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Doctors Blog

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[補助金行政と医師不足]

SkyTeam / 2007.08.25 11:00 / 推薦数 : 6
 徳島県っていうと、国会で「医師が余っている」と柳沢厚生労働大臣が名前を挙げた県だったと思いますが、やはり足りないのです。
 しかもこの徳島日赤病院「医師の交代制」でモデル扱いされているんですが、それでも医師不足・・・どーなっていくんでしょうか。来年の4月からの補助金は確かにありがたいですが、医師が足りない病院にとって、お金よりも「人」を何とか・・・というところですね
 僕は理念として「お金を出してやるからがんばりなさい」というのは、自助努力ぽいのですが、実際には役所が原因を作っておいて、ハードルを乗り越えられない病院は閉院に追い込み、さらに残った病院への補助金はある程度のところで「補助金打ち切り」というのは、美しくないと思います。
 国としてやるべきことは、医療従事者の勤務体制が、とても「労働基準法」が守られていない、労働者として非常にひどいという基本的認識をすることからはじめて欲しいです。
 やはり本田先生などの医療関係者の訴え、「もっと医師を増やして」という声を聞くべきで、「金を渡すから黙っておれ」というやり方は、コメの自由化を前に稲作農家に減反補助金を与えた、農林水産省と同じような対策のような感じに思えました(そんな風に思ったら失礼かもしれませんが)。ぽち 

  なかのひと

 

日赤病院で医師不足 全国614人、徳島は6人  

徳島新聞 2007/08/25 10:32
 日本赤十字社(東京)が全国で運営する九十二病院のうち、八割強の七十六病院で計六百十四人の医師が不足していることが同社の調査で分かった。小松島市小松島町の徳島赤十字病院では、二十一診療科のうち四診療科で六人が不足しており、現場で常勤の医師らが大きな負担を強いられている。徳島赤十字病院は地域医療の中核を担う施設だけに、早期解消が求められている。

 徳島赤十字病院によると、本年度当初、精神科や呼吸器科など四診療科で医師が昨年度に比べて一人ずつ減少。徳島大学病院に医師が戻ったのが主な理由だが、これに伴い精神科は常勤の医師がいなくなり、非常勤の医師が対応している。また、もともと五人体制だった呼吸器科は七月までにさらに二人が退職し、現在医師は二人になっている。

 徳島赤十字病院は規模が大きいため、重症患者が多い上、時間外救急が一日平均百件余りにも上るなど、医師減による負担が重い。医師不足が全国で問題化している小児科についても、同病院では一人減って七人。小児救急を備えているため、親子が昼夜を問わず訪れ、二十四時間体制を維持するのがやっとという状況。

 対策として、逢坂公弘事務部長は「研修制度を活用しながら、魅力ある病院づくりに努めたい」と話す。毎年、十人程度採用している研修生に病院に残ってもらうよう要請しており、現在は七、八人が病院を移らず研修を続けている。

 日本赤十字社が実施した調査では、昨年四月に比べ、全国で不足病院数は十四病院、不足医師数は百七十七人それぞれ増えており、深刻な状況になっている。

 診療科別では、内科系が百九十一人(昨年百四十九人)と最も不足。次いで産婦人科系六十二人(同五十二人)、小児科計五十人(同四十二人)、麻酔科四十三人(同三十二人)と続く。

 医師不足の病院の割合は、地域別では中国・四国が92・3%と高く、次いで北海道、中部が90%。医師不足となった理由(複数回答)としては「(医師が)大学に戻った後補充困難」「他病院に行った後補充困難」「大学医局の人材不足」など、大学医局人事と関係する回答が目立った。
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医師の時短に補助金

交代制や柔軟勤務 国が病院支援

2007/08/24 読売新聞

 

 過酷な労働環境に置かれた勤務医の負担を減らすため、厚生労働省は、交代制や変則勤務の導入など医師の勤務時間を短くする工夫をした病院を支援する制度を設ける方針を決めた。

 補助金交付のほか、将来的には診療報酬で優遇することも視野に入れている。特に、夜間救急の多い小児科や産科では、医師の長時間労働が常態化し、過労死や医療ミスにもつながっているとの指摘もある。同省では、新制度により、医師の病院離れや医療事故を予防する効果も狙っている。

 来年度、各都道府県2か所程度の病院を選んでモデル事業をスタートさせる。各病院では、昼と夜の交代制勤務のほか、子育て中で都合のいい時間帯だけ働ける医師や夜間だけ働ける医師など非常勤医師も組み合わせる変則勤務の導入などにより、勤務時間短縮に知恵を絞ってもらう。これに必要な経費は、国、都道府県、病院で3分の1ずつ負担する予定で、同省は国負担分として来年度の概算要求に約4億2000万円を盛り込む方針だ。

 同省は、モデル事業の結果を分析し、具体的な制度のあり方を検討。制度の運用が本格化した後は、工夫をしている病院に診療報酬を手厚くするよう改定することも検討する。

 同省によると、医師の勤務時間を短縮した先進例としては、2002年4月から交代制勤務を導入した「徳島赤十字病院(徳島県小松島市)がある。同病院の小児科では従来、医師4人が平日の日勤をこなしたうえ、夜間の緊急対応のための自宅待機、土日出勤を交代で担当していた。しかし、この体制では、宿直勤務や夜間の緊急対応があった場合、連続36時間勤務となるほか、休日も月3~4日程度しか取れなかった。

 そこで、常勤を3人、非常勤を1人増やして、朝から夕方までの日勤約8時間、夕方から朝までの夜勤16時間の完全2交代制を導入。勤務はどんなに長くても1日16時間に減り、週休2日が可能になった。

 小児救急医療拠点病院として24時間の診療体制も確立され、受診患者数は2倍程度に増加している。

[解説]見過ごせぬ過酷な実態

 厚労省が、個々の病院で配慮すべき医師の勤務体制にまで踏み込むのは、勤務医の過重労働が、国としても見過ごせないレベルに達しているからだ。

 今年2月、北海道労働局が時間外勤務が月100時間を超えていた男性小児科医(当時31歳)の突然死を労災認定した例など、勤務医の過重労働による死は枚挙にいとまがない。日本医療労働組合連合会の調査でも、1か月間休みなしの勤務医が3割近くいることが判明。病院から医師が逃げ出した結果、診療科が閉鎖され、地域医療が成り立たない事態も相次いでいる。

 新制度にしても、そもそも増員分の医師をどこから確保するのか――など実現のために検討すべき課題は多いが、今、何か手を打たなければ事態の悪化は免れない。疲れ切った医師が治療に当たり、不利益を被るのは患者だ。医師の心身の健康を守るために、国を挙げて取り組む時が来ている。(社会部 岩永直子)

2007年8月24日  読売新聞)

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