09年度の医学部定員増へ、過去最大の8280人目標

朝日新聞 2008年8月5日

 文部科学省は5日、医学部の入学定員を増やすため、一定の条件のもとで09年度からの定員増を認める通知を、医学部がある79国公私立大の学長あてに出した。私立大では歯学部の定員の一部を医学部に変更することも初めて認める。「骨太の方針08」に基づく措置で、全体で過去最大規模の8280人(08年度は7793人)程度の入学定員を目指す。

 通知では、「医師不足が深刻な地域や診療科の医師を確保する観点から、入学定員を『早急に過去最大程度まで増員』することに努める」とした。その上で09年度の増員を希望する大学に、「条件」として地域医療への貢献策(計画)を今年9月22日までに出させ、文科省が計画の実効性や継続性を審査して増員を認めることにした。認可は年内にも行う。

 また、98年から10%の定員削減を求められている歯学部の定員を目標値以上削減した私大については、削減分を医学部定員に上乗せすることを認める。

 文科省医学教育課は「教職員の人件費や実習設備が必要になると思うので、大学の意向を聞き、それに基づく予算要求もしていきたい」としている。(大西史晃)

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 医学部定員をやっと増員・・・といっても、ちょうど15年くらい前の水準です。今足りない世代のあたりです。これから15年辛抱できるでしょうか?もちろん、これからあと15年で団塊の世代が「後期高齢者」入りするまでの年月です。
 足りない分をどうやってしのぐか・・・開業医の先生と連携を強め、夜間救急の急増をコントロールして、昼間の受診へ誘導するなどやっていくしかないでしょうか?

 もちろん、増員しすぎれば・・・「法曹人口大幅増員問題めぐり大阪弁護士会で“内紛”」のようになってしまいます。
 適正な人数を確保するには、どうしたらいいか?

 薬学部みたいに「作りすぎた・・・」では堪りません。国民の期待に応えるために、ギリギリではいけません。だぶついてしまうのであれば、医療の質を引き上げるために「選抜」を行う仕組みも必要になるでしょう。逆にそういう方向性が「正しい」でしょうが・・・はたして医師会はそうう時にリーダーシップがとれるでしょうかね?(医師会のことを「欲張り村の村長」といったのは、麻生さんの岳父、武見太郎元日本医師会長でしたねぇ)。
  なかのひと
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法曹人口大幅増員問題めぐり大阪弁護士会で“内紛”

産経新聞 2008.8.4

  司法試験の合格者を平成22年までに年間3000人に増やす政府計画に対する決議案をめぐり、大阪弁護士会の執行部と若手会員らの間で“内紛”が起きている。

 政府に大幅な見直しを求める決議案の内容を、執行部が急遽(きゆうきよ)変更したことが発端。背景には日本弁護士連合会の会長が大阪弁護士会出身者という事情があり、緩やかな見直し要求にとどめる日弁連の意に沿う案に合わせたとみられる。しかし、これに反発した若手会員が執行部案に対抗する議案を提出する事態に。

 6日に開かれる臨時総会でどちらの案が可決されるか注目される。

 ◆突然の方針転換

 7月14日。大阪弁護士会館(大阪市北区)で開かれた「法曹人口問題検討プロジェクトチーム」(PT)の会合で執行部案に目を通した若手弁護士は驚いた。

 PTでは当初、3000人問題に対する同会の見解は「(合格者の)大幅減(1000~1500人に抑える)」を求める強硬案で準備を推進。しかし臨時総会が近づいたこの日、突然「前年の合格者数(約2100人)を超えない程度に抑える」との弱腰な要求に変わっていたからだ。

 同会はこれまで司法制度改革を積極的に推進してきた経緯があり、執行部は「改革に率先して取り組んだ弁護士の思いは複雑。全否定的な『大幅減』では賛同が得られない恐れがある」と理由を説明する。

 これに対し若手弁護士は「3000人問題打開に向けて執行部と一致団結してきたつもりだったが、土壇場ではしごを外された」と不信感を募らせる。

 6日の臨時総会では双方が議案を提出。「大幅減」を望む声は多く、執行部案が否決される可能性もあるという。

 ◆ジレンマ

 執行部の方針転換の背景には、同会から送り出した宮崎誠・日弁連会長の「メンツ保持」との憶測もある。

 大増員による新人弁護士の就職難は特に人数の多い都市部で深刻さを増す。日弁連も3000人問題については政府に強硬に見直しを求めたいところだ。

 しかし、日弁連は司法制度改革を推進する先導役。全否定すれば「司法改革の担い手が改革を後退させる」と批判されかねない。

 実際に、日弁連の宮崎会長は7月18日、法曹人口増員について「ペースダウンを求める」との緊急提言を発表。緩やかな見直し要求にとどめて政府に配慮した提言だったが、町村信孝官房長官から「見識を疑う」と痛烈な批判を受けた。

 同会関係者は「宮崎会長の出身弁護士会だけに強硬案を出せないジレンマがある」と分析する。

 ◆深刻さ増す修習生

 同会が3000人問題対策に奔走するのは、すでに新人弁護士の環境が悪化しているからだ。

 今年12月に司法修習修了予定の弁護士希望者は大阪だけで約200人。このうち約40人がまだ就職先の事務所が決まっていない。

 最近では、昼間の研修後、夜間に何軒も事務所を回って就職活動をしなければならない。数十軒の事務所を訪問しても、就職の決まらない修習生もいる。

 受け入れ側の事務所も「弁護士の数が増えても扱う事件は増えない。事務所に所属できない新人弁護士が相次げば質の低下につながる」と指摘する。

 こうした現状に同会は新人弁護士の独立を支援するプロジェクトチームを全国で初めて設置。約20人の委員が指導し、資金面も含めて具体的な支援策を年内にまとめるという。

 同会の和田秀治副会長は「司法制度改革を後退させることなく、善後策を模索するしかない」と話している。

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 産経イザ!でもm3.comでも活躍中の遊佐奈子先生のブログ「女医^^遊佐奈子のお気楽じゃダメ!なんですぅ」にて「医師・作家=久坂部羊」で知りましたが・・・


 どうも久坂部という方・・・新聞という媒体を使って「医師=悪徳」という風に世の中に悪印象を押し付けようとしているように見えます。


 「医療界もこの制度(後期高齢者医療制度)に反発しているが、それも老人に味方するふりをして、実は受診者が減っては困るという本音が透けている。

 と書いています。


 というか、本当に、患者さんを定額6000円の範囲でと決めつけられ、今までのように検査をしようとしても、それすらできなくなる状況・・・要は「患者の健康は犠牲」にしても国の財政が再建できればOKというのが「後期高齢者医療制度」。

 高齢者の健康や福祉を考えて、茨城県の医師会は、日本医師会全体では推進した後期高齢者医療制度を批判しているのですが。

 医療界が「儲け至上主義」といわんばかりに攻撃するだけの論拠があるのだろうか?

 よっぽど、この人こそ、きちんと後期高齢者医療制度を検討しているのか?産経さんも、「クオリティ」が低いエッセイストに依頼するのをそろそろやめてほし いものだ。本当に「迷惑」ですよ。もちろん、こんなクオリティの低いエッセイが掲載されつる、産経新聞の不買運動は・・・当然、自分ではしていますが。
  なかのひと

医師不足:アメリカでは30%の増員が勧告される

 

[有害なマスコミ報道姿勢]行過ぎた医師数抑制と医療崩壊

 

 いずれにせよ、不適切な人選であろう。


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『獅子身中(しんちゅう)の虫(むし)』
 (2004/01/26)
『獅子身中の虫』
1.獅子の体内にいる虫が、その寄生している獅子の肉を食って、終(つい)には倒してしまうということ。
2.仏徒でありながら仏教に害を為す者のこと。転じて、味方でありながら内部から禍(わざわい)を齎(もたら)すこと。恩を受けた者に仇(あだ)で報いること。

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↓茨城県医師会のウェブサイトより

後期高齢者医療制度の撤廃を求める署名、遂に20万突破す!

2008年7月28日(月)

医療費削減のみを目的として、ご老人や、やがて私たちも75歳になると差別される後期高齢者医療制度の反対署名に対し、多くの人々が怒りを共にしていただきました。

茨城県医師会が、医療費削減を目的に多くのご老人の心を傷つけ、我が国の文化である敬老精神まで無視した悪法の廃案を目指し、4月に全県の医療機 関を中心に署名活動を開始しました。先日20万署名を突破し、自見庄三郎参議院議員のご紹介により、7月24日、齋藤浩、小松満、諸岡信裕各副会長と共に 厚生労働省を訪れ、水田邦雄保険局長に署名簿と茨城県医師会の「後期高齢者医療制度撤廃」の要請書を 添えて訴えてまいりました。保険局長は官僚の立場を変 えることなく見解の相違であるとの意味を述べていましたが、「今日はお預かりしてご意見を承りました」とのみ公式見解を述べました。その後、少々私たちの 意見を聞き、続いて保険局長の意見を述べて会を終了いたしました。午後には、厚生労働省記者クラブで記者会見を行いました。

さらに、自見参議院議員のお働きで参議院議長室にて江田議長とお会いし、先の参議院での廃止法案可決の御礼を申しあげ、茨城県医師会の要請書を お渡しし、親しくお話をしていただきました。20万人署名の数は、全国区の参議院議員1人が当選できる得票数であるなどと、大変な数の大きさに医師会の活 動が一致団結した強力な結果であるとのお褒めの言葉をいただきました。
私は、厚生労働省を訪れて、官僚政治を辞めさせない限り医療を救う道は無いことを改めて感じました。また、この官僚の言うなりになり医療崩壊を起こした政治家の責任の重さを問わなければ、医療の再生が無いことも更なる理解をしたところであります。
最後になりましたが、会員の皆様、ご署名いただいた方々のご協力に御礼申し上げます。
茨城県医師会長 原中勝征


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【コラム・断】後期高齢者医療制度批判への批判


後期高齢者医療制度は、相変わらず評判が悪い。しかし、制度の全容を理解して批判している人はどれだけいるのか。あるいは、この制度のよい点と悪い点を峻 別して、批判している意見はどれだけあるのか。ほとんどが、ただ雰囲気に乗せられ、感情論的に右へならえをしているのではないか。

そもそもこの制度は、必要があったからこそ作られたものだ。その必要性をすっかり忘れ、目先の不便や負担増だけで批判していいのだろうか。

確かに政府や厚生労働省は、説明も下手だし、準備も鈍くさかった。しかし、だからといって、元の老人保健制度に戻すという野党の案は、あまりに無責任だ。 代替案を出すならまだしも、この制度に世間の反発が強いからといって、感情論でそれを煽り、票だけ集めようというのでは、日本の将来をどう考えているのか と問われても仕方ない。

この制度への反発を悪用しているのは、野党ばかりではない。マスコミも、視聴率と販売部数を上げるために、はじめから批判ありきの批判を繰り返している。できたものに文句をつけるのはたやすいことだ。公平な報道を目指すなら、制度の評価すべき点も説明すべきではないか。

医療界もこの制度に反発しているが、それも老人に味方するふりをして、実は受診者が減っては困るという本音が透けている。

高齢者医療の現実から目を逸らし、それぞれが手前勝手な批判にかまけていると、そのツケは必ず日本の医療全体に回ってくる。(医師・作家=久坂部羊)

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↓これを見ると、少なくとも「現場」の医師は大反対。久坂部センセだけは政府のお味方をするのですね。


 まーねー。医者をやめていいから、もう医師なんて肩書きやめたら?物書き専業ならいいよ。

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各地の医師会が批判-後期高齢者医療制度
キャリアブレイン 2008/04/21
 4 月に始まった「後期高齢者(長寿)医療制度」について、各地の医師会が批判的な見解を示している。反対や撤回に加え、新たな診療報酬として設定された「後 期高齢者診療料」の届け出や算定の自粛を呼び掛ける動きも出ており、同制度は施行から1か月もたたないうちに見直しを求められる事態になっている。


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後期高齢者医療制度1カ月

27都府県医師会が異議

本紙調査 急速に批判広がる

09:002008年5月6日(火)「しんぶん赤旗」

七十五歳以上の高齢者の医療を差別する「後期高齢者医療制度」や、同制度の診療報酬「後期高齢者診療料」の算定について、全都道府県医師会の半数を超える 二十七医師会が「反対」「慎重な対応」など批判的な態度を表明していることが本紙の調査で五日、分かりました。四月十九日時点では二十府県医師会でした。 地方の医師会のなかで、同制度への批判が急速に広がっていることを示しています。
写真

(写真)各医師会が発表した後期高齢者医療制度反対の声明文や見解

島根県医師会は四月十九日の常任理事会で、同制度に反対する「見解」を決定。その中で、ポスターを作成し、同制度の廃止・撤廃を求めていくとしています。

同県医師会の田代收会長は反対理由について、「この制度で新設された診療報酬の一つ、後期高齢者診療料は、医療費抑制を意図していることは明らかだ。高齢者の医療を差別することになる」と話しています。

高知県医師会は四月二十四日の理事会で、同制度に反対することを決め、二十八日付で制度の撤回を求めることなどを明記した「反対声明」を発表。五月十七、十八日に開催される中国四国医師会連合総会で、反対決議を行うなどの取り組みをしていくとしています。

東京、千葉など十都県の医師会でつくる関東甲信越医師会連合会は四月十五日の常任理事会で、日本医師会や厚生労働相あての「後期高齢者医療制度に関する要望書」を決議。後期高齢者診療料の廃止、低所得者の保険料軽減を求めました。

この「要望書」について、千葉県医師会は四月十七日の理事会で、同意することを決定し、二十八日付の通知で、会員の医師に周知しました。

東京都医師会は「都医師会独自の決定ではないが、会長が連合会の常任理事会に出席し了承している。都医師会として同意している」(総務課)とのべました。
「反対」「慎重」を表明した都府県医師会

宮城、山形、茨城、栃木、埼玉、千葉、(東京)、神奈川、(新潟)、(山梨)、(長野)、愛知、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、島根、岡山、広島、山口、高知、佐賀、長崎、大分、宮崎

※カッコ内の都県は関東甲信越医師会連合会の決議を通して態度表明しているところ

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