SkyTeam
Profile

ブログ内検索

カレンダー

<< 2008/06 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

新着トラックバック

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

 個人的には・・・医の倫理とか言う前に、なんで使いまわしするのか?そりゃ、政府が医療費を削っているからで・・・そういう事態は予想されていたと思う。

 スワンガンツ・カテーテル(心機能を計測できるタイプ)を使い捨てしていたけど、それを中国からきていた留学生の先生が持って帰ってたとか聞いたことがあります。

 もちろん、知りません。はい・・・汗。ただ、お金がないなら工夫する。ケチは美徳じゃありません。過ぎれば患者さんにとって危険なことになります。

 でも、1回限りの医療器具を捨てずにやるのも、経済的には、再消毒とかをして行かないと「採算割れ」するくらい、低予算なんでして・・・

 カテーテルとかは高いお金払うのですが、償還価格(公定価格ね)はどんどん下げられ、技術料は安く・・・元が採れないとなると、消毒すりゃいいか?とかなるのです。

 あとは、最初の発覚のように、新製品を「これ便利だから使って」といってセールスマンがおいて行くと、説明を受けそびれた人とかは、「これ何度も使える」(違うけど・・・汗)と勘違いしたり、マニュアルや取り扱い説明書はなかったりするので、どこの施設でもありえます。

 それでも「医の倫理」というのなら、採算を限界にまで切り詰められている、厳しい医療機関(特に200床未満の病院など)を一方的に責められると、「倒産」しちゃう病院も増えるような気がしました。

 もちろん、自分は・・・再消毒・再滅菌がまかり通る「現状」は厳しく指弾されるのはしょうがないけど、清廉潔白さみたいなものを求めるのであれば、「倫理」よか「お金」が先の問題でしょう・・・と感じました。ま、日本の「公立病院」の9割が赤字、民間病院の半分が赤字だってことを考えりゃ、当たり前なんですけどね


  なかのひと



医の倫理どこへ…採血器具、相次ぐ使い回し発覚


医療現場で複数の患者に1つの採血器具が使い回しされている実態が相次いで発覚し、少なくとも11府県で使い回しが行われていたことが4日、厚生労働省の調査で分かった。採血器具の使い回しは肝炎など感染症が広がる危険性もあり、専門家らは医療機関の認識の甘さを指摘する。厚労省では6月下旬をめどに全国的な実態をまとめたいとするが、使い回しがどこまで拡大するかは不透明。医療現場の倫理観が改めて問われそうだ。(神庭芳久)

 問題の器具は、主に糖尿病患者の血糖値を測る際に、指先などに針を刺して微量の採血をするために使用する。ボタンを押すと器具本体から針が飛びだす構造で、個人利用に限られている。厚労省によると8社から23製品の同型器具が販売されているという。

 厚労省が全国調査に乗り出すきっかけとなった島根県益田市の診療所「おちハートクリニック」で問題になった器具は、1つの本体に針が6本セットされ、使うたびに手動で新しい針に切り替える構造だが、同クリニックでは「自動的に切り替わると思った」として針の交換をしていなかったことが判明した。

 島根県の調査では、使い回しのあった1カ月間で37人に使用されたことが分かっている。

 針の使い回しは、肝炎など感染症のリスクがあることは医学の常識。取扱説明書はもちろん器具本体に赤く「複数患者使用不可」と書かれていた。

 使い回しが発覚したほとんどは、針の交換はしていたものの、同じ器具を使って異なる患者の採血をしていた。しかし、器具は肌に触れるため、前の患者の血液が本体部分に付着した場合には感染の危険もある。「仮にアルコール消毒したとしても、ウイルスの死滅は保証されない」と関係者は言う。

 高知県では看護学校の演習で使い回しが発覚した。厚労省では「健康相談などのイベントでの使用も考えられる」と、使い回しが広く行われている可能性を懸念する。

 こうした使い回しの実態について、医療機器メーカー「ニプロ」(大阪府)は「添付文書に注意を促す記載をしていた。注意喚起の責任はしっかりと果たしてきたのに」と憤る。益田市のクリニックでは「説明書を読んでいなかった。使い回しをやめるよう求めた厚労省の通達も知らなかった」などと説明しているという。

 だが、医療機関の感覚としてはあまりにずさんで、厚労省幹部は「信じ難い」としたうえで、どこまで広がるか分からない使い回しの実態に頭を抱えている。

 医療現場の一部からは、使い回しができないよう器具自体の構造を変える必要があるとの声も上がるが、医療ジャーナリストの和田努さんは「使用説明書を読むのは常識で、それを見落としたとしたら言語道断。職業的な慣れからきたのか、倫理性が疑われる。行政による再三の注意喚起も必要だが、地方医師会による連絡の徹底も求められる」と指摘している。
 

固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)