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Doctors Blog

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医師派遣の必要条件

SkyTeam / 2007.06.12 08:35 / 推薦数 : 12

過去半年に休診が要件 国が医師派遣で新制度

東京新聞 2007年6月11日 21時10分

 厚生労働省は11日、政府、与党が乗り出した医師不足対策の一環として、医師派遣の具体的なルールを盛り込んだ新たな制度「緊急臨時的医師派遣システム」を決めた。

 医師派遣を要請できる病院の要件は「過去6カ月以内に休診に追い込まれた診療科がある」などで、人材は全国規模の病院グループに提供を求めたり、医療機関の退職者から公募したりして集める。12日以降、新制度に基づいて都道府県から派遣要請を受け付ける。

 医師派遣先の要件は(1)2次医療圏内の中核病院(2)過去6カ月以内に休診に追い込まれた診療科がある(3)大学に派遣を依頼しても医師を確保できない-など。

 これらの要件について都道府県が検討し、派遣が必要と判断した場合に厚労省に要請。同省などがあらためて必要性や優先順位を検討する。

(共同)
--------------------

 

 まぁ、条件としてはそれほど多くはないけど、2次医療圏の中核病院以外は放置ということですか。そうじゃない村立や町立病院のレベルには、対応しないというがごとし。

 

 気の毒な地方自治体が増えそうです。こうなると、病院の売却じゃなくて、「閉鎖」や「診療所へスケールダウン」が必至です。やれやれ、要は小泉さんと同じで自助努力(という名の放置プレイ)ですね。ぽち→ 

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DPC病院の生き残り競争始まる

SkyTeam / 2007.06.12 08:30 / 推薦数 : 4
 週末の夜はこんな具合([週末の過ごし方]デカづくしの夜)ですが、実は先週の土曜日はちょっと勉強会に参加させてもらいました。題して「DPC後の病院経営と臨床試験」。あんまり興味なかったらすみません、またDPCなんて毎日やってるよ~って先生はスルーして大丈夫です…たぶん。
 でも、そういえば、大学病院で働いている友人は「DPCの方が楽だよ…でも、点数なんか関係ないから自由に抗生剤とか選んでる」ってたけど、そんなんで、いいのかな?って思ったりもしました…汗。

 

 講演されたのはグローバルヘルス財団のアキよしかわ理事長。彼の名前を知っているのでしたら、DPCの勉強会などに出席された方でしょうか。
 アメリカでスタンフォード大学に在籍しておられた時から、医療政策を学問の立場から、アメリカ政府にまざまな形で助言したりしている先生です。
 講演は約1時間でしたが、とても内容は濃いものでした。今回は、主にDPCについて。アメリカの医療制度から遅れること20年で、日本でも病院の診療費用は出来高払いから、DPC(Diagnosis Procedure Combinationによる包括的診療報酬制度)へと、平成15年より特定機能病院、大学病院を中心として導入され、現在350-400病院が採用しています。
 今後、厚生労働省は急性期病院を中心として1000病院まで増やすことを方針としています。全国にある病院はおよそ1万弱ですが、この急性期病院はちょうど病床数でいうと2~3割を占めることになります。

 

  アメリカではDRGという制度ですが、日本のシステムとは違っているようです。
 この制度の導入により、DPCによる医療機関同士の戦いに突入したことを教えてもらいました。結局、国がDPCを音頭とりをしたのは、全国のDPC病院同士で在院日数削減&医療費削減競争の渦の中へ入れることでした。

 

 結局、北海道から沖縄まで全部の病院が在院日数が短いほど売り上げが伸びる(トップ25%は15%診療報酬加算、平均以下はディスカウントされる)仕組みを導入し、結果として、生き残りをかけて「残院日数削減」に努力し、全国のランキングの中でどの位置にいるかが、病院の命運を握られたも同然です。
 DPCをご存知ない方に念のために、包括に入らない出来高払いとなる項目として「手術料、麻酔料、心臓カテーテル検査[材料、造影剤は全て包括]、1000点以上の処置、内視鏡検査、検体採取・診断穿刺など」が入ります、残りの[投薬、注射、画像診断、検査[内視鏡や心臓カテーテル検査はのぞく]は全て、マルメです。

 

 結果として、DPCを採用した病院では、造影剤が先発品だったのがわずか1~2年で99%が後発品になったり、抗生剤の予防的投与は、手術室で行うのみになったり…ということが相次いだそうです(手術室での注射は、出来高払いになります)。

 結果として出来高に占める注射薬などが無駄だという形で、削られることになり、薬価だけで年間1億円くらいは削減が可能になったという話でした。
 この他、眼科の白内障手術や肺炎で使用する抗生剤の一覧が一気に行えたり、データを解析すれば、出来高払いに比べて利潤がどれだけ変化したかなど、DPCのデータを用いれば、たちどころにわかるシステムの利用方法や活用事例の紹介でしたが、このシステムはすでに150病院くらいで導入されているそうです。

 

 DPCデータを元にすれば、クリニカルパスなどの解析を行うことで、手順や投薬内容(心筋梗塞の後にベータ遮断薬が処方されているか)や担当科ごとに異なるクリニカルパスの統一を図ったり、治療内容にも助言がなされたりしているようです。
 そして、このようなデータを用いると明確になるのは、去年の春の改定でへい3.6%の減額などよりもはるかに大きなインパクトがあったことが紹介されていました。

 

 去年の春、DPCの肺炎の単価を小児と成人で統一したところ、高齢者ばかりみていた病院は12%も売り上げが低下し、小児科の患者さんが多い病院は単価が上昇したという話です。
 今後、診療報酬を上げてほしいという病院団体にとって、病院ごとに設けられた係数の撤廃も含め、ちょっとした診療単価やコードの改変で、努力が水の泡になったりという危険性をはらんでいると思いました。

 

 ちなみにアメリカでは疾患別に1入院ごとに支払い金額が異なるという背景もあるため、ICUなどを早期に退室し、退院させる、入院期間が短縮され、ベッドの回転率が上がったたりしたのもあり、大規模病院でもベッド数が半分以下になるなどの激変があったそうです。
 今後、日本でも、治療だけを集中して行い、紹介先の後方病院を確保した病院がさらに短縮化を進めるため、人材の確保(医師や看護師がいないと短縮化は難しいですね)などで、厳しい戦いになると思います。

 

 自分が研修を受けた病院では「DPC」へ移行するということでしたが、必ず、このような戦いに巻き込まれるでしょうが、自分の頃に比べると、医師数は1.5倍になっています。病院の体力差が今後、生き残りを決めるというのが明確になってきたなと思いました。
 アキよしかわ先生がお話されていて印象に残ったのは、DPCを形だけ導入しても、データを活用して戦略的に取り組まないと経営は改善しない、またこういった数字の解析に強い専任の人がまだ日本にはいないから、今後、そういう人がますます求められるだろうということでした。個人的には、もう元の出来高払いの幸せな時代へは戻らないと考えるのが妥当でしょう。ぽち→ 

 

 なお、本来のテーマである、臨床試験との関連では、リンクにあるように、DPC病院では、どんな患者さんがデータさえ参照すれば、どれくらいの患者さんが治験に参加されるかを予想できますし、また1人も治験に登録されな施設にも依頼したためにお金を払う従来のやり方よりも、治験を受けたい患者さんと治験を行いたい企業とのマッチングシステムが構築できるのではないか?ということでした。 

 

DPCデータを活用し治験マッチングを支援‐GHCとMPI
http://www.yakuji.co.jp/entry2016.html
 
↓グローバルヘルス財団 
http://www.ghc-j.com/index.html
↓日本法人の代表のブログです
http://www.ghc-j.com/blog/index.html
↓参考資料(わかりやすいです)

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