でもいいんです(雇用を生むよりも赤字が大きければ潰すしかありません)が、「病院」がなくなると社会基盤の一部なので、肩代わりしてくれる民間病院や開業医の先生がいないと、大変なことになります。
↓バブル、テーマパーク。次々と破綻したテーマパークの写真はこちら
http://www.officej1.com/bubble/abukuzeni-12.htm
→
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毎日新聞 岡山版 2008/08/05
倉敷チボリ公園を運営するチボリ・ジャパン社(チ社)の取締役会が6日、開かれる。本家デンマークのチボリ・インターナショナル社(TI)との本契約解消から1年。暫定使用しているチボリの名称も年内で消滅する。事業廃止、チ社清算への流れが加速する中、将来の公園像は、県、市、チ社……それぞれの思惑をはらんだまま、いまだに定まらない。迷走するチボリの着地点を探った。【山崎明子】
「(チボリの名称返上で)事業展開の自由度を得た」。開園10周年(07年7月18日)を目前にした同9日、チ社の坂口正行社長は会見で胸を張った。入園者減と累積赤字の拡大を背景に、チ社は同年春、TIとの契約を更新しない方針を決め、本契約終了に伴い、チボリ名称の暫定使用などを含む移行期間契約をTIと結ぶ。「ポスト・チボリ」を巡る議論が本格化した。
そもそもの出発点は、06年3月末に県が打ち出した県民・市民公園化と指定管理者制度の導入。チ社はこの方針を前提にTIと交渉に入るが、大型遊具を中心に5カ年で36億円の設備投資とチボリ事業の継続を求めるTIと議論がかみ合わず、交渉は決裂する。
加えて誤算だったのはチボリの名称。坂口社長は「チ社が運営を続ける限り、名称使用は可能」ととらえていたが、TIは本契約終了後、名称などの返還を求める。移行契約により、名称は08年末で消えることになった。冒頭の発言は、提携にあたり厳格な規定を設けたTIの“くびき”から解放される坂口社長の本音と言える。
ところが、チ社会長の石井正弘知事は、逆の判断をする。チボリブランドが消えれば、県の広域観光拠点としての意義が変わり、県事業としての目的も失われる--。そうした状況下で、知事が公園の主体的な運営を託そうとしたのが公園を抱える倉敷市だった。
9月5日、古市健三市長(当時)を訪ねた石井知事は市民公園化の検討を要請する。古市氏は“市の顔”でもあるチボリ公園を「まちづくりに必要不可欠」とする一方で、「新たな税金投入はしない」と繰り返してきた経緯がある。知事は市民公園化に伴い、「5年間、2分の1」の地代負担という譲歩策を示すが、市長は申し入れを拒否。知事も12月の取締役会で地代負担打ち切りを公言、公的支援を絶たれたチボリ運営の“押し付け合い”が始まることになる。
県と市の交渉を見守ってきたチ社の岡荘一郎監査役は、「古市氏は何らかの支援策を探ってはいた。しかし、知事と市長は率直な意思疎通ができていなかった」と振り返る。さらに、こうしたコミュニケーション不足が、チボリ公園問題をめぐる当事者間の確執を深め、問題の混乱に拍車をかけた。
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入場者 数累積損失
(万人) (百万円)
97年度※298 1068
98年度 294 1448
99年度 238 2601
00年度 181 4542
01年度 134 7202
02年度 116 7378
03年度 109 7586
04年度 110 7881
05年度 91 11352
06年度 81 13795
07年度 75 14362
※97年度は97年7月~98年3月
*単位未満切捨て
*05年度から減損会計導入
毎日新聞 2008年8月5日 地方版
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毎日新聞 岡山版 2008/08/06
倉敷市が倉敷チボリ公園の市民公園化を拒否した根底には開園を巡る県とのいきさつがある。岡山市制100周年の目玉だったチボリ事業から同市が撤退した後、故長野士郎知事が91年、倉敷市への誘致を表明。県が事業主体になることを前提に、渡辺行雄市長(当時)に100億円の協力を求めた。県の説明では、「これ以上、倉敷市に迷惑はかけない」はずだったのだ。
石井正弘知事の真意を探ろうと市議会は昨年9月、島津義昭副知事に説明を求める。市議らは「赤字を垂れ流した県の責任を明確にするのが先。市に丸投げされるのは困る」と不満を爆発させた。県の提案を受け入れるにあたっての“ガス抜き”とも受け止められたが結果的には市側の本音が端的に表れている。
昨年11月以降、古市健三市長(当時)が市民公園化案の受け入れ拒否を決め、石井知事も県の支援打ち切りを打ち出す。チ社は民営化による存続を模索せざるを得なくなった。このため、坂口正行社長と副会長の伊原木一衛・天満屋会長は、複数の大手土地開発業者の打診を受け、アウトレットモールを核として公園の一部を存続させる案を描き始める。
6月20日の取締役会で公表された両氏の民営化案を見ると、伊原木案はチボリの名称継続と県の土地転貸を前提とする2案。石井知事はチボリ・インターナショナル社(TI)との再交渉の困難さと、土地転貸の大義名分である「公共性、文化性」のハードルを示し、2案ともに頓挫。坂口案は名称にはこだわらないが、公園部分には公的負担が必要だ。地主のクラボウは「公園部分を県、市へ分割して貸すことも可能」との意向を伝えたが、県、市ともに拒否した。
4月の市長選で古市氏を破った伊東香織市長は「県事業として、県の責任で最後まで解決するべきだ」として、公園事業終結、土地返還もやむなしとの最終見解を示した。6日の取締役会でチ社解散動議が提案されれば、賛成に回る構えだ。「発言の根底には、経営責任の問題や(税金投入を巡って係争中の)訴訟まで市が引き継ぐことはできないという考えがあるようだ」(岡荘一郎・チ社監査役)
石井知事も4日の県議会全員協議会で、事業廃止提案は自ら行う可能性に触れ、チ社解散も「採決に至れば、賛成せざるを得ない」と重ねて言明した。県、市の支援が期待できない以上、自治体による事業維持は不可能になり、閉園は避けられない状況だ。「土地返還となれば、地主のクラボウと(公約に掲げた「花と緑の空間」について)協議したい」との伊東市長の発言が現実味を帯びる。
チボリの名称が使えるのは年末まで。「ポスト・チボリ」の議論に残された時間は余りにも少ない。
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倉敷チボリ公園をめぐる論議が最終段階を迎えつつあります。「チボリ」の名称が使えなくなる来年以降、公園の事業を続けるべきか、廃止すべきか。その理由は。事態の責任は--。皆さんからのご意見をお待ちしています。毎日新聞紙上やホームページに掲載する場合があります。ファクス086・231・2129か郵便で〒700-0904 岡山市柳町1の1の17、毎日新聞岡山支局へ。住所、氏名、職業、年齢と連絡先の電話番号を明記してください。
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