東京新聞 2007年6月2日 朝刊
「消えた年金」問題で社会保険庁に批判が集まる中、歴代の同庁長官が退官後、関係する公益法人などを渡り歩き、高額の給与や退職金を得てきた実態が、一日の衆院内閣委員会の質疑で明らかになった。三億円近く受け取ったケースもあるという。
質問に立った民主党の細野豪志氏によると、高収入を得ていたのは一九八五年から一年弱、社保庁長官を務めた元厚生省(現厚生労働省)官僚の正木馨氏。長官をやめた後、全国社会保険協会連合会、社会保険診療報酬支払基金など五法人を渡り歩いて理事長などを歴任し、二億九千万円以上の収入を得たという。
これとは別に、細野氏が厚労省から入手した資料によると、正木氏の後任十人も全員、退官後に公益法人などに天下り、現在も何らかの役職(非常勤含む)を務めている。このうち退官してからの期間が比較的長い六人は、二ないし三の法人を渡り歩いていた。
細野氏は本紙の取材に、これらのケースも億単位の収入を得ている可能性があると指摘した上で「特に(国民から批判される)社保庁の長官に、恵まれた渡り先がたくさんあるのは国民に理解されない」と述べた。
内閣委では、細野氏が「歴代の天下りについてどう思うか」と追及したのに対し、安倍晋三首相は「(政府提出の)公務員制度改革関連法案で、天下りはできなくなっていく」などと述べただけだった。
先日[若手医師のキャリアアップ雑誌]でご紹介した、日経メディカル Cadetto第二号が手元に届きました。さすがに日経メディカル編集部、第2号もよくまとまっていると思いました。自分としては、医師としてキャリアを考えると、10年くらい経過して、35歳になると見えてくるものは確かにあります。
自分も、今は医局人事ではないところで動くことになったのもこの年に決断したことがきっかけです(その時にいろいろと同僚や上司には本当に相談にのってもらいました)。
医療技術の発達は日本だけではなく、世界で起きていることを考えれば、最新の医療についての知見をいかに臨床現場に導入し、フィードバックしていくかが確かに我々医療技術者に求められることだと思います。
タイトルは黒川清先生のお言葉です。日本にこもっているより、外国での研鑽を薦める、力強い文章でした。 lこの雑誌は無料ですが、お読みになるには日経BP社のサイトに登録が必要となります。ぽち→
『日経メディカルCadetto』第2号の目次
Cadetto Special●人生ゲーム Cadetto版~35歳までの4つの分かれ道~
Feature●苦いカルテ・幸せのカルテ~7人の先達に学ぶ臨床の醍醐味~
Findings●なんでもランキング~これがU35医師の“生態”だ!~
Message to U35 Doctors●黒川 清「外に出ろ。まず世界を知ることだ」
Column●
悲しい国、日本 ―― 南淵明宏(大和成和病院院長)
研修医を教え、育てるのは研修医 ―― 岡田 定(聖路加国際病院血液内科医長)
手続きでは解決しない延命中止 ―― 伊藤雅之(元・射水市民病院外科部長)
老婆は一日にしてならず ―― 田中まゆみ(聖路加国際病院内科副医長)
他業界で活躍する医師たち ―― 岡安裕正(マッキンゼー・アンド・カンパニー コンサルタント)
Clinical Lecture●
喘息治療のツボ
臨床医必見!臨床のスキルとマナー
動画で学ぶ 注射・穿刺
Cadetto世代の注目人●荒井裕樹さん「20代で青色LED裁判に携われた理由」
NMOダイジェスト
臨床研修病院ディレクトリ
真相がやはり語られる日が来ましたね。あの魔女狩りの日々を過ごされた当事者の先生の肉声を取材した日経メディカル編集部の仕事を評価したいです。ぽち→
医師、呼吸器外しで7人死亡――。2006年3月、そんな鮮烈な見出しで新聞各紙が報じた射水市民病院(富山県射水市)の“安楽死”事件。「医師による延命治療の中止は是か非か」という難問を社会に突きつけることになったこの事件は、報道から1年以上たった今でもしばしば議論の俎上(そじょう)に載せられる。しかし、事件の経緯の詳細はほとんど明らかになっていない。
当事者である元・射水市民病院外科部長の伊藤雅之氏は、現在、ほかの病院に嘱託医として勤務しているが、事件以来、警察からの事情聴取を受け、マスコミの取材攻勢にさらされ、一時は現場から遠ざけられるという苦汁を味わった。なぜ、このような事態に巻き込まれたのか。そのとき何を思ったのか。先日発表された厚生労働省の終末期医療のガイドラインに対して「危機感を感じている」と話す伊藤氏が、今、すべてを話す。(編集部)
《*全4回連載予定》
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