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総務省、公立病院改革を調査

日本経済新聞 2008/04/29

 

 総務省は各自治体が抱える公立病院の改革状況の調査を始めた。4月中に都道府県や市町村に医療拠点の再編計画や改革プランの検討スケジュールを提出さ せ、夏までに全国の状況を集計・公表する。赤字状態が大半の公立病院の経営効率化を進めるため、自治体は病院の改革プランを年度内に策定することが義務付 けられている。総務省は全国の取り組みが順調に進んでいるか点検する。

 各自治体は4月末までに、改革プランの策定に向けた検討組織の設置状況や今後のスケジュールを報告する。さらに都道府県は地域内の医療計画の見直し状況もまとめ、総務省に提出する。

 都道府県や市町村が抱える公立病院は973(2006年度)。患者数の減少などから八割が赤字状態に陥っている。2006年度の経常損失は合計で1997億円にのぼり、累積欠損金は1兆8736億円に達する。

 損失が拡大すれば自治体財政の悪化につながるため、総務省は2007年に「公立病院改革ガイドライン」を策定。自治体は各病院の経営目標や再編計画などを盛り込んだ計画を2008年度中に策定しなければならない。

 ただ、自治体によって取り組み状況に違いがあるのも事実。総務省は公立病院の改革が順調に進んでいるかを確認したい考えだ。

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 この記事、日本経済新聞にのってました。もちろん、総務省が地方自治体の担当省庁ですから、責任はあると思います。しかし、患者数の減少というが、たとえ患者さんでベッドが満員でも「赤字続き」だったりするのですが・・・汗(経営が悪いというよりも「不採算部門」である小児科などを抱えてたりするせいですがね)。

 しかし、いずれ改革という名の下に、再編が行われ、地方から「病院」が消えてしまわないか?という懸念がそろそろ出てくるでしょう。もちろん、交通が便利なところであればよいのですが、今後、医療体制の見直しは「国」主導で行われます。
 
 地域の住民にとって大切なインフラです。都市部は病院が競合していますが、地方の場合、自治体同士の話し合いが長引いたりで、調整に時間がかかります。

 来年の春までにリストラ&再編計画の策定ですが、あまり地域では認識されていないように思います。

 毎日、「伊関」先生のブログで見られるように、各地で生じている「病院の赤字」「医師不足による閉鎖」の話題があるのに、マスタープランを書くべき厚生労働省が、地方にきちんと「経営改革」を行うような指導やこれまでの監督が不十分だった証拠です。

 残念ながら、大半の公立病院は赤字です。維持できないほど「医療費」の抑制が続き、このようになってしまいました。誰に責任があるのでしょうか?やはり政府だけではなく、国民や市町村の住民にもある程度責任があるように思います。

ぽち   なかのひと


↓参考はこちらへ・・・

後がない日本医療(消える病院・全5回の5)

新シリーズ 社会保障が危ない~「改革」の真相8
第2部

 消える病院~検証「医療崩壊問題」
下 後がない日本医療

キャリアブレイン 2008/12


病院・診療所の経営は〝危険水域〟に突入し、今年の医療機関倒産件数は、過去最多。このままでは最低限の医療の提供もできなくなる
今年11月21日、日本医師会は「国民が安心できる医療のために」と題する見解を発表し、地域医療の崩壊が現実化していることを訴えている。
日医の調べでは、経営の安定性を示す「損益分岐点比率」が民間医療機関で約95%と、危険水域といわれる90%台に突入。日医は「国公立病院を含めた場 合、病院では100%超と赤字に陥っている。収益性でも病院・診療所の医業収入と経常利益は減収減益で、特に利益が大幅に縮小している」と、医業の厳しい 経営状況を危険視している。(以下略)

 

 

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 個人的には「ノンスモーカー」ですし、喫煙者のマナーが悪いとむかっときますが、大人の嗜好品なのでちゃんと分別わきまえた人には何も文句はありません。

 ただ、毎朝、たばこ屋さんに立ち寄って、パンとジュースを買って、たわいもないお話(桜が咲いただの、後期高齢者医療はどぉ?って話するの)をするのを楽しみにしているので、ちょっと切ない話です。

 

 もちろん、医療従事者からすると「スモークフリー」はとても望ましい環境ですし、脳梗塞や心筋梗塞など様々な血管障害の立役者ですから、喫煙率の低下は望んでいますが、今回の流れは・・・どうなんでしょうか?

 

 タスポをすでに導入したにも関わらず、小学生に吸わせる親もまだいるようで、タスポ導入よりも家庭への指導や啓蒙も必要なのではないでしょうか?

 

 一番簡単なのは世界的に見ても安い値段の「値上げ」 なんでしょうが、そういうのを嫌う一部のお役人さんや利権のために、なかなか実行が難しく、結局、自動販売機メーカーさんとコンビニが喜ぶだけで終わりそうでなんとも・・・です。

ぽち   なかのひと

 

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タスポ普及喫煙者の13% 間もなく導入

対応自販機設置零細店に重荷

読売新聞 2008/04/28

 未成年者の喫煙防止策として、県内のすべてのたばこの自動販売機が5月1日から、成人識別ICカード「taspo(タスポ)」の対応機に切り替わ る。自販機ではタスポがないとたばこを買えなくなるが、県内でのカードの普及率は喫煙者の13%で、対応機への移行も76%にとどまっている。

 タスポは3月に宮崎、鹿児島両県で先行導入され、5月から新たに21道県が加わる。カードはたばこ店などに置いてある申込書に必要事項を記入し、本人確認書類と顔写真を添えて日本たばこ協会に郵送すれば、2週間程度で手元に届く仕組みだ。

 同協会によると、19日現在の県内のカード発行枚数は約5万3900枚で、推定喫煙人口の13%。たばこ店には「顔写真の撮影などの手間が面倒」 「店頭販売で買えば済む」といった声が寄せられている。協会は「宮崎や鹿児島も今は3割まで普及率が伸びており、発行枚数は徐々に増えるはず」とみてい る。

 一方、県内に9303台あるたばこの自販機のうち、対応機への移行が済んでいるのは3月末現在で76%。協会によると、7割を占めるメーカー所有機はほぼすべて移行が完了したが、たばこ店の所有機で遅れが目立っているという。

 移行が遅れている最大の原因は、高額の費用。業界団体が一部を補助するが、新型機の購入費は50万円前後、既存機にタスポの読み取り機能を付ける 改造費も10万円程度かかる。郡山たばこ販売協同組合は「喫煙人口の減少で売り上げが落ちる中、零細たばこ店にとって費用は重荷」という。

 こうした中、移行が進まないのが、利用者の少ない公共施設や企業の食堂などにたばこ店が設置している「出張型」の自販機だ。同組合の関正典事務局長は「切り替えが遅れている自販機の中には、タスポ導入を機に撤去されるものもあるだろう」と話している。

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たばこ自販機が消える
上がらぬ「タスポ」普及率に販売店が悲鳴

2008年4月23日 水曜日
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20080422/15...

  未成年の喫煙防止を目的とする認証制度が、販売店の選別を招いた。導入が始まった地域では、たばこ自動販売機の売り上げが激減。「街角のたばこ屋さん」は、過去の風景となろうとしている。

 「父親から受け継いだ仕事だったけれど、赤字では続けられない」。宮崎県のあるたばこ店主が廃業を決意した。鹿児島県で50台以上のたばこ自動販売機を 運営する専業店主は「ここまで落ち込むとは。たばこ自販機は公衆電話と同じ運命をたどるのでしょうね」とため息を漏らした──。


タスポによる成人認証を始めた地域でも、自動販売機の深夜販売自粛は続いている
 3月1日、宮崎県と鹿児島県で、自販機でのたばこ販売に関する成人認証制度が始まった。自販機でたばこを購入する際に、顔写真付きの成人識別カード 「taspo(タスポ)」をかざすことが事実上、義務づけられた。未成年の喫煙防止策の一環だ。このタスポ導入が、自販機で生計を立てるたばこ販売店の経 営を揺さぶっている。タスポの普及が進んでいないためだ。

 導入から1カ月余りたった4月6日時点で、喫煙者に占めるタスポの普及率は宮崎県が29%。鹿児島県は26%に過ぎない。日経ビジネスが10軒以上のた ばこ販売店に聞いたところ、どの店主も「自販機での販売額はタスポの普及率に比例している」と口を揃えた。売り上げはタスポ導入前の約3割。7割減に落ち 込んでいるということだ。

 廃業を決めた前述の販売店の場合、以前は1台当たりの売上高が月に30万円あったが、タスポ導入後は10万円弱に減ったという。

月商15万円の採算ラインを割る
 自販機で販売する商品の中で、たばこは長い間、“孝行商品”だった。軽くてかさばらず、補充などの作業負担が軽い。飲料のように商品を温めたり冷やしたりする必要もなく、自販機の電気代も安く抑えられるからだ。ただし、それも一定の売上高があってこそだ。

 たばこの自販機は2007年末で全国に51万9600台(日本自動販売機工業会調べ)。このうち約7割がたばこメーカーからの無償貸与機だ。宮崎や鹿児 島のような地方都市の場合、1台当たり月に20万円以上の売上高が見込める好立地には、メーカー貸与機が多く据えられる。もっとも好立地は限られるから、 専業の販売店は自前で購入した自販機を設置し、売り上げの絶対額を「数」で稼ぐ。今回のタスポ導入に伴い、その自前機を併用したビジネスモデルが崩れた。

 1カ月で15万円。自前機設置の採算ラインとされてきた売上高だ。たばこの販売店マージンは10%だから、1万5000円の収入ということになる。たば この自販機は、機種にもよるがリース料が月に8000円前後かかる。これとは別に設置場所のオーナーに支払う場所代が、光熱費込みで3000円前後(粗利 益の10~20%)。たばこを運ぶ際のガソリン代を含めると、人件費をゼロと考えても経費は1万円を超えるという。

 こうした諸経費を差し引いて、手元に残る利益は1台3000円程度。月に15万円売る自販機を自前で50台所有して、手取りは15万円程度ということに なる。「タスポ導入に伴う機械の改良費が1台当たり10万円以上かかった。この償却負担を考えると、15万円では厳しい」と宮崎県の郊外でたばこ販売を手 がける店主は言う。実際はこの15万円すらも割る機種が増えており、販売店の収益を圧迫している。

 そうなると頼みの綱は、リース料が不要なメーカー貸与機。だがそれも、「昨年ぐらいから、貸与の契約期間が従来の6年から3年に短縮された。売り上げが下がったままだと、3年後の見直しで貸与機も引き揚げられてしまう」(鹿児島市の専売店主)。

 タスポ導入の余波は異業種に及ぶ。特需に沸くのがコンビニエンスストア業界。対面販売ではタスポを提示する必要がないためだ。「盆と正月が一緒に来た。 たばこの売り上げは以前の2倍以上。8万円になった」と鹿児島県のあるコンビニの店主は明かす。ローソンは宮崎と鹿児島の両県で、たばこの売上高が前年比 6割増えた。

“喫煙証明”を取れない事情
 逆に割を食っているのが、たばこ自販機と併設されている飲料の自販機。喫煙者の「ついで買い」が減ったからだ。宮崎市のあるたばこ店は、自販機での清涼飲料の売上高が2割減った。

 南九州コカ・コーラボトリングは「確かにたばこ自販機の近くにある自販機は影響を受けている」としたうえで、こう続けた。「タスポの普及が進めば戻るは ず」。日本たばこ産業(JT)も、「タスポの普及率は上がっている。いずれ平準化する」とコメントした。しかし今後、タスポの普及率がどこまで上昇するか は不透明だ。

 タスポの作製では、専用申込書に必要事項を記入し、顔写真や身分証明書のコピーを添えて窓口に郵送する必要がある。この煩雑さを嫌う喫煙者は多い。加え て、「店頭での反応で、想定していなかった喫煙者の層が2つあることが分かった。これらの層にタスポ取得を期待するのは難しい」と鹿児島市のたばこ店主は 指摘する。

 第1の層は、家族に内緒でたばこを吸っている“隠れ喫煙者”だ。主婦や、子供の誕生を機に禁煙をしたことになっているはずの男性などがこれに相当する。 「財布にタスポが入っていると、家族に説明がつかないと言われる」。タスポの送付先は自宅に限定されており、家族に内緒で職場などで受け取ることもできな い。

 もう1つが「たばこをやめたいが、やめられない」喫煙者。タスポの保有は喫煙を続ける意思表示をしたに等しく、抵抗が大きいという。

 タスポは今年5月以降、宮崎県や鹿児島県以外でも導入が始まる。日本たばこ協会によると、4月6日時点で、全国のタスポ普及率は喫煙者の7.1%。宮崎や鹿児島での現象が全国に及ぶのは必至だ。未成年保護の仕組みが、たばこ販売者の選別手段になった。

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国民の審判(地域社会の謀反?)

SkyTeam / 2008.04.28 08:30 / 推薦数 : 3

 

拙ブログはあくまで「地域」のお話なのと、今回の補選はあくまで次の選挙に対する国民の関心が高い争点の抽出であると思います。

 もっとも、後期高齢者医療制度はどっちかというと、元安倍首相の時代に通貨してしまったあと、どのまま年金問題、ガソリン国会など迷走した政府の明確な対策がなされず、現行のような「姥捨て山」政策をめぐって、国民が大騒ぎにしたのは間違いありません。

 KIZASI.COMで「後期高齢期医療制度」について書かれたブログの件数が伸びる様子です。まさしく、これが影響をしたのは実感せざるおえません。

 ま、与党側も少しは国民と対話をしながら、医療制度・福祉制度を提案してってほしいものです。

ぽち   なかのひと

 

 

衆院山口2区補選 民主の平岡氏が当選確実 自民、山本氏破る

サンケイ新聞 2008/04/27

 福田政権初の国政選挙となった衆院山口2区補欠選挙は27日投開票が行われ、民主党の前衆院議員で社民党推薦の平岡秀夫氏(54)が、自民党新人で公明党推薦の元内閣審議官山本繁太郎氏(59)を破り、4回目の当選を決めた。民主党との一騎打ちに敗れた福田康夫首相(自民党総裁)は、次期衆院選に向け求心力低下が避けられない情勢。与党内から政権運営への批判が噴出しかねず、難しいかじ取りを迫られそうだ。
一方、総力戦で勝利した民主党は、与野党逆転を果たした昨夏の参院選に続き「民意」が示されたとして、「ねじれ国会」の主導権確保を図る。他野党とともに当面の「道路決戦」で攻勢を強めるとともに、後期高齢者医療制度(長寿医療制度)の廃止も強く求め、早期の衆院解散・総選挙に追い込みたい考えだ。
岩国市長に就任した自民党の福田良彦前衆院議員の辞職に伴う補選。前回衆院選で平岡氏は福田氏に敗れ、比例代表中国ブロックで復活当選していた。比例復活組が補選で小選挙区へくら替え当選したのは、現行の選挙制度では初めて。

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病院が生き残るために・・・

SkyTeam / 2008.04.27 18:18 / 推薦数 : 5

 民間病院も最近は半数が赤字です。金儲けしすぎるという話がありますが、病院はほとんどが「赤字」です。これは人件費、建物・検査機器の更新など、必要な投資を抑えれば、患者さんが期待する医療サービスを満たせないこともあります。
 昔、結核病院だったところに勤めていたことが短期間ありますが、すでに使われなくなってはいましたが、残っていた木造の結核病棟は今の患者さんにとって、すきま風が入るようなアメニティがとっても悪く・・・そのまま今も使っていれば、我慢の限界を超えていると思います。
 結局、病院も患者さんそして時代の要請に応えて変わっていくしかないのですが、そのためには費用が増えて行くしかありません。しかし政府の「医療費抑制」は医療機関の赤字だけでなく、救急患者さんを引き受けようとしても、安全な医療を行うには十分なスタッフを雇用できず、サービス低下を招いています。
 下記の病院の決断は、いよいよ「病院の生き残り」の最終決戦の様相を呈していることを思わせました。ぽち   なかのひと



大阪の医療法人グループ、3病院の土地・建物を売却

End of Headline

朝日新聞 関西版 2008年04月27日

 大阪府茨木市の医療法人「恒昭会」(小山郁夫理事長)のグループが、所有する3病院の土地・建物を民間会社に計約85億円で売却していたことがわかった。病院の運営は従来通り続けるとしている。これだけの規模の売却は全国でも異例だが、幹部職員らは事前に説明を受けていなかったという。

 売却されたのは藍野病院(同市、969床)▽藍陵園病院(同市、210床)▽青葉丘病院(同府大阪狭山市、681床)の3施設。いずれも3月末、医療機器販売や経営コンサルティングを手がける「グリーンホスピタルサプライ」(同府吹田市、東証1部上場)の子会社に所有権が譲渡された。

 グリーン社の説明では、恒昭会と以前から取引があり、病院の経営基盤強化を目的に買収話がまとまった。対象の土地は計約1万2千平方メートルで、床面積は計約5万平方メートル。病院側が年約9億円の賃料をグリーン社側に支払う形で運営を続ける契約という。

 ただ、今回の売却について藍野病院の幹部職員は「寝耳に水。事情はさっぱりわからない」と戸惑う。恒昭会の担当者は「詳細は一切コメントできない。経営母体は変わらないし、患者への不利益もないので公表しなかった」と話す。

 医療法は株式会社による病院経営を認めておらず、医療法人が経営する場合も、経営安定の観点から「業務に必要な資産を有しなければならない」としている。だが、厚生労働省は昨年3月、「長期間で確実な契約」を条件に賃貸借を認めるなど規制を緩和した。このため、経営上の理由などから医療機関の土地・建物を第三者に売却する動きが出始めている。

 信友浩一・九州大大学院教授(医療政策・管理)は「病院を経営する医者が資産を所有しなくなれば、その分負担が減って医療に専念しやすくなる。所有と経営の分離は病院経営の一つのあり方として注目されるが、施設を所有した企業が利益本位に考えて施設改善をおろそかにすれば、患者にとってマイナスになり、注意が必要だ」と話す。(坪倉由佳子、天野剛志)

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[自殺するアメリカ人医師たち]

SkyTeam / 2008.04.25 08:40 / 推薦数 : 5

 なかなか、楽しい話題が載せられなくて・・・イヤですが、みなさんにも知って頂きたい話題なので、ぜひお読みください。

 

アメリカ:医師の自殺率は専門職で一番高い 

MedicalNewsJapan 2008/04/24

 

 アメリカで来月、自殺率トップの職業が医師であるという番組が放映されるそうです。オリジナルの英語の報道の翻訳はリンク先をご参照に・・・。


 また4/23の夜のNHK-BS「今日の世界」で、ドイツZDFのニュースから2001年から2005年までに仕事のストレスでうつ病になる人が59%増えており、特に警察官、教師、医師が増えている。また、医師の自殺率は一般人の3倍であると報道されていました


Doctors Who Kill Themselves [自殺する医師たち] 毎年300-400人の医師たちが自殺する。これはだいたい、1日1人の計算。こんなに自殺率が高い職業はない。

Newsweek 2008/04/28号

続きを読む

 

 

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 元々はNewsweekの記事でしたが・・・とてもショッキングでした。中原のり子先生にお聞きした所、フランスでも医師の自殺は急増しているそうです。

 そういう意味で医療はglobalです。我々は機械ではなく、生身の人間です。一方的にがんばりすぎて、燃え尽きないようにするためには、「無理」しすぎない。そして、心の充電には休息も必要です。 そしてこの記事もご参考ください。

ぽち   なかのひと

 

【ゆうゆうLife】向き合って 芥川賞作家、医師 南木佳士さん(上)

産経新聞 2008.4.24 08:04

 

■突然襲った目まいと動悸 息子たちの存在が支えに

 信州の総合病院の勤務医として激務をこなしながら、作家としての地位を築きつつあった若き日の南木佳士さん(56)を鬱病(うつびょう)の影が襲いました。平成2年、芥川賞受賞の翌年でした。長い闘病生活の様子を、南木さんに聞きました。(文・永栄朋子)

 

 つづき・・・

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過ぎた『厳罰主義』にはNo!!

SkyTeam / 2008.04.25 08:30 / 推薦数 : 3

 わが国の行政は、様々な規制を行っています。昨日の「シャンデリアと診療報酬詐欺」の病院もそうですが、こういう形で不正は徹底的にj排除を求められます(当たり前だけど・・・)。

 もちろん、指導があってのことでしょうが・・・保険診療がやばいので、無茶をしていると「目をつけられ」ればあっという間です。

 

8300万円を不正受給 大阪の病院、指定取り消し

産経新聞 2008.4.24 22:52

 大阪社会保険事務局は24日、看護師の数や勤務時間を偽り、診療報酬計約8300万円を不正受給したとして、大阪府東大阪市玉串町の花園病院の保険医療機関指定を、5月23日付で取り消すと発表した。

 社会保険事務局によると花園病院は、退職した看護師が夜間に働いているなどと看護師数と勤務時間を“水増し”し、入院基本料を高く計算。昨年1~9月までに患者1336人分の診療報酬を不正受給した。

 内部からとみられる情報提供で調査に着手。不正に受け取った診療報酬は全額返還を求める。

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 しかし、逆に、こういう「行政」のやり方に対して、裁判所は処分を取り消ししてくれました。まぁ、喜べないんですがね。僕は保険診療で数千万とか億単位で過剰な請求を行って免許停止となった先生もいるのをきいたことがあります。別に自由診療だったら問題ないのですが、仕方ありませんね。

 悪質な医療側に対して、「悪い」と指導するのは構いませんが、行政側の行き過ぎた指導はまた、問題だと思います。ま、どっちにせよ、お役所の管理下なので、保険診療で医業を行う限り、「過剰利潤」を期待してはなりません。そういう教訓ですしょうか汗。あ、ちなみに下記の先生はある筋からによれば、「指導と監査は複数回行われ、医院への直接の立入り監査は2 回」で「廃業」に追い込まれたそう・・・です。

ぽち   なかのひと

 

 

行政訴訟:眼科医保険医登録取り消し、過酷過ぎと処分取り消し--地裁判決 /兵庫


毎日新聞 2008年4月23日  〔神戸版〕

 診療報酬の不正請求などによる保険医登録取り消し処分は違法として、神戸市東灘区の眼科医、細見雅美さん(45)が兵庫社会保険事務局を相手取り処分の 取り消しを求めた行政訴訟の判決が22日、神戸地裁であった。佐藤明裁判長は「処分は過酷過ぎ、妥当性を欠く」として処分を取り消した。

 厚生労働省によると、「処分が重い」との理由で処分が取り消された例は国内ではないという。

 判決によると、細見さんは01年11月、保険医療機関として「ほそみ眼科」を開設した。04年11月に、約68万円の不正不当請求があったなどとして、 兵庫社保事務局が保険医登録と保険医療機関の指定を取り消した。5年間は再登録、再指定がされないため、細見さんは医院を閉院した。

 判決は「不正請求の悪質性はさほど高くないうえ、医院廃業という重大な不利益を受けた。さらに5年間も勤務医としての道も閉ざす保険医登録取り消し処分はあまりに酷だ」とした。【山田泰蔵】


 

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シャンデリアと診療報酬詐欺

SkyTeam / 2008.04.24 08:55 / 推薦数 : 1

 

詐欺容疑で静岡の病院捜索 診療報酬を数億不正受給か

産経新聞 イザ 2008/04/23 13:54

 

 静岡県警生活環境課と下田署は23日、看護師の勤務時間などを水増しして診療報酬を不正に受給したとして詐欺などの疑いで、同県東伊豆町奈良本の静和病院と関係先など数カ所を家宅捜索した。不正受給は数年前から数億円に上るとみて調べる。

 生活環境課によると、午前8時半ごろ、捜査員約100人が同病院などに家宅捜索に入った。

 調べでは、同病院は数年前からパートの看護師を常勤の看護師として、正規採用のように見せかけ、勤務時間や出勤日数を水増しして申告し、
診療報酬を不正受給した疑い。

 県警は院長らから事情を聴くとともに、勤務簿など資料を押収して実態を詳しく調べる。

 

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 病院のウェブサイトを見てみると・・・ きっと患者さんには喜ばれたでしょうが・・・・一般の方は「 こんな病院つぶししてしまえばよい」 

 

 こんな感じです(かな~り単純な脊髄反射みたいなもんでしょうが)。

 病院が生き残るために投資をするのは間違いじゃないですが、現実問題として、診療報酬の過剰請求はなかなか理解されないということです。

 悪いことをすれば警察がまっている・・・だってこの日本では「善意」で患者さんを救おうとしても警察の出番・・・。

 役人さんが、天下りして社保庁で甘い汁をすすっても誰も逮捕されませんが、病院はこうして「市場から排除」する一罰百戒の国。

 病院や医師の過剰な利潤追求は否定されています。このあたり、自由診療の世界とは異なります。

ぽち   なかのひと

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私たちの取り組み

 この22,000平米の新病棟は、世界最高の耐震構造を持ち、1床あたりの病室面積は福祉先進国のスウェーデン並の11平米以上となっておりま す。1,000平米の食堂、1,200平米のリハビリテーション室、1,200平米の患者用多目的ホール、150~250平米の各階温泉浴場など、現代に おいては無駄といえるほどのゆとりある空間を持っています。

 全病室の床壁は総大理石、シャ ンデリア照明を備えたガラス張りの病室には暖かな日の光が注ぎ込み、窓からは伊豆の海や山、遠く水平線には伊豆七島が浮かぶ絶景の眺望を臨むことができま す。医療機器・設備に関しても、全室に呼吸心拍数監視装置を備え、最新のCTやMRI装置、人工透析設備のほか、5室の手術室には米・独・仏の最新高度先 端医療機器を備えております。

 さらに、地域社会に応える医療実現のために、医療過疎地域での救急患者搬送用としてヘリコプターBK-117(10人乗り/患者2名)を常時待機させて おります。0歳から102歳までのどのような重症救急患者様に対しても創立以来365日24時間、1件の拒否なく全て受け入れ、医療事故のない実績を積み 重ねてきました。この点は全スタッフの誇りであり、これからもさらに徹底して毎日の業務を遂行してまいります。

 このような充実した設備はもとより、静和病院では、全てのスタッフひとりひとりが、生命に対する畏敬の念を根本にしながら、患者様をわが身と思い、自己に厳しく全力を尽くし、世界に通用する全人的医療に努めています。

静和病院 院長

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今週号のニューズウィークの特集号は「映画ベスト100」でしたが・・・どっちかというと、ビジネスの方が面白い記事が載っていました。

 

 エアライン大再編

ビジネス 空の旅を見舞う再編の乱気流

 デルタとノースウエストの合併発表と空の自由化で欧米の航空大手が揺れている

 燃料費の高騰、競争激化、低い利益率――逆風吹き荒れる航空業界でついに4月14日、大合併が発表された。だが、それは今後加速するさらなる再編の予兆にすぎないかもしれない。ユナイテッド、コンチネンタル、アリタリア……激変する業界の未来を読み解く

 アメリカの航空業界に突風が吹き荒れている。世界最大手のアメリカン航空は旅客機の点検を怠っていたとして、再点 検のため4月8日から1週間で3000便もの欠航を出した。4月14日には、世界3位のデルタ航空と6位のノースウエスト航空が合併に合意。実現すれば、 アメリカンを抜いて世界最大の航空会社になる。

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 まさに生き残りをかけた合併が続きそうです。運航コストがそのまま収益につながる訳です。
 ここ3ヶ月くらいでアメリカの航空会社、香港の格安航空会社など次々と倒産したり運航停止になっていますが、Low-Cost Operationによる経営の根幹である、石油が安いという根底が覆されたせいでもあります。



ここに1970年から2005年までの原油の値段と戦争のグラフを出しておきます。食料の値段と石油の値段は平行しませんが、やはりこれだけ急に物価が上 がると、少し心配してもいいでしょう。間違いなく「100円均一」とか「セール」といった文字は消えていくでしょうね。それは新しいフェーズに入った証拠 でもあります。

 

 病院経営にとっては・・・物価高は良い影響などなく、悪影響でしょう。しかも診療報酬が伸びない中でですから。航空会社だけでなく、病院も再編の時代に、間違いなく入っています。

ぽち   なかのひと


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新たな米格安航空が破産法を申請、最近で4社目

CNN日本版 2008/04/12

 米コロラド州デンバー――デンバーを拠点にする米格安のフロンティア航空は11日、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請した、と発表した。運航は継続する方針。

 

航空燃料費の高騰の他、債権企業との支払いに関する対立が主因としている。米航空界では最近、格安航空などの経営破たんが多発。ハワイのアロハ航空が先月 30日、旅客便の運航をすべて中止している。競争激化など経営が悪化、同20日に米連邦破産法11条の適用を申請していた。

 

米中西部に拠点がある格安のATA航空も4月3日、11条の適用を裁判所に申請、同日夕に全便を停止した。さらに米オハイオ州を拠点にする 格安航空、スカイバス・エアラインズは4日、旅客運送業務を5日から停止すると発表している。航空燃料費の上昇や米景気の低迷を踏まえた措置との声明を出 していた。

 

フロンティア航空は1994年に創業。1日当たり約350便を運航し、従業員は約6千人。

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香港の格安航空会社が経営破綻
FujiSankei Business i. 2008/4/10

香港の格安航空会社オアシス・ホンコン・エアラインズ(甘泉香港航空)は9日、事業を停止すると発表した。国際原油価格の高騰による燃料費の値上がりが響 き、経営が破綻(はたん)したとみられる。オアシスは2006年10月に開業。香港-ロンドン、香港-バンクーバー(カナダ)の2路線を運航していたが、 この日からすべてのフライトを取りやめた。一部の香港メディアは、累積損失が10億香港ドル(約130億円)に達していたと報じている。

同航空の従業員は約700人で、ボーイング747型旅客機=写真(ロイター)=を4機保有。身売り先を探しており、米国の著名投資家ジョージ・ソロス氏が出資する中国海南航空が買収を検討しているとの観測もある。(香港 時事)

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格安航空会社が破産 燃料費高騰などで

usfl.com 2008/04/03

 格安航空会社「ATAエアラインズ」は3日、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請、全便の運航を停止したと発表した。

 同社はインディアナ州インディアナポリスを本拠とし、メディアによると毎日50便程度を運航。最近の原油高を背景にした燃料費高騰で経営が悪化していた上、軍関連のチャーター便契約を失ったことで打撃を受けた。

 航空業界では燃料費の値上がりで各社とも経営が圧迫され、3月にはハワイを中心に運航していたアロハ航空も破産に追い込まれている。(共同)

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医療費は人的資本への投資だ☆

SkyTeam / 2008.04.23 08:45 / 推薦数 : 4

 先日は最高学府の大学教授でありながら、現場をまったく無視した医師の数や病院設備の抑制も医療費削減の一法となりうるという、ちょっとありえないご意見を掲載させていただきました。

 

 彼より、まだ在野のエコノミストの方が、優れた分析をします。「医療」を福祉という側面だけで見切ると見誤ります。もちろん、都市部を中心に病院の機能の集約化、人的資源の再分配は必要でしょうが、全体的に不足している状況です。これを何も考えずに一気に行えば、患者さんや地域住民にとり大いに迷惑となります。

 

 そういう意味で、医療費を「損失」と見るのではなく、「投資」として見てくださる、エコノミストの方がはるかにいい感じがしました。 それにしても・・・東大教授の質も落ちましたかな?

ぽち   なかのひと

 

 

Diamond Online 山崎元のマネー経済の歩き方

人的資本への投資としての医療費

  2008年04月22日 山崎 元(経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員)

 

 最近「医療の崩壊」という言葉をメディアでよく見る。特に地方では、救急医や産婦人科医をはじめとして、圧倒的な医師不足である。一方、日本では高齢化が急速に進んでいることもあり、国民の医療サービスに対する需要は増えているだろうし、切実なはずだ。

 ヨーロッパを中心とするOECD諸国の人口1000人に対する医師数がおおむね3人程度なのに対して、日本は2人程度であり、しかも、この数はフ ルタイムで医療に従事していない医師も含む、内容的に空洞化したもののようだ。ところが、財政再建のためには医療・社会保障への公的支出の抑制が必要であ ると、経済財政諮問会議などで強調されている。この状況をどう考えたらいいのだろうか。

 根本的には、医療費を単純にコストとだけ考えることへの疑問がある。医療サービスの適切な利用によって体調が改善すると、個人はより生産性を高め て働くことができるだろう。この面で、医療費は単なるコストではなくて、個人の経済価値を高める人的資本への投資でもある。政策を考えるに際しては、この 点を考慮する必要がある。消費を行なうに当たっても、健康なほうがいいから、医療サービス自体の雇用創出効果のほかに(高度化する医療にあっては多くの人 手が必要だ)、医療産業の景気拡大効果は小さくないはずだ。

 おおまかな直観として、日本では、医療サービスへの需要と供給を共に増やすべきであって、医療費の抑制を強調することは逆効果ではなかろうか。

 日本の医療費はGDPのざっと8%程度だが、15%を超えるアメリカは別格としても、共に10%を超えるフランス、ドイツなどと比較しても大きくない。高齢化の進行なども考えると、医療費はむしろ抑え過ぎだろう。

 ちなみに、アメリカでは民間の医療保険が中心だが、民間保険会社のメディカル・ロス(保険料に占める医療費支払いの割合)は75%程度といわれて おり、これは公的な健康保険と比較して遥かに小さい。つまりそのぶん多く保険料が支払われているのであり、保険会社の介在によって、医療費が大きくふくら んでいるようだ。

 一つの大きな心配は、日本の医療コストの支払い構造がアメリカ化することだ。アメリカの保険会社に限らないが、医療ニーズの拡大に逆行する、公的 な医療費支出の抑制は、必然的に民間の医療保険の市場をつくり出すことになる。陰謀とまではいうまいが、世界の保険会社が、日本の医療保険を狙わないはず がない。アメリカの保険分野における、時には規制強化(日本の生命保険会社の医療保険参入を遅らせた)、時には規制緩和といった要求の執拗さを思うと、こ の心配は現実味を帯びる。

 では、個人の立場ではどうしたらいいのだろうか。

 将来の医療費が心配だからといって、民間の医療保険に加入するのはやめておくほうがいい。日本では、個々の保険の情報(特に付加保険料)の開示が 不足しており、これ自体が消費者保護上大きな問題だが、日本の医療保険商品のメディカル・ロスは、伝聞から推測するに、50%を大きく下回る数字のよう だ。つまり、保険を通じて医療費を払うことは、著しく損なのだ。また、健康保険の高額療養費制度(月数万円以上の一定額を超える医療費を還付してくれる制 度)を考えると、民間の医療保険を利用する意義は乏しい。

 われわれは、医療と健康保険制度の崩壊を警戒するとともに、保険料を節約して、医療費を含む将来の支出に備えるべきだろう。

 

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 今日の参議院の議会での答弁を見ていても、お役人さんに日医は上手に丸め込まれようとしているようです。

 

 文字通り「厚労省の調査権と処分権の両方の権限強化・肥大化だけ」です。

 

 医療事故再発防止のために、急げーって駆け込む必要はありません。きちんとした制度を考えないと、あとでいじり回して現場が混乱するのは後期高齢者医療制度の騒ぎを見れば、間違いないです。

 お役所は「その場しのぎ」です。あとで責任を取る気もなければ、「権力」強化をもくろむばかり。厚生労働省のお役所仕事ぶりには閉口してしまいます。

 だいたい、厚生労働省といえば、薬害事件で「再発防止」とかいいながら資料を隠匿する、出向先の社保庁ではグリーンピアをはじめとして無駄遣いしまくり・・・国民の期待に応えてほしいものです。

 

↓僻地の産科医先生Good  Job!!

日医は厚労省にだまされている! 覚書は存在しない ―第三次試案をめぐって―

 

2008年4月22日発行
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Medical Research Information Center (MRIC) メルマガ 臨時 vol 49

~ 診療側も患者側も第三次試案に騙されている ~


聞き手:ロハス・メディカル発行人 川口恭
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――診療関連死の死因調査機関を設立するという厚生労働省のいわゆる第三次試案をどのように見ますか。

第三者機関の設立というのは、横浜市立大学病院の取り違えとか都立広尾病院事件とか、特に福島県立大野病院事件がエポックだったけれど、そうした具体的事案に基づいて動き出したにもかかわらず、第三次試案では現在と何も変わらない。大野病院事件のように医療機関が届出の必要がないと判断した事故でも、後に医師個人が届け出義務違反で逮捕されるという事案の発生を防げない。

もし大野病院事件が有罪だったら勤務医を辞めるというようなことを多くの人から聞いている。診療現場の願いは警察・検察による介入を制限することだが、第三者機関ができればそうなるかのように誤って伝えられている。今回、刑法や刑事訴訟法には全く変更が加えられない。現状は自然死以外、必ず警察が関与する仕組みになっている。その介入は止められない。だから、言葉は悪いが騙されていると思う。

逆に自然死であれば、警察・検察は介入しない。自然死か否かの判断をできるのは死亡診断書を書ける医師か歯科医師だけ。その死亡診断書に客観性を持たせるための制度であれば、患者・遺族の納得を得ることもできるだろう。今回は、そのように制度設計すべきだった。

刑事処分につながる道が残される以上、真相究明・再発防止との整合性もない。ちょうど11日に日航機どうしのニアミスで管制官に逆転有罪判決が出た。あれはヒヤリハット報告事例だ。刑事有罪になると、より大きな事故を防ぐためにあるヒヤリハット報告が全く機能しなくなる危険性もある。

第三者試案の不備を挙げるとキリがないけれど、たとえば死亡に至らない多くの有害事象があるのに、重い障害が残った場合でも調査対象にならないのでは、患者・遺族の不満は解消されないし、警察の介入も防げない。

もっと大事なのは、医療者と患者家族との間にある情報の非対称性を埋めないと双方の満足が得られないこと。情報開示と相互理解を助けてくれる仲介者が必要だ。そうした点への目配りもない。 日常的な診療の段階から双方が納得するには、委員会に届け出た後は当事者である遺族には意見を述べる機会すらない。

第三者機関ができることによって、現場の労働環境がさらに悪化することも懸念される。モデル事業では集中的に検討を進めても報告まで7カ月かかっている。年に2000~3000件になったら、その調査にあたる人間をどこから出せばよいのか。ただでさえ医師不足なのに、実際問題として大変なことになる。

それから、これから在宅看取りが増えようとしている。突然の思いがけない死は当然ありうる。在宅の場合、自然死か否かの判断は医師個人の決定に委ねられるのでその解決策にもなっていない。結局は大きな病院・特定機能病院の勤務医の負担のみが重くなる。患者や遺族、医療者にとってメリットはない。

――患者被害者からは、形はどうであれ早く第三者機関を作れという声も出ています。

民主党のプロジェクトチームでも患者遺族からヒアリングをした。彼らが怒っているのは、医療機関に嘘をつかれたことや事実を隠されたこと。しかし大きな病院では既に、広尾病院事件などの教訓を生かし自助努力を重ねてきて、逃げない・隠さない・ごまかさないが、ほぼ共通認識になっている。その過去の話を掘り返している感じがある。自然死か否かで嘘をついたら罰せられるような仕組みを作れば解決する。診断書を書く前にインフォームドコンセントするようにしても構わないのかもしれない。

ひるがえって第三次試案が患者遺族の願いに即しているかといえば、遺族側の意見を聞くというのも入口だけに過ぎず、医療側との軋轢の解消には何も役に立たない。彼らの問題意識は何も解決されないはず。彼らもまた医療者たちと逆の方向に拡大解釈しているか、騙されている。できてしまってから、こんなはずではなかったと思うのだろう。

結局、第三者機関ができた後に残るのは、既に健康保険法や医療法等で存在する厚労省の調査権と処分権の両方の権限強化・肥大化だけだ。
 
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ロハス・メディカル発行人 川口恭
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MRIC(エムリック)田中
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