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Doctors Blog

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 相変わらず、産経新聞に掲載される元医者のエッセイ(読売新聞にも載せているようだけど・・・同じなんですよねカラーが)は、「意味不明」である。そもそも医局を辞めるのは生活苦でもなく、麻酔科医師がプロフェッショナルとして、仕事を続けるため、活躍の場や契約形態を変えることは悪いことぢゃないと思いますが。

 たとえば、プロ野球選手イチローが、日本のプロ野球の球団を辞めても、アメリカ大リーグで野球していれば、野球(仕事)を捨てたとは言わないのである。
 

プロはプロとして仕事を選ぶ。病院との契約形態をかえたことを「好条件」などとやっかむのは下の下の仕事である。

 文筆業に逃げて、医者を「後ろから撃つ」ような真似事(過労死:先に逃げたものが現場を攻撃する  2008/03/28)はしないでいるのだ。

 勤務医は常にプロフェッショナルとして正しい判断をしていると思うのである。たとえ一人取り残され、がんばり続けることは、福島県大野病院のような事件をおこしてしまえば、美しくもなんともない。不当逮捕で一巻のおしまいなのだ。

 高額の給与を求めてではなく、患者の安全や手術の安全を考えたら長時間の過重労働などもっての他。自分が現場に踏みとどまらずに、また麻酔科医師を非難するような見出し感覚には・・・いただけません。というか、産経の記者さんの方がよっぽどまともな記事かいているような・・・。こんな文章を載せる新聞さんもどうかなぁ?これが産経クオリティかな☆ 

  なかのひと



【連載企画「戦う臨床医」(5)】“脱公務員”フリー麻酔医の挑戦 

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【コラム・断】麻酔科医の逆襲



最近、病院に所属しないフリーの麻酔科医が増えている。医療機関と個別に契約して、手術のときだけ麻酔を請け負うのだ。これだと自分の予定を優先できるし、休みも取りやすい。当直もないし、緊急手術にも応じなくていい。それで年収が5000万を超える者も少なくないという。

 先日、大阪府下の公立病院で、麻酔科の常勤医を募集したが、年収は3500万円だった。他科の医師の倍以上の額である。フリーの麻酔科医を基準にするとそういう額になるらしい。

 今、多くの病院で麻酔科医不足のために、手術の件数が制限されている。外科医も看護師も手術室も空いているのに、麻酔科医がいないために手術ができないのだ。
 このような圧倒的な売り手市場を背景に、麻酔科医はどんどんフリーとなり、好条件の勤務を続けている。病院に残って割安の収入で、当直も緊急手術もこなす奇特な麻酔科医はいないものか。

 いや、それはむずかしいだろう。なぜなら、この状況はいわば麻酔科医の積年の恨みによる逆襲だからだ。

 私も麻酔科に所属していたからわかるが、外科医の中には麻酔科医を陰で軽んじる者も多いし、患者も直接病気を治さない麻酔科医にはめったに感謝しない。

 そういう歪(ゆが)んだ状況が、医療崩壊が進む今、麻酔科医の不足を招き、圧倒的な売り手市場を生み出しているのだ。その背景を知れば、フリーに転向する麻酔科医を、決して非難することはできない。(医師・作家 久坂部羊)

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【連載企画「戦う臨床医」(5)】脱公務員フリー麻酔医の挑戦
産経新聞 2008.5.8 21:10


 東京のベッドタウン、千葉県船橋市。東武野田線馬込沢駅前にある5階建ての小さな雑居ビルに、地元でもあまり知られていない診療所がある。

 「船橋メディカル・クリニック」。専門は麻酔科。昨年4月に開業し、診察室や待合室も備えているが、スペースの大半は事務机が並び、オフィスのようなたたずまいをみせる。

 「ここは外来専門ではありません。地域の麻酔業務を支援する拠点と位置づけています。だから宣伝もしていません」。境田康二院長(47)はクリニックについてこう説明する。

 在籍する麻酔医は現在10人。常勤医として登録しているのは境田院長だけで、あとは全員が非常勤だ。常勤麻酔医が少なく、手術の際に人手が足りなくなった病院から要請があれば、医師を派遣しサポートするのが業務の目的だ。

 開業の背景には深刻な麻酔医不足がある。「この地域でも状況は同じ。すべての病院に常勤させるのが不可能なら、麻酔医の専門チームをつくり、手が足りないところをみんなで補えばいい」と境田院長。現在は船橋市内だけでなく、隣接する習志野市の中核病院にも医師を派遣している。

    ■  ■

 境田院長は昨年3月まで船橋市立医療センターの麻酔科部長だった。

 一昨年6月、同センターに勤務する他の6人の麻酔医に呼び掛け、そろって辞職願を出した。「これまでやってきた仕事は今まで通りやる。だから公務員を辞めさせてほしい」


 きっかけは常勤医のいない近隣病院から相次ぐ派遣の要請だった。だが「公務員」という大きな“壁”がそれを妨げた。「地域に役立つことをするのが公務員のはずなのに、公務員の兼職が禁じられているせいで、それができないのはおかしいでしょう。だから苦渋の決断をしたんです」

 当然ながら病院や運営主体の市からの反発は激しかった。医療法で医師の仕事の業務委託が禁止されていることを理由に「認められない」と突き返されたり、「金もうけのためか」とののしられたこともある。

 それでも粘り強く交渉を続け、勤務医時代と同じ業務をこなすことや、臨床研修指定病院としての機能を残すため、2人は常勤として残すことなどを条件に契約が成立した。

 開業から1年が経過し、事業は軌道に乗り始めたと手応えを感じている。首都圏の大都市からも要請が相次いでいるが、当面はエリア拡大にこだわらずやっていくつもりだ。

 「10年先を見据えた地域の医療を守るのが開業の目的です。活動に制限がなくなったとはいえ、まずは地域のために精いっぱいやりたい」。境田院長は熱っぽく語った。

    ■  ■

 特定の医療機関に属さない「フリーランス」と呼ばれる麻酔医が増えている。

 麻酔医の仕事は、外科手術での患者の麻酔管理だけでなく、救急外来の対応やICUの管理など業務量は多い。激務の割に待遇が合わないとの理由で退職するケースが目立っており、自治体病院の勤務医の場合は特にそれが顕著に表れている。

 そんな中、大学の医局に代わり医師を派遣する会社が注目されている。「民間医局」の愛称で知られる業界最大手の「メディカル・プリンシプル社」(東京都渋谷区)は、18年には非常勤医師を年約600件、常勤医師を年約400件紹介。その数はここ5年で10倍に増えたという。

 境田院長が目指すのも地域医療を守る「ミニ医局」だ。大学の医局だけに頼らない。民間やフリーなど医師の仕事の形態も大きく変わろうとしている。

(白岩賢太)

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