日本経済新聞2007/06/24
医療機関が掲げる診療科名を分かりやすく整理するため、アレルギー科やリウマチ科などを名乗れなくする厚生労働省の方針に、患者らの反発が広がっている。「専門医を見付けにくくなる」「多くの科を渡り歩くことになる」などの声が上がり、署名活動を始めた患者会も。同省は「学会や患者の意見を聞きながら、慎重に議論したい」としている。
同省は5月、現在38科ある診療科を基本的な26科に整理することを医道審議会の診療科名標榜(ひょうぼう)部会に提案。医師1人が標榜できる科を2つに限定し、「アレルギー」「腰痛」など得意分野を併記できる制度にすることで「医師の専門性が明確になり、医療機関を選びやすくなる」と強調する。(19:00)
日刊薬業2007/06/23
標榜診療科の表記見直しをめぐり厚生労働省は20日の日本医学会臨床部会で、基本領域と補足的な専門領域(サブスペシャルティー)に分類する当初案を修正し、内科系、外科系など3分類に区分する考えを示した。基本領域から漏れた学会に配慮を求める医道審議会診療科名標榜部会での議論や、患者団体からの要望などを反映させた内容だが、なお調整の余地を残している。また、総合科の新設の議論とは切り離される見通しだ。
厚労省の当初案では、医療機関が標榜できる現行33の診療科(医科)を、内科、外科、小児科など基本的な領域に属する20診療科に絞り込む。基本領域から漏れた診療科は、サブスペシャルティーに属し、基本領域の後に補足して表記する形に改める。ただ、基本領域が優位に立つ印象を与えるほか、患者にとって分かりにくくなるとの指摘もあり、関係学会は厚労省に慎重な対応を求めている。
学会関係者によると、厚労省は、「内科系」「外科系」「その他」の並列的な3分類に修正する考えを同日の日本医学会臨床部会に提示し、大筋で了承された。外科、内科にまたがる診療科を患者に分かりやすく伝えるため、例えば循環器外科なら外科系、循環器内科なら内科系と、分けて表記することも検討する。「その他」には、アレルギー科などが属するとみられる。
標榜診療科の表記見直しに合わせて議論が進んでいた総合科の新設については、いったん棚上げし、再度仕切り直して検討することが濃厚。当初案では、麻酔科と並んで総合科の標榜にも厚生労働大臣の認可が必要としていたが、日本医師会などは国の関与は必要ないと主張、調整が難航している。このため、厚労省はまずは標榜診療科の見直し部分について合意を得るのが先決との判断に傾いた。
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この問題は、厚生労働省が専門医制度を軽んじているのではないかと思います。
結局、政府側としては「総合科」を作って、なるべく医療費の安いシステムつくりを考えているのが目に見えます。また、専門医がどこの科でも充足していないのに(そもそも医師の総数が足りないんだ)、総合科を作ったりしても、器だけになりそうな気配が濃厚です。
現時点では、総合科の定義や、受け持ちエリアの明確化がなされていないし、大病院への受診抑制の道具のひとつにするための政策じゃないだろうかという疑問が残ります。またひとつ生暖かく見守るべき動きです。というか、総合診療部でうまくいっている大学ってどれくらいあるんだろう?
首都圏の某大学の総合診療部では、活動性結核を外来で喀痰検査だけオーダーして、そのまま一ヶ月診ていたというのが実情らしいですよ。ぽち→
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外科です。胃癌の手術は「得意」です。だから
それ以外の患者さんは来ないでください、とか??
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