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日刊薬業2007/05/16
民間の大手34病院で組織するVHJ機構(理事長=亀田俊忠・医療法人鉄蕉会理事長)は来年4月から、医師の後期研修に「会員枠」を導入することを決めた。同機構に加盟する病院は臨床研修病院として人気の高い病院が多く、臨床研修を志望する多くの若手医師にとっては「狭き門」。
会員病院で初期研修を受けた医師ら若手の医師が別の会員病院で優先的に後期研修を受けられる特別枠を設けることで、会員病院間の人材交流を図り、「VHJ病院」全体として医療の質向上を図るのが狙いだ。
VHJ機構には手稲渓仁会病院、日鋼記念病院、竹田綜合病院、亀田総合病院、河北総合病院、聖隷浜松病院、倉敷中央病院、近森病院、飯塚病院、浦添総合病院などが加盟している。医師に人気の高い、いわゆる「マグネットホスピタル」の民間全国ネットワークともいえる。来年4月から、会員病院の医師はこうした人気病院の後期研修を優先的に受けられるようになる。
地域の医師不足が政治問題化する中で、後期研修に会員枠を設定する動きは、他病院から「医師の囲い込み」として批判を受けることも考えられる。同機構の曽我紘一専務理事は、「会員病院の医師の質の底上げを図ることが第一義の目的」と話し、会員枠はあくまで会員病院に所属する医師の研修希望を実現させ、各病院の総合力を高めることが目的と説明している。
会員枠を設ける来年4月以降の後期研修プログラムの作成・募集などについては、各会員病院の裁量に委ねる。研修期間は1年を基本単位とし、6カ月の短期の研修や、複数年にわたる長期の研修も認める。
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