今日は「医療を経済から見る」というと「お前は命を値段に変えるのか?」とか「医者のくせに金儲けか?」という批判を食らいそうですが・・・すみませんちょっと違います。
日本は資本経済に根ざして活動しています。残念ながら、医療もまた自由経済のシステムに組み込まれています。
国が予算を抑制しようというのも、放任しておくと医療従事者はコスト意識がなく、やたら豪華な箱(ハードウェア)を注文して、採算や投下した資本の回収も見込み違いの数字で公的医療が行われ、展開してしまいます。
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尾西市民病院:一宮市、譲渡先公募を開始 /愛知
毎日新聞 2008年7月12日
一宮市は11日、民間への移譲方針を打ち出していた市立尾西市民病院(186床)の譲渡先公募を始めた。同市は05年に旧尾西市、旧木曽川町を 編入合併し、四つの病院を運営してきた。しかし病院事業の累積欠損金が07年度末で50億円を上回ったうえ医師不足も深刻なため市民病院今伊勢分院と尾西 市民病院の移譲を決めた。今月1日に今伊勢分院の移譲を終えている。
尾西市民病院の移譲先の条件は▽病院として5年以上の医療継続▽外来内・外科開設▽入院医療の継続など。土地・建物は売却する。募集は8月8日まで。市民代表を交えた選定委員会で移譲先を決める。
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5年たったら跡形も・・・ってことわないと信じたいですが、やはり今の姿とはぜったいに違ってきているでしょう。
この病院は中古物件ですが、新築ピカピカの60億円の赤字をかかえた津島市立病院もかなり深刻な経過です・・・汗。
http://www.city.ichinomiya.aichi.jp/division/kikakuseisaku/ibk-gappei/
一宮市は今伊勢分院と本院があって、平野部で交通も便利です。同一自治体になった今、公立病院の役目はかなり「民間」の手法を真似る必要があります。
平成の大合併で、一宮市は二つもってて、尾西市と木曽川町にも病院ありました。合併して、めでたく!?市立病院が4つに?
増えすぎたから・・・市町村合併はおそらくまずは病院合併加速装置でもあったわけです。
加速装置というと、サイボーグ009ですね。こらこら・・・年がバレる汗

あの兵庫県ですが、こちらも相当リストラが新興しています。
神戸新聞 2008/07/13
兵庫県内の公的な病院で、常勤医師を確保できずに休診、または入院や夜間救急を受け入れていない診療科が十二日現在、三十二病院で計五十六科に上る ことが神戸新聞社の調べで分かった。三分の二以上が但馬、丹波など都市部以外に集中しており、深刻な医師不足による地域医療の危機的現状を裏付けた。
新医師臨床研修制度に伴い、大学からの医師派遣が見込めなくなったことや、過酷な労働を理由とした勤務医敬遠の傾向などが背景。これら以外に診療科を廃止した病院も複数ある。国は医学部の定員増など改善策を打ち出したが、早急な医師確保は困難とみられる。
調査対象は、一般の外来患者を受け入れている県市町の公立▽自治体の外郭団体が開設する準公立▽医療法で定める公的▽独立行政法人設置-の計五十三病院(精神科病院を除く)。
このうち、外来診療も入院なども受け入れていない休診状態の診療科は、十五病院で十九科。外来診療のみに縮小されたのは、二十三病院三十七科に上る。
最も多かったのは産婦人科と小児科でいずれも九病院。眼科も八病院に上った。地域別では北播が六病院十六科、但馬が八病院十二科、丹波が二病院九科。これら三地域で全体の六割以上を占めた。都市部の阪神でも六病院八科を数えた。
病院別では、柏原赤十字病院(丹波市)と三木市民病院(三木市)で、産婦人科など五診療科が休診、または外来のみに。公立浜坂病院(新温泉町)、県立柏原病院(丹波市)でも四診療科が縮小を余儀なくされた。
県医務課は「研修医を県職員として採用し、地域の病院に派遣したり、結婚や出産で現場を離れた女性医師の復帰を促したりするなどして、地域医療の再生を進めたい」と話している。(今泉欣也)
ま、病院のリストラはまだ序章です。それよりも深刻なのは、例の石油高で、民間航空会社は血の出るような思いをしながらリストラに走っています。文字通り「血も涙もない」対応を地方自治体の首長にしています。
仕方ありません。航空会社が潰れてしまえば、社長一人の問題じゃなく、多くの顧客や大多数の従業員が困ってしまいます。
企業が、この原油高で生き残りのためには、採算が悪化した地方自治体の首長が泣きついても、マスコミが酷評しようと、「血も涙もないリストラ」に走るしかありません。
これを医療に話を戻すならば・・・夕張のように高齢者中心の住民が取り残されませんように・・・と心から願います(←この辺棒読みセリフ)。
→
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↓血も涙もない航空会社たち・・・(うそです汗)
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毎日新聞 2008年7月12日 東京朝刊
日本航空(JAL)の西松遥社長は11日の記者会見で、今年10月以降、不採算路線からの撤退を検討していることについて「燃油の高騰に何らかの 対応をする必要がある。現在のまま路線を維持するのは難しい」と述べ、撤退への理解を求めた。「廃止対象の地域には大変申し訳ないが、事業継続のため路線 見直しをせざるを得ない」と説明した。また、低燃費の中小型機を増やして燃料費負担を減らす必要性から「機材更新のピッチは遅らせない」と述べた。【太田 圭介】
毎日新聞 2008年7月12日 地方版
日本航空が福島空港からの撤退を表明した問題で、佐藤雄平知事が11日、東京都品川区の日航本社を訪れ、大阪、沖縄便の存続を要請した。同社の縄 野克彦副社長は「燃油高騰で厳しい経営状況が続き、やむを得ない決断だった」と改めて撤退方針を示し、論議は平行線に終わった。佐藤知事は16日にも、仲 井真弘多・沖縄県知事と改めて同本社を訪れ、西松遥社長に存続を訴える予定。
佐藤知事と縄野副社長らの面談は約30分間に及んだ。県によると、佐藤知事は「路線存続に向けできることがあれば協力したい」と優遇策も示唆した が、縄野副社長は「ここ数カ月で燃油が2倍高くなり、このままでは相当の赤字になる。会社存続を図る上でやむを得ず、理解してほしい」と話したという。佐 藤知事は面談後、報道陣に日航側の反応を尋ねられ、「反応というより、しっかり再考をお願いしたい」と厳しい口調で語った。
また県市長会(会長・相楽新平須賀川市長)も同日、西松社長あてに「再考されるよう御社の勇気ある決断を強く望む」とする電報を打った。
一方、沖縄県は「福島県と同じ立場で路線維持を訴える」(同県交流推進課)といい、安里カツ子副知事が14日に「日本トランスオーシャン航 空」(那覇市)に要請する予定。大城真幸・同課長は「福島便がなくなると、年間約3万6000人の観光客が減る。市町村レベルでの交流も多く、ぜひ路線を 継続してほしい」と話した。
県は今後、大阪、沖縄両府県のほか、県議会や各市町村、商工団体などと連携し要請活動する予定で、署名活動も検討していく。【西嶋正法、松本惇】
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政府高官でがん患者さんってことで、この記事を思い出しました・・・だいぶ前のように思いましたが、1年前ですね。
アメリカの大統領の部下、報道官って年収低くないんですが、この方の場合、もう医療費がかさんで働けないそうです。日本で年収が2000万円あったら、医療費で苦労なんてないのにね・・・生まれた国をうらむしかないですね。
asahi.com 2007年08月18日10時01分
スノー米大統領報道官(52)が17日、ブッシュ大統領の任期が切れる09年1月を待たずに辞任する意向を示した。複数の米メディアが伝えた。ホワイトハウスでは側近中の側
近とされたカール・ローブ次席大統領補佐官が8月末の辞任を発表したばかり。
スノー氏は3月にがんが再発、今も化学治療を受けており、健康問題の影響と見られる。治療の費用もかさんでいるのか、15日には保守系のラジオ番組で、「主に経済的な理由から、私が(大統領任期の)最後まで働くことはない。お金が尽きたら辞任しなければならない」と話していた。
大統領報道官の年間給与は約16万8000ドル(約2000万円)あるが、スノー氏はもともと保守系のコラムニスト、コメンテーターとして活躍していたため、収入ダウンの憂き目にあっていた。
スノー氏は「できるだけ長く続ける」と話したが、9月に辞任するとの見方も。6月にはバートレット大統領上級顧問(当時)も辞任しており、大統領の側近たちが、クシの歯が欠けるように政権を去っている。
ワシントン──07年9月まで大統領報道官を務めたトニー・スノー前大統領報道官が12日未明、53歳で死去した。
新聞の論説執筆や編集を経て1993年にFOXテレビ入りし、アンカーマンやコメンテーターを務めた。2006年4月、ブッシュ米大統領によって報道官に抜擢された。
05年2月に結腸がんが発見され、摘出手術と半年間の療養生活を経て、医師から寛解と診断された。約11カ月経過し、大統領報道官に就任した後でがん再発と転移が判明。07年4月、手術と治療を経て5週間ぶりに職務に復帰した際には「自分は幸運な男だ」と語っていた。
より高い報酬を求めるとの理由で報道官を辞任。今年4月にはCNNの保守派コメンテーターとして起用されていた。
仕事以外の場面では、趣味で結成したバンドのメンバーとして、ギターやサックス、フルートを担当していた。
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政府のお給料が安すぎて、思うような治療を受けられないという皮肉な話でした。ブッシュ政権にとってはもう過去の人かもしれませんが、日本で公務員が、こういう形で最高の医療を受けようと、ここまではひどくならないように思いました。
というか、日本の政府の役人になるのは、この報道官よりも危険ですよね。だって、
すぐに「ノーパンしゃぶしゃぶ」であげられたり、「居酒屋タクシー」で叩かれ、さらに「インターネットカフェ状態」とまで仕事をかかれる。
現実は霞ヶ関にいる方は例のインターネットカフェ状態とマスコミに叩かれていましたが、
「ニュー速とか公務員板は仕事に役立ちます。2ちゃんは業務に関係しているものだけ見ています。関係ないものはみたりはしません 答弁前日の真夜中に国会質問を通告してくる民×党の議員に対しては、ブログみたりして、想定問答立てますし、官僚の仕事にネットは必須です。」
ということで、そういう真夜中の仕事にふさわしいお仕事だそうです。与党の大臣が、野党の議員の突っ込みに対して、でくの坊の答弁してもいいのなら、定時に帰っていただきましょうかね。
真夜中のネットの利用は・・・国会準備のためという仕事ですよ。民草のかまどの煙を見て仁徳天皇は税金をあげなかったという話があります。霞ヶ関 にいるから庶民の声なんか知らないぞ!というよりは、ちゃんと国民の声を拾って、国会答弁に役立てようと言うのなら、インターネットの時間内や夜間の使用 は許可します。
ま、いずれにせよ、マスコミは官僚のことなんて「情報入手先」としてふだんはぺこぺこしていますが(安倍元首相を思い出すなあ・・・)、こういうバッシングに走ると、そんな過去のお礼を忘れ、叩くんです。まったく、黒いのはどちらでしょうかね?
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