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15歳息子にタスポ貸す、書類送検の母「子のため取得…」

読売新聞2008年6月2日

 未成年の喫煙を防ぐため、たばこの自動販売機で成人識別を行う顔写真入りICカード「タスポ」を15歳の二男に貸して喫煙を止めなかったとして、福岡県警は2日、福岡市南区の清掃員の母親(41)を未成年者喫煙禁止法違反容疑で福岡区検に書類送検した。

 未成年者にタスポを貸与したことによる摘発は初めて。

 発表によると、母親は5月12日午後、自宅で塗装工見習の二男がたばこを購入し、喫煙することを知りながら、自分名義のタスポを渡した疑い。県警南署員が同19日、同区内の公園で二男の所持品を調べ、母親名義のタスポやたばこ、ライターを見つけて補導した。

 二男は中学3年だった昨年夏ごろから喫煙を始めた。

 母親はたばこを吸わず、「タスポは子供のために取得した。本当に悪いことをしたと反省している」と話しているという。

 日本たばこ協会の広報担当者は「親子間に限らず、大人が未成年にタスポを貸すことは、たばこを与えることと同じ行為で言語道断。タスポの趣旨を理解して、しっかり管理してほしい」と話していた。


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  せっかくのタスポですが、台無しです(自販機メーカーが喜んだだけじゃないでしょうね・・・汗)。ま、タバコを未成年者が購入できないくらい値上げをすれば、JTはもうかるし、タバコ屋さんも売り上げ減少に直面しないで困らないのですが。

笹川陽平議員が「【正論】たばこ千円は今や現実的選択」で産経の社説に寄稿されているように、当たり前の議論が出てきました。

若者の喫煙率を下げる秘密兵器は、タスポじゃなくて、値上げです。ま、こういう世界の値段からみると、安いですな。もちろんこれは2002年のデータです。もっと値上げしていただいて結構でしょう。
JTさんも「世界的な企業」ですから、日本国民の健康を大切にすべきだとそろそろ気づいているとは思いますがね。


日本禁煙推進医師歯科医師連盟」という活動をしている医師、歯科医師もいます。みなさんで、考えませんか?

  なかのひと





2005年末、医療制度改革と定率減税の廃止を含む2006年度税制改正が議論されている中で、にわかにたばこ税の議論がなされている。高齢化に伴う医 療費負担の増大を、国民が直接負う保険料負担と患者負担、あるいは財政負担、医療供給側負担のいずれかで何とかしなくてはならないときに、いずれの負担に もならず、全体として負担を軽減する手段として浮上しているものである。その際、まず、気がつくのが日本のたばこ価格の安さである。

図には、世界26カ国(具体的にはノルウェー、英国、アイルランド、米国、オーストラリア、シンガポール、香港、ニュージーランド、カナダ、デンマー ク、スウェーデン、フィンランド、ドイツ、フランス、ベルギー、オランダ、オーストリア、日本、ルクセンブルグ、イタリア、ギリシャ、スペイン、ポルトガ ル、韓国、タイ、ブラジル、フィリピン、インドネシア)のたばこの価格を掲げた。

欧米の中には500円を越える国がかなりある中で日本は273円と低価格となっている。たばこ税率の低さもその一因である(図録5150参照)。

飯野靖四慶応大学教授によると、900万人の人口のスウェーデン、国民の意見は付和雷同のところがある。社会主義的な国柄で国民自らは余り貯金などしてい ないため、国家財政が左前になると国民も生活の危機を感じる。このため、従前、たばこは健康に良くないとして高率たばこ税を良しとしていたのに、600円 のたばこじゃ売れなくなって税収が落ちたため、税収を上げるためにまた税率を低くした。そのため消費が増え、皆でたばこを吸っている。理屈がふるってい る。文明度が高くなり、ストレスが多い社会になったのでたばこは精神の健康を維持するために不可欠と大学教授を初めインテリまで含め皆がそう言っているそ うだ。

日本のたばこ税議論だが、まず、たばこ税を1割高くしても消費が1割以上減ったら税収全体は増えない。たばこ消費減による肉体的健康の向上が全体としての医療費削減に必ずしもストレートにつながらない。スウェーデンの例が本当だとしたらこうした点が懸念される。

(2005年11月27日収録、2008年3月7日原資料拡充を受けノルウェー、インドネシアのデータ追加)

 

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