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Doctors Blog

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 九州に知り合いの先生がいます。麻酔科でちょっと前までは東京に学会と称して、飛行機でやってきては元気に夜遊びをしていたのですが。

 

 最近は消息不明。お見かけしません。さてはと思い昼休みにふと、携帯メールしてみました。

 

 元気ですか?

 

>公立病院の勤務で死にそうー

 

 ありゃ、大変です。大学病院の麻酔科から、どうやら外の病院に派遣になってしまったようです。だいじょうぶ?って聞いたら・・・

 

>安倍さんのように放り出せれば簡単なんだけどねー
>下の学年の子が先に辞めるって言ったもんだから

 

 どうやら逃げ遅れたようです。かわいそうですが、九州の麻酔科医師の過酷さは良く存じ上げません。

 

 ちなみに、自分は・・・勤続15年の第二部長が開業なることがわかっていましたから、半年以上かけて、医局長に後任の人事もお願いして、欠員が生じないようにして、第二部長が退職された3ヵ月後に、医長二人して辞めしました。

 

 逃亡という非常手段は時として「悲喜こもごも」な結果となる場合もあります。最後の一人になった場合、その医師がいきなり辞められると病院が「むじんくん」になってしまいます、そうならぬためにもご利用は計画的に・・・というのがヒントです。

 

 もちろん、逃げ遅れた友人には、とりあえず「がんばって」と声援を送っておきました。

 

 さて彼に、見えるのはいつのことでしょうか?汗ぽち 

  なかのひと

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都内で妊婦搬送先探しに3時間 5日後に死産 

. 産経新聞2007/09/27

 昨年11月、切迫早産で新生児集中治療室(NICU)のある病院への搬送が必要とされた東京都荒川区内に住む妊婦(37)が都内十数カ所の病院から受け入れを拒否され、3時間以上にわたって搬送先の病院を探し回っていたことが27日、分かった。同日の都議会一般質問で、共産党の小竹ひろ子都議が明らかにしたもので、妊婦は川崎市内の病院に搬送されたが、5日後に死産した。

 産婦人科医不足が指摘される地方だけでなく、大都市部でも妊婦の搬送先の確保が困難な状態が浮き彫りになった。

 妊婦は昨年11月29日午前、荒川区の産婦人科医院の医師から妊娠22週目の切迫早産との診断を受けた。切迫早産の場合、NICUのある病院に搬送する必要があるため、医師は該当病院を探した。

 ところが、都内十数カ所の病院から満床を理由に断られ、3時間以上の間、妊婦の搬送先が決まらない状態が続いたという。結局、妊婦はその日の午後、医師の知り合いがいる川崎市内の病院へ搬送され処置を受けたが、5日後に死産した。

 妊婦の救急搬送をめぐっては、昨年10月、奈良県の町立病院で分娩(ぶんべん)中だった女性が脳内出血で意識不明となり、19病院に受け入れを拒否された末、転送先の病院で男児を出産後に死亡したケースがある。

 都内の産婦人科医数は平成6年には1629人だったが、16年には1424人と約205人減少するなど、医療関係者の間では産科医養成が喫緊の課題に上っている。都では「搬送が遅れたことと死産との因果関係はないが、今回の事態を受けて抜本的な対応を進めていきたい」としている。

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 さすがに「お得意技」の「たらい回し報道」はおやめになったようで。当たり前ですが、満員なのに引き受けろというのは「すでに引き受けている誰かが追い出される・・・」ことを意味します。産経新聞の場合、「分娩室にいる妊婦さん」や「麻酔がかかっている手術中の妊婦さん」を追い出してまで、引き受けよと言うのであろうか?

 

 この状況を作り出したのは、厚生労働省です、最終責任はそちらで手配してください。東京の産科医めがけて周辺の自治体からおしよせる「妊婦さん」。周産期医療センターでないところに・・・ってのは乱暴なお話です。

 ついでに…下のような記事も「もうひとつ」だと思います。

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神戸大病院に「美容外科」 国立初、シワ除去や脂肪吸引 

産経新聞2007/09/27

 神戸大病院(神戸市中央区)は27日、新たな診療科となる「美容外科」を10月1日に設置すると発表した。同病院によると、国立大学付属病院が独立した専用外来施設を持つ美容外科を設置するのは初めて。

 新設の美容外科は、既存の形成外科の医師数人と、看護師、エステティシャン各1人を置き、外来初診を週3日受け付ける。しわやたるみの除去、脂肪吸引、レーザー治療などを利用したアンチエイジング(抗加齢)を施す。完全予約制で費用はすべて保険診療外。

 美容外科設置をめぐっては、大学理事会でも「国立大付属病院に必要か」という指摘もあったという。春日雅人病院長は「アンチエイジングの一環で、患者本人の満足を医療として科学に基づき手助けすると説明した」としている。

 新診療科開設に取り組んだ田原真也教授(形成外科長)は「美容外科は、診療技術に対する客観審査もなく、一部に質の悪い診療もある」と指摘。「社会には美容整形に対する偏見もあるが、大学に診療科ができることで啓発ができるのではないか」と期待している。

(2007/09/27 15:27)

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 こういう記事を読むと、大学がやるなら「安心」というイメージが出てしまう、どうしてこういう「美容形成」のような医療に手を染めるか?とか、ブームはいいが、本当に安全なのか?という着眼点はなし。

Think twice before liposuction

 より

>Experts estimate risk of death from liposuction 

to be 20 in every 100,000 cases which is higher

 than the U.S. death rate from motor vehicle crashes.

 にはきちんと、専門家の算出では、脂肪吸引は自動車事故よりも高い死亡率だと書いてある。そういう視点はない>この記事。ちなみにアメリカでも死ぬんですよ・・・余計な手術や処置のおかげで。それをさも「美しく」なるために・・・と騒ぎ立てるのはいかがなものかと。

 

 そして、国立大学がすごい窮状にあることを新聞記者は知らないのではないでしょうか?。「白い巨塔から白い廃墟へ」厳しい大学病院の事情を知っていたら、もう少し違う書き方になったかもしれませんけどね。

 さて、「【主張】妊婦たらい回し また義務忘れた医師たち 」でさんざん奈良県の産科医をこき下ろした頃よりは、幾分かマシには思いますが、「取材力不足」はいかがかと思う。「新聞記者もプロ」なのだから、間違ったときはちゃんと訂正してほしい。そして底の浅い取材に基づく記事で金を稼ぐのはやめていただきたい。

 読者としては世間をミスリードする、おかしなマスコミの報道は考え直してほしいのだが。ちゃんとよく見てほしい。そして、その上で「病院」や「医療」のことを書いてほしい。ぽち 

  なかのひと

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