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< [企業と医療費抑制]国内市場と競合激化 | メイン | 医療事故は刑事事件にすべきだと思いますか... >

また新聞見出しによる情報操作か?

SkyTeam / 2008.06.16 08:40 / 推薦数 : 1

  先週の末は横浜で医療安全をめぐってシンポジウムがあったようです。もちろん患者さん側の意見にも理はあると思います。ただ「昔」から変わっていないという批判は???ですが。

 

医療安全調委めぐり議論  患者家族、医師らがシンポ

共同通信 2008/06/15

 医療事故の原因究明などをテーマにしたシンポジウムが14日、横浜市で開かれ、国が創設を目指す新組織「医療安全調査委員会」(仮称)の在り方をめぐり、患者の家族や弁護士、医師らが意見を交わした。

 1999年に都立広尾病院の誤投薬事故で妻を亡くした永井裕之さん(57)は「病院の隠ぺい体質は10年前から変わっていない。真相究明のためには中立的な立場の安全調委が必要だ」と強調した。

 これに対し、日本産科婦人科学会の岡井崇理事は「患者のために努力した結果、刑事責任を問われるとすれば、医師は意欲も使命も失ってしまう」として、安全調委の調査結果を刑事責任追及に活用しないよう訴えた。

 医療過誤訴訟を多く手掛ける安原幸彦弁護士は「患者と医師の相互不信を解消するには、事故防止に向けた医療界の自浄努力が必要」と話した。

 安全調委をめぐっては、厚労省が四月に試案を公表したが、医療団体や学会の一部が反対したため、今国会への法案提出が見送られた。

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 今回の共同通信さんの報道は、比較的「平等」だと思います。しかし、一方的に「隠ぺい」だというのはいかがでしょうかね?すみません産経新聞をタイトルに使ったのに・・・違ってしまって汗(後半でてきます)。

 

 医療事故は特殊です。専門性も高いし、非常に多忙な状態で医師や看護師が注意を払えないほどの状態で、事故が生じている部分には光は当たっていません。

 

 そして、万が一の事故の時に「自白」を刑事事件として利用されるのであれば、何も話したくなくなります。それに「医療事故ギリギリ」の状態で仕事してい るのに、無理して助けようとして「失敗」したら、それは「逮捕」につながるような制度の下では、「無理」しないのが常識。

 

 EBM(Evidence  Based Medicine:根拠に基づいた医療)とは、「良心的に、明確に、分別を持って、最新最良の医学知見を用いる」("conscientious, explicit, and judicious use of current best evidence") 医療のあり方をさす。エビデンスに基づく医療とも呼ぶ。)が、医療の世界では常識になりつつありますが、日本ではJBM(Judge Based Medicine:判例に基づいた医療が跳梁跋扈しています。

 医療従事者ではなく、裁判官がギリギリがんばっている医師を、後だしじゃんけんよろしく、「正しい医療」を定め、その通りにしないと裁く・・・いわゆる「防衛医療」の普及へと流れています。

 自分は、点滴を「使いまわし」なんて言い草は認めません。大勢みえる患者さん向けに点滴を準備して、「未使用」なのを別の患者さんに使った。

 ただし、その間に室温での放置があり、これが患者さんの健康を害したり、命を奪うきっかけになり、非常に残念です。

 見出しにあるような「前の点滴」を別の患者さんに用いたように情報操作を相変わらずする、産経新聞の悪質な見出し工作にはもううんざりですね。

 今回の事件の真相にせまれているのかは実は謎です。むしろ医師側からは「やぶ医師のつぶやき」のDr.I先生が「点滴作り置き問題1&2」にまとめておられるような意見が普通だと思います。 いやらしい産経新聞さん、きちんと「取材」したの?こういう程度が低い記事に「核心」とかつけると、信頼なくしません? 明日は記事の更新、お休みします・・・


  なかのひと


【衝撃事件の核心】残った点滴使い回しは船場吉兆と同じ!? 谷本整形の実態

産経イザ 2008/06/15

 点滴は作り置き、事務机の上に放置で残ったら使い回し、院内感染対策の指針はなし-。
 人の生命を預かる病院でのことなのかと、耳を疑う事実が次々に明らかになった。
 三重県伊賀市の診療所「谷本整形」(谷本広道院長)で点滴を受けた患者多数が体調を崩し、女性1人が死亡した問題。同診療所の安全についての意識の低さが浮き彫りになり、全国の病院関係者のみならず、普段病院を利用する市民らにも衝撃を与えている。

 ■まさに使い回し

 県の立ち入り調査などによると、看護師が毎朝、10人から30人分の点滴をまとめて調合していた。
 中身は、鎮痛剤「ノイロトロピン」とビタミン剤「メチコバール」を生理食塩水に混ぜたもの。
 調合は「中待合」とその隣の点滴室の2カ所で行い、点滴室の事務机の上に紙の箱に入れて置いていた。
 ほかの作業を行う可能性のある事務机の上での保管は、衛生的とはいえず問題という。
 また点滴が減った段階で、それを確認した看護師が追加で点滴を準備するが、診療が終わっても使われずに残った分については、その次の診療日に使っていたという。
 余った料理を次の客に使い回した大阪の高級料亭と酷似した使い回しの実態が、人の命を預かる医療の現場でも浮かび上がった。

 しかも夜間や休日は、温度管理がされていない部屋に放置されてあった可能性もあるという。
 この間に細菌が増殖したのではないかとみられている。

 ■院内感染どこ吹く風

 同じ聞き取り調査では、医療法施行規則で備えるべきだとされている院内感染対策の指針がなかったことも明らかにされた。
 これまでに患者5人から院内感染ではよくみられるセラチア菌が検出されており、県は院内感染の可能性が高まったとしている。
 一方、谷本院長は報道陣らに対し、点滴の作り置きについて「正直言って、以前はたくさんやっていた」と認めている。
 しかし、谷本院長によると、一昨年に点滴を受けた2人の患者が不調を訴えたことをきっかけにして中止。
 「(作り置きをするなと)看護師に徹底したつもりだったが、徹底できていなかった」と話し、「すべて管理者の私に責任がある」と謝罪した。

 ■進む警察の捜査

 三重県警は12日、業務上過失傷害の疑いで同診療所に家宅捜索に入り、カルテなどを押収した。
 これまでの調べで、不調を訴えた患者が休診日の翌日にあたる月曜日と、午後が休診になっている木曜日の翌日(金曜日)に集中していることも判明した。
 前診療日に調合した点滴を使用したためではないかと疑われている。
 この問題では、先月23日から今月9日にかけて、同診療所で点滴を受けた患者が発熱や嘔吐などの症状を呈して同市内などの病院に入院したほか、同市内の無職、市川満智子さん(73)が死亡した。
 被害者は死亡者を含めて26人にのぼっている。
 被害者は50歳以上で、男性が9人、女性が17人。腰痛などの治療で通院し、点滴を受けていたとみられる。この約1カ月で延べ667人が同様の点滴を受けたという。
 県警は、診療所内の点滴の作り置きが常態化しており、細菌が混入するなどして感染症を引き起こした疑いもあるとみている。
 また、点滴の調合は1人で行うものの、調合の担当は決まっておらず、8人の看護師のうち準備した点滴が少なくなったことに気づいた看護師が調合していたなど、あまりにも場当たり的な医療の実態が浮かび上がっている。

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