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色々と医療サイドから「もうこれ以上の医療費抑制は無理!」というコメントが出ています。その余波で、勤務医や看護師の労働環境が悪くなり、勤務医の過労死自殺報道、新人看護師の1年生存率85%など・・・様々な形で「悪影響」が出ています。
『それでも、医師としての責任感をもうちょっともってもらいたい。医師を育てるためにどれだけの税金を国民が投入しているかと言うことを。国立はもちろん私立でも。良い条件の所へ行きたいのは当然でしょうけど、少しだけ誰かのために、自分を育ててくれた人のためにと言う気持ちも持っていただければ嬉しいですね。』
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いやぁ・・・このあたりは少しばかり、「誤解」が入っていると思います。別にこの方を責めようって訳じゃないのですが・・・国立がんセンター中央病院は日本でも有数の「がんの治療施設」です。
お話少しずれますが・・・
宝塚ファンの友達と先週、ご飯を食べました。その友達に尋ねたのですが、「毎年、音楽学校に入学するのは何人?」って。そしたら「競争率20倍で、例年40-50人が入学」するそうです。
次に僕は質問をしました。「その40-50人のうち、トップスターになるのは何人くらい?」と。そしたら、「1年に一人か二人・・・」ということでした。
えっ!(驚)でした。そうなんです、宝塚には5つの組がありますが、そのトップスター(娘役と男役)になるのは過酷な生存競争があります。音楽学校卒業後に卒業1-7年生で組まれる舞台でトップを取らないと、結局、トップになることは出来ないそうなのです。
もちろん、男役や娘役のトップにならなくても、脇役ながら存在感がある人は、 専科に所属することが出来ますが、トップスターになれない人は結局、ひっそりと退団されることが多いようです(もちろん親衛隊がいるような人はまた違う道があるでしょうが・・・)。
僕は、「がんセンター」に勤める医師の先生方は、あたかも宝塚のトップスター と同じだと思います。しかし、国家公務員として、けっして給料はよろしくありません(30代平均給与が700万円というのはトップスターの待遇にふさわしいでしょうか?)。
そして、超一流の職場で働くトップスターに、「仕事」や「勤務時間」(週40時間が国家公務員の待遇として定められていますが・・・守られているわけないでしょうね)を選ぶ自由も許されていません、もちろん「勝手な退団」も許しません???。
こんな職場を見捨てるのは「当然」じゃないですか?
麻酔科医だから・・・医者だから、職場放棄をゆるさない?それは勘違いだと思います。
医者は技術系職人です。「すぐれた人材」であればこそ、場所を選んで、自分の技術を最大限に発揮できる場所を選んで生きていきます。
あ、まさか、フリーランスで働く医師が悪いと?じゃ、松坂もイチローも「日本の球界を捨てた無責任なプロ野球選手」ですか?
それこそ。「医師が無責任」だと考える一般の方は、問題について「理解不足」となります。情報不足のまま報道に乗っかってしまい、「感情」をぶちまけたりしやすくなっているので、きちんと医療危機の原因について提供する義務があります。
一般の方は絶対に、こういう本は、読まないでしょう。そして平気で「医者は傲慢だ」とか「無責任」であると感じ続けるのでしょう。
マスコミの方も同じかなぁ・・・この溝を埋める努力を医師会は、そして大学もしないといけません。
「医者が病院から逃げ出すとき」米山公啓著(筑摩書房 680円)
厚生労働省は「医者が過剰になれば無駄な医療費が増え、ますます医療費が上がるから、医者を減らす必要がある」という論理で、医者減らしの政策を推進した。
こうして医局改革の新制度が始まり、最前線の医者が現場から次々に遁走(とんそう)。今や医者不足がさまざまな問題を引き起こし、残された勤務医たちの労働環境は過酷を極める。
また、厚生労働省は「かかりつけ医を持ちましょう」と患者を指導しているが、日本では広い範囲で疾患を診察する「家庭医学」や「総合医学」の教育は普及していない。
勤務医時代の「○○科専門医」が、開業した途端に「内科・小児科など何でも診ます科」を名乗っても、患者は当然、大学病院に行きたがる。“かかりつけ医”も絵に描いた餅で、こうした厚生労働省の迷走により、日本の医療は危機にひんしている、と著者。
現役の“医師作家”が、病院崩壊の実態から救急医療の問題までを取り上げ、日本の医療制度の問題点とその背景を解説する。
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その結果・・・ こうなってもいいのでしょうかね?
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