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おそらく、政府がこれからやっきになって「医師不足解消」のために、対策を矢継ぎ早にやるのだろうけど、「医療崩壊」の炎が燃え盛っている現場へ、消防車を送って一気に鎮火とは参りますまい。
医師たちは、今や「汗や努力と忍耐」で危険な地雷原を睡眠不足で駆け抜けることは「持続不可能」だと見ています。「コト」はそう簡単に元へ戻らないのです。
昔、大学で実験しながら、バイトで高速道路で1時間半以上もかかる遠くまで派遣されていた時があります。道路渋滞などで遅れても「30分」も、忍耐強く待ってくれた時は感謝しましたし、「お互い様」のゆずりあいの精神といった雰囲気がありました。
今は、医者が百人もいる大きな病院で、救急患者を待たせるとは何事だとか・・・給料たくさんもらいやがって・・・世襲でお金儲けしやがってという「勘違い」もあるようですが、国際的にみても30時間以上の不眠不休で働く、「おしん」のような医師の働きを外国人に話すたびに・・・それってホント?って顔されます。
まして、医師が「世襲」だなんて・・・国家試験を受けるのに、賄賂は通用しません。金儲けのために医者になった人って見たことないですね。そういう人は「美容形成」にいきましたが、幸い1%以下でしょう(ていうか、銀行員やテレビ局員の方がはるかに高収入)。
まして世襲というのは歌舞伎や狂言など古典芸能の分野で、「認定資格試験」なしで、親の事業をついで世間を認めさせることです。みんな国家試験をとおり、専門性を高めるために、毎日勉強をしています。
結局、医師や看護師などの労働条件・待遇がよくないところからは徹底して、医療従事者が消えていくでしょう。そして、これは「経営者サイド」の問題ですし、急に医学部の定員を増やしたって、無理なんです。
ニュージーランドのように隣の国オーストラリアの方が好条件だとなると、みんな流出したように、患者さんが病院を選ぶように、医師も病院や職場を「選ぶ」時代に入ったのです。
ちなみに、ニュージーランドの外国人医師の比率40%だったかな。未来の日本は何パーセントが外人医師でしょうか?アメリカの医師の3割近くがインド系だという話です。
ま、それも条件がいいからやってくるのです。日本は「低賃金」かつ「過重労働」な現場であり、医師や看護師が今後、定着したり、女性医師が長く働き続けられるような環境を作り出すような対策(この中には、助産師さんや看護師への責任や権限委譲、業務分担という名のアウトソーシングを含みます)を行政サイドがどれだけ行えるかが、「医師不足」の大切な解決方法です。。→
ニュージーランド:若手医師たちのストライキ近づく
ニュージーランド:救急外来がパンク
ニュージーランド:医師の流出深刻化
ニュージーランド:医学部で男子入学枠を設置?するほど医師不足
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医師増で偏在の改善を 厚労省が中長期医療ビジョン骨子案
産経新聞 2008.5.14 22:59
厚生労働省は14日、新たな医師不足対策として、中長期的な医療体制のビジョンを盛り込んだ骨子案を公表した。医師数の増加や、地域や診療科の医師偏在の改善などが柱。早ければ今月末にとりまとめる方針。
同日開かれた舛添要一厚生労働相の私的懇談会「安心と希望の医療確保ビジョン」で明らかになった。
医師不足の中でも産科・小児科医は過酷な勤務や訴訟の増加などでなり手が少ないといい、休診病院が増加。医師の地域的な偏在や診療科の偏りも加速する。
骨子案では医師不足の解消策として、女性医師の離職防止や復職支援、医師の勤務環境の改善などを提示。医師の仕事軽減のため、看護師や助産師などとの業務分担の見直しも掲げている。また、医療機関の分担・ネットワーク推進を掲げ、在宅医療や遠隔医療などの推進を重点項目に挙げている。
舛添厚労相は懇談会で「医師は増やす」と強調。「総理と相談し、政治レベルで具体的な数字は決めたい」と話し、医師増員の数値目標を6月中にも設ける考えを示した。
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