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医師不足解決に看護師の活用を
産経新聞 2008/07/18
現在の日本の医師不足は、患者が急に増えたせいでも、医師が急に減ったせいでもない。医師の偏在と、医療の複雑化によって医師の業務が急激に増えたことが原因である。
前者については、勤務環境の改善が望まれるが、後者について、知人の医師がこんな提案をした。看護師にもっと活躍してもらったらどうかというのだ。
最近は看護学校も四年制大学が多く、博士課程まであって、優秀な人材が増えている。だからこれまでより高いレベルの医療行為を任せても、十分安全に行え るはずである。たとえば、手術中の安定期の麻酔管理、リスクが低い患者の術後管理、感染や出血のない傷の処置、救急でない患者の問診、検査や手術の一般的 な説明等々。
日本は絶対安全願望が強いので、何でも医師にさせようとするが、さほど危険を伴わないものや、専門的な判断を必要としないものは、医師でなくても十分できる。そこで看護師の資格を格上げして、一部の医療行為を任せたらどうかというのだ。
そうすれば、医師は負担が軽くなり、勤務環境も改善されるし、診療により専念できる。
もちろん、看護師とて余っているわけではないので、業務を増やせば、従来の准看護師のような人員を増やす必要はあるだろう。しかし、それは医師の増員よ りはるかに効率的であるはずだ。医師を増やせば相応の待遇が必要となり、また無駄な医療費が増える。せっかく優秀な看護師がいるのに活用しない手はない。 (医師、作家・久坂部羊)
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自分は、この自称医師・作家が、どれくらい勤務医の先生がどんなに長い時間も耐えているの知っているのか不明だが、驚きの連続である。
現場の医師の仕事を権限委譲のために看護師へ・・・という過程はある程度、わかるのですが、医者を増やすと金の無駄だ!というのは自分はおかしいと思う。とうぜん、看護師にだって、責任や仕事をお願いすれば、その分上級の看 護師への賃金の支払いは必要になる。
世界の先進諸国でも医師も少ないが、医療費も少ない国、日本。それでも幸いにも世界長寿No1という結果をだしているのに、医師を増やさずに看護師だけ 増やせばいいのではなく、そういう仕分けの仕組みを考えるのは大切だが、最終的な責任を負うことを考えれば、看護師に業務を任せてもその監督は医師。
たぶん、この「自分が食えなくなるから、医師の増員反対」論 は聞き飽きた。なんかこういうやからには、産科医や勤務医の悲鳴なんて関係ないんだろう。基本的には、医師が増えても医療費が増えるのではないのですが ね・・・。昭和60年に16兆円だった時の医師数(18.1万人)と平成18年の医療費32兆円で、医師数(27万人)。
医療費は医師数が二倍になったから生じたのではない。
この20年間に、様々な医療技術が進化しCTやMRIが導入がすすみ、新薬が増え、さらに「平均寿命が延びた」のである。看護師とて不足ぎみのわが国。
医師が抱え込まされている仕事を看護師にお手伝いしてもらってもいいが、彼らに最終責任を負わせるのであれば、それなりに彼女らの責任の範囲に応じた賃金引上げも必要であろうし、また不足する看護師の取り 合いが激化するように思うのだが、この自称・「医者兼業小説家もどき」は相変わらず、何も考えていない。


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