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2008.07.29 08:30 |  開業 / 病院経営  |  医療事故  |  マスコミ  |  産科  |  SkyTeam  | 推薦数 : 3

医療の崩壊と雑誌報道


 今週はなぜか医療や介護ネタを取り上げた雑誌が多いですね。新聞のように、カラーが決まっているわけではないし、色んな切り口があっていいんですが、やはり

「いまの保険医療制度は実情に即さず、患者第一の治療が進められないのです」

という勤務歯科医のコメント(“医療難民”が発生のワケ)が心にひびきます。

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連載「医療貧困」最終回 看護師

「燃え尽き離職」相次ぐ

AERA 2008年07月27日

◆過酷な労働現場

シホさん(28)はわずか1年半で白衣を脱いだ。心身ともに燃え尽きてしまう「バーンアウト」の典型だった。

仕事は想像以上に過酷だった。病院からの説明は入院患者7人に看護師1人の「7対1」看護だったが、実態は「10対1」。始業の1時間前からサービス出勤、夜勤では仮眠が1時間ということもしばしば。夜勤明けでも昼まで「残業」に追われた。

「病院では二度と働かない」。その気持ちは今も変わらない。

◆深刻な看護師不足

医療の現場で看護師不足が深刻化している。厚生労働省が05年にまとめた看護職員需給見通しによれば、06年では不足が4万1700人に上る計算だ。

厚労省は手厚い看護を実現しようと、06年度から看護師の配置基準を従来の「10対1」から「7対1」に改め、浸透を図っている。

日本医療労働組合連合会(医労連)の田中千恵子中央執行委員長はこう指摘する。

「『7対1』看護を実現できる病院では看護師も患者もハッピーになった。でも看護師の数がもともと足りないのだから、その分、看護師が減った病院もある。看護師が集まる病院とそうでない病院の格差が広がった」

◆疲弊する主任クラス

ナツミさん(30)は「主任になって、通常の看護の業務に管理業務が加わり、もう疲れきっています」と話す。増えた仕事は時間外か自宅に持ち帰ってやるしかない。院内の協定で看護師の残業は月35時間までだが、今年6月の残業時間は申請分だけでも61時間。月1万円程度の主任手当てでは、まったく割が合わない。

◆「3割強」が流産経験

医労連が05年に実施した労働実態調査では、過去3年余の間に妊娠した看護職員の「3割強」が流産したという実態も浮かんだ。ミユキさん(33)は身ごもった第2子を失った。

「看護師だから流産したのかと思うと、正直、この仕事を恨みました」周辺の過疎地の病院が次々に閉鎖されたり、規模が縮小されたりしたことが忙しさに拍車をかけた。

◆夜勤と育児の両立ムリ

医労連の田中氏は「妊婦の夜勤規制は努力義務になっている。罰則規定を作るべきだ。」と訴える。自治労衛生医療評議会の松井龍之介事務局長も「夜勤は命を削る仕事。16時間拘束するシフトを組む病院もある。これでは妊婦が流産するのも当然だ」と警鐘をならす。

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驚愕の厚労省研究班追跡調査!

幼児が一番死ぬ国・日本

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先進14か国で1~4歳児死亡率「最悪」
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お粗末「事故の子」救う体制!! 小児ICU「欧州の5分の1」、都道府県で“大格差”も/頓挫「子ども病院」整備計画/2歳児だと断る病院!?

 日本は長寿、0歳児死亡率の低さで世界トップ級なのは改めて書く必要はない。なのに、幼児(1~4歳)の死亡率が主要先進国で事実上「最悪」であることはあまり知られていない。小児医療専門家の研究班が、死亡原因・場所などを初めて全国追跡調査したところ、重症の子どもの搬送や受け入れ体制などでの問題点が浮かんだ。
 重症の子どもの救命に威力を発揮する小児集中治療室(ICU)は欧州諸国の5分の1しかない。1年前に整備されて抜群の救命実績をあげている静岡県のような例もあるが、都道府県ごとの普及格差は大きい。「崩壊」が叫ばれる小児医療でいま何が必要なのか。乳幼児を持つお母さん917人のアンケートでわかった現場の窮状も紹介する。


東京医科歯科病院で
“医療難民”が発生のワケ

東京医科歯科大の歯学部附属病院で、治療を中断される患者が相次いでいる。例えば、抜歯後、インプラント治療で人工の歯を入れるには3か月待たなければならないというのだ。日本一の歯科病院でいったい何が――。


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東洋経済 2008年8月2日特大号
(2008年7月28日発売)/特別定価670円(税込)

COVER STORY
34
医療、介護、住まい、年金…不安大国の真実
総検証 ニッポンの老後
SUMMARY
75歳以上の後期高齢者は2025年に2000万人を突破。
老後の生活は安心なのか徹底検証する。
38
医療 医療費抑制が本格始動 「後期高齢者」の受難
38
診療報酬 サボタージュ続出、神通力失った診療報酬誘導
42
長期入院 脳卒中、認知症疾患の受難
46
後期高齢者保険は短命か
48
INTERVIEW 大阪大学大学院教授 堤 修三
50
ルポ 青森県佐井村 唯一の医師が消えた村
53
INTERVIEW 東京医科歯科大学大学院教授 川渕孝一
54
交通事故で損保会社“払い渋り”の言い分
56
医療座談会
医療費抑制政策の撤回は大規模な財源確保から
尾辻秀久(参議院議員、元厚生労働大臣)
「黒猫でも白猫でも…社会保障財源なら何でも歓迎」
二木 立(日本福祉大学教授)
「医師抑制政策は見直し、医療財源は保険料引き上げで」
権丈善一(慶應義塾大学教授)
「政府不信をあおるほど社会保障再建はできなくなる」
62
年金 記録漏れの見逃しが続出、ねんきん特別便の限界
66
介護 財政至上主義直撃の厳しい現実
66
介護保険制度 「施設から在宅へ」、年寄りの「終(つい)の棲家(すみか)」に迫る危機
68
図解|介護保険制度のおカネ、利用者はこうなっている
72
ルポ 東京都北区は大幅な介護度ダウンが続出
75
INTERVIEW 目白大学教授 宮武 剛
76
介護人材難でもハードル高い外国人受け入れ
78
ルポ 和歌山県古座川町 施設でも老老介護の影
80
認知症ケア 専門医不足に悩む介護現場、介護保険で“認知症外し”も/重要性増す成年後見制度
84
住まい 高齢者の住まい選び 安心なのはどこか
84
有料老人ホーム 「総量規制」への対応で、戦略の違いが浮き彫りに
86
一覧│有料老人ホーム・高齢者専用賃貸住宅 主要各社のブランド別データ
88
高専賃住宅の市場は急拡大、介護など質のバラツキは大
90
住まい選び ココがポイント!
91
福祉 大阪のセーフティネット 「福祉版レスキュー隊」奮戦記
37
■This week's data
日本は「小さすぎる福祉国家」を目指す?
―社会保障の規模と高齢化率―

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