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 昨日、外食産業の雄、日本マクドナルド社が、ようやく「名ばかり管理職」に残業代の支給するように決定したようです。これは転換点だと思いますが、日本の病院の医師はほとんど「マクドナルド以下」なのは自分の経験も含めて、そう思います。
 
 自分には、国立大学生の知り合いがいるんですが、彼にいわせると、「30時間寝ないで働く」ことを話したら「そんなに長時間働かなきゃいいのに・・・」って言われてしまいました。
 別にお金がほしくて余計に働いているのではないし、夜間の当直とか、患者さんの容態が悪ければ自然と居残りするのが習慣ですし、逆に残業命令をいちいち統括する部長から受け取ったことはありません。

 自分も名ばかり管理職ではなくて、某公務員系病院の一般の医員だった時、患者さんのために6時間連続で居残って、残業したことがありました。残業について 申告したところ、事務の方がやってきて「こんな長時間労働は認められません」とか言われ、3時間まで勝手に減らされたことがあります。

 残念ながら、いちいち労働基準局に申し出たりするほど、トラブルメーカーじゃなかったですし、まだ若手ぺーぺーでしたから何も文句言いませんでした。

 その後、別の病院で医長となってからも、何十時間と土日に働いても、割り増し賃金をもらったという感覚はありませんでした。現場で働く医師にとっては「患 者さんのためのサービス残業当たり前、文句いう奴は非常識」というのが常識ですし、人手不足だから「年休消化なんて無理」「代休申請も現場が迷惑するだ け」だからですが。

 残念ながら、それが医師の首を締め付けているのです。もっとも、早く「名ばかり管理職」の返上できるほどではありませんが、現場の燃え尽きるような過酷な労働状況を無視する行政側と病院を管理するトップの院長や事務長ら。

 そういう意味では、マクドナルド以下です。そして友人に「医師の時給ってすごいでしょ・・・俺、850円ですよ」って言われましたが、こう言い返しました 「医者の時給はたった708円だよ、安心してそんなに高くないから」って。そしたら絶句しちゃいましたがね・・・。ま、それでも「医者は儲けすぎ」って思 うんでしょうね。

 長時間労働に耐えながら、医療事故を起こさないように、手術では細心の注意をはらい、患者さんにもやさしく説明、万が一失敗したら医者は逮捕と。

 「3K」(キツイ、キタナイ、キケ ン)ではなく、ある学会で外科医志望者が減るのは5K1Rって外科の先生がおっしゃってました・・・「汚い、きつい、厳しい、帰れない、結婚できない、離婚が多い」だそうです 。

 念のため、汚い=外科医ではなく、病院というところは様々な感染症の原因となるウィルスや細菌と戦ったり、外科的な手術では出血がつきものの現場だか らだと思います。

 

  なかのひと



日本マクドナルド:管理職に残業代 イメージ悪化回避、他企業の制度変更促進へ

毎日新聞 2008/05/21

 日本マクドナルドが「名ばかり管理職」に残業代の支払いを始めるのは、違法と判断された勤務制度を続けることによる企業イメージの悪化を避ける思 惑もある。「名ばかり管理職」問題の発端となったマクドナルドの方針転換で、同様の制度を持つ他の企業でも勤務実態に合わせた制度変更が進みそうだ。

 日本マクドナルドの原田泳幸(えいこう)会長兼社長は20日の会見で残業代支払いを決めたことについて「企業の信頼を向上させ、消費者らの理解を得るために決断した」と語り、問題の長期化による企業イメージの悪化を避ける狙いがあることを認めた。

 東京地裁が1月、マクドナルドの勤務実態を違法と判断したことを受け、コンビニ最大手のセブン-イレブン・ジャパンや紳士服チェーンの青山商事、 AOKIホールディングスなどが相次いで残業代の支払いや休日出勤手当の支給を決断した。現段階で残業代を支払っていない企業でも「労組との検討の場を近 々に設ける」(すかいらーく)、「社長直轄プロジェクトで長時間労働させない仕組みづくりや他社の事例を参考に勤務の改善を検討する」(ロッテリア)など の動きも出始めた。

 ただ、流通・外食業界は、消費低迷と原材料費高騰によるコスト増にあえいでいる。労働力不足の深刻化で、従業員の確保が一層難しくなれば、賃上げ 圧力が高まる可能性もある。店舗の賃料代上昇など他のコスト増懸念で、値上げを探る動きも出てきそうで、企業イメージの改善と収益確保の間で、企業は難し い判断を迫られることになりそうだ。【小倉祥徳、田畑悦郎】


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医師の時給はたった708円?


日経メディカルCadetto 

Cadetto通信◆vol.5


「朝は7~8時に出勤で、日付が変わる前に帰れる日なんてほとんどなかった。あるとき、時給換算してみたら708円! 新人の看護師よりも安いなんてね、と同僚と笑っていた」。今は民間病院に勤務する卒後4年目のA医師は、大学病院にいた3年目のときの惨状をこう訴えてい ました。

『日経メディカル Cadetto』では、医師の勤務や給与の実態を明らかにするため、若手医師を対象に調査を実施しました。「せっかくの機会だから、医師のキャリアに対す る考えなども聞きたい」と欲張って質問表を作成したところ、設問数は18に上ってしまいました。「そもそも年収とかを尋ねる調査に回答してもらえるか」と の不安もありましたが、有効回答数は407になり、自由意見欄には数々のコメントが寄せられました。調査に回答してくださった先生方、この場を借りて御礼 を申し上げます。また、御礼として後日、掲載誌などをお送りさせていただきます。

さて、冒頭のコメントはこの調査で上がってきたものです。悲痛な訴えは続きます。「給与が安い→アルバイトに精を出す→勉強する時間がない、疲 れたまま診療に当たる、という悪循環。医師も人間だから十分な体力を残したまま治療しないと、問題が生じかねない」。これは何もA医師に限ったことではあ りません。依然として「当直明けの外来診療」は当たり前。臨床研修必修化で1~2年目の給与は保障されているものの、それより上の教える側の世代の給与は それよりはるかに安い。大学院生は、授業料を払う身分でありながら、診療して大学病院の収入に貢献--。

もちろん、これらは今に始まったことではなく、長年改善されない問題です。他の業界から見れば明らかに矛盾している実態も、当たり前のこととし て受け止められてしまっているのか--。これら矛盾が積もり積もって、「医療崩壊」につながるのか--。と懸念していたら、竹中先生のブログ「医師の超勤 には『ちゃんと払ってくださいね』」にある通り、現場の医師が待遇改善を求め行政に直訴する動きも出始めています。

 

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